こんにちは。コミュニケーションプロダクツ事業部(以下、CP)の伊藤です。

全研本社では、今年の1月から新しいクレドの運用が始まりました!
今回は、CPで行っているクレド共有の様子や事業部内で共感が集まったクレドについてご紹介させていただきます。

全研本社の新しいクレドとは

クレド(Credo)とは、ラテン語で「志」「信条」「約束」を意味する言葉で、企業がいうクレドは、「企業の信条」「社員の行動規範」を指します。
「組織の一員としてどうするべきか?」と迷ったとき、クレドに立ち返って考えることで、おのずと答えが見つかる…そんな心のよりどころになるものです。

全研本社では、2013年に10の項目からなるクレドが策定されましたが、策定当時から事業も社員数も増えているため、『現在の会社の気風と目指す方向に合った指針が必要』ということで2023年に新たなクレドを策定することになりました。

全研本社のクレドは、経営層からトップダウンで掲げられるものではなく、社員が意見を出し合って生み出す「全研本社社員の信条」であることが特徴です。
今回のクレドも、社員の中から抜擢された若手・中堅社員によって構成されている疑似役員会”ジュニアボード”メンバーの方々が立案くださり、その案に社員が投票することで決定されました。

新たなクレドは、以下14項目を掲げています。
詳細まで載せると長くなってしまうので、タイトルだけご紹介します。

CP事業部 クレド発表の流れ

CPでは、毎日の小朝礼の中で「今日このチームはこのクレドを意識しよう」というものを全員で確認すると共に、前日のクレドに関する振り返りの発表をしあっています。
(小朝礼は、事業部全体の朝礼を行ってから、リードチーム、オペレーションチーム、エンジニアチームの3人~8人ほどで構成する3つのグループに分かれて行うものです。)

発表は、その日の司会者が前日分のクレドを実践した内容を発表し、さらにグループの中からもう1人任意で指名。その人にも前日のクレドで意識して行なったことを発表してもらいます。その後に、担当者が当日分のクレドを読みあげ、チーム全員で唱和する流れです。


▲ クレド発表の様子

事業部内で多くの共感が集まったクレドは?

2023年1月から新しいクレドの運用が始まり、14個あるクレドを毎日1つずつ意識して業務にあたってきました。

そんな中、CPのみなさんはどのクレドに強い共感を持っているのかが気になったので、
「共感したクレド」のアンケートをとり、合わせてクレドを意識することで何か行動できたり、気づきを得られたことがあったかアンケートをとってみました!

得票1位

1番多かったのは同票で「諦めることを諦める」「お客様を想う」です。
このクレドを選んだ方からは、それぞれに次のような影響を受けたことをうかがうことができました。

諦めることを諦める

真剣に取り組んでいればいるほど、不安で逃げたくなるときがある。
だけどそこで諦めない選択をした人だけが、その先の景色を見ることができるんだ。
諦めることを諦める。そうすれば人は、なんでもできる。なんにでもなれる。

▼このクレドを選んだ理由・感じたこと
・気持ちの余裕がなくなり、実現できない理由を探しそうになるとき、立ち返れる言葉だと感じた
・環境や能力、スケジュールを言い訳にして「できない」で終わらせるのではなく、 何を解決したらできるのか、代替案はないのか、どうしたらできるようになるかを考えて実行することは、開発の現場にとって非常に重要だと考えていたので共感しました
・なんにでもなれる!何か壁にぶつかった時、新しいことにチャレンジする時、どうしてもそこから逃げ出してしまいそうになりますが、諦めることを諦めれば、「どうすれば出来るか」を考えるようになります。そこまで追求するからこそ、次の景色が見えると信じています!

お客様を想う

愛する家族やかけがえのない友人を想うように、
お客様の願望やニーズに耳を傾け、課題や不安に真摯に寄り添い、
その成功と幸せのために、ありったけのエネルギーを注ごう。

▼このクレドを選んだ理由・感じたこと
・全ての仕事はお客様ありきであり、お客様のことをいかに想えるかがアウトプットの質や効果に直結すると感じた
・仕事をしているとつい視点が自分になってしまうことがあります。そんな時、お客さまはどう思うか、どうしたら喜んでもらえるのか、相手の視点に立って考えるというところに立ち返れると感じました

得票2位

「共感するクレド」の得票が2番目に多かったのは、「創造はいつも、ひとりの情熱から」「現状維持は衰退だ」でした。こちらも同票でした。

創造はいつも、ひとりの情熱から

素晴らしいサービスも、革新も、人々の笑顔も幸せも。
あらゆる創造はいつも、たったひとりの情熱から始まる。
そのひとりとは、そう、あなたのこと。

▼このクレドを選んだ理由・感じたこと
・もっといいやり方はないか、常に創意工夫を意識して取り組む習慣がつきました!

現状維持は衰退だ

現状に満足し、そこに留まろうとしたとき、人も企業も衰退が始まる。
昨日より今日、今日より明日、明日より未来。
毎日、「史上最高」を更新し続けたい。

▼このクレドを選んだ理由・感じたこと
・成長は人生の根源的楽しみだと思っているので共感しました。

その他のご意見

その他に選ばれたクレドには、次のようなものがありました。

挑むが勝ち

失敗を覚悟で挑戦する。失敗するから気づきを得る。
気づきは成⾧と進化につながり、それが成功の要因となる。
成功とは、挑み続ける人にしか与えられない勲章なんだ。

▼このクレドを選んだ理由・感じたこと
・休止していたtwitterの投稿を再開するきっかけになった。また、今の投稿だと目標とすることに繋げにくいので、投稿内容を見直す必要があることに気づけた。

知性は読書で鍛える

活躍・成功したいなら、読書をしよう。
本には先人の英知が詰まっている。
あなたの教養と知性を深め、行動や人生さえも変えてくれる

▼このクレドを選んだ理由・感じたこと
・じっくりと読書をする時間を取りたいと思えたから

目標は書いて、貼って、実行

目標を叶えたいなら、まず初めに「達成期日」を決めよう。
その日から逆算し、タスクを洗い出して紙に書き、目の前に貼りだす。
やるべきことがクリアになれば、あとは走るだけ。

▼このクレドを選んだ理由・感じたこと
・目標のために課題を毎日こなすことで成長を感じられました

違いを面白がろう

全員がそれぞれ、唯一無二の個性を持っている。会社って宝箱みたいだ。
知識も経験も才能も、国籍も性別も年齢も。
お互いの違いを面白がり、掛け算しあって、新しいアイデアを生み出そう。

▼このクレドを選んだ理由・感じたこと
・お互いに違いを認め合うことで、新たな意見を得られ、誰かに頼る勇気もわきます。プライベートでも、一呼吸おいて相手と向き合うことで、違った意見として受け入れられるようになりました。

これらの結果からわかるのは、人それぞれに共感するクレドは違っているということです。

一方で、共通して言えるのは、みんな、物事をポジティブにとらえているということ。
朝礼でのクレド共有は、一日の仕事の始まりに一緒に働くチームメンバーからポジティブな意見を聞く機会でもあるので、他のメンバーも前向きな気持ちで業務に取りかかれる効果があると思います。

まとめ

クレドを導入する目的は、社員一人ひとりがクレドを理解して、仕事において行動や判断するときの基準にできるようになることです。
それぞれの心に蒔かれたクレドの種から、情熱やアイディア、人を思いやる気持ちが育って、成果として仕事に表れることがゴールです。
一緒に働くチームや事業部のメンバーと一緒に、育てていけたらと思っています。

以上、CPの伊藤でした。