みなさん、こんにちは!CPの小泉です。
5月22日にペンギンアップデート2.0がロールアウトされ、早くも三週間が経ちました。
今回のブログではペンギンアップデート2.0による影響と、
今後のGoogleの動向について
触れてみたいと思います。

まず、ペンギンアップデート2.0についてです。
もし、ペンギンアップデートって???という方がいらっしゃいましたら、
こちらの記事を参考にしてください。⇒【パンダとペンギン】(2012年12月6日記事より)

ニュース等の情報をみると世間的には今回のペンギンアップデート2.0は
期待外れだったとか拍子抜けした、可愛らしかった
などと言われています。

ここで、これまでリリースされたペンギンアップデートについて振り返ってみましょう。

・2012年4月26日ペンギン1.0
昨年4月の「ペンギンアップデート1.0」では、ドラスティックな順位変動がありました。

・2012年5月15日ペンギン1.1
・2012年10月22日ペンギン1.2
その後、5月と10月にペンギンアップデートが行われておりますが、
アルゴリズムの改善ではなくデータ更新をしただけ、といわれています。

・2013年5月22 日ペンギン2.0
そして今回のアップデートはアルゴリズム自体の変更になるため、
大規模な順位変動があると予想されていました。
実際に影響を受けたカテゴリは、ポルノサイト・ゲームサイト。
言語では、ドイツ語圏内のサイトの順位変動が大きかったそうです。

さて、今回のペンギンは
本当に期待外れだったのでしょうか?

今回リリースされたペンギンアップデートでは、
同時に“クラスタリング”というアルゴリズムも追加されておりました。
Googleは、検索結果の多様性を重視しています。
クラスタリングとは、検索結果に同一ドメインのサイト(ページ)が表示されないようにするというもの。
したがって、検索クエリによっては、
これまで表示されていた同一ドメインのページがヒットしなくなるため順位変動が起きている
ようです。

一例を挙げると、ペンギンアップデート2.0がロールアウトされた5月22日の順位が122位だったものが、
2週間たった6月6日には14位と、大きく順位が変動しました。
これは、アルゴリズムの微調整や評価自体の見直しが行われている可能性があると予測されます。
つまり、今の状況から今回のペンギンが期待はずれだった、と判断するのは難しい、といえるのではないでしょうか。

少し古い記事にはなりますが、Googleが発表した実施予定のアルゴリズム変更について紹介しましょう。

① ペンギンアップデート(更新済)
② Advertorial(アドバトリアル)
③ 特定クエリへの対応
④ リンクスパム対応
⑤ より洗練されたリンク分析
⑥ ハッキングされたサイト
⑦ オーソリティの認識度向上
⑧ パンダアップデートの調整
⑨ クラスタリングの改善(更新済)
⑩ ウェブマスターへの情報提供

特に注目すべきは、「⑤ より洗練されたリンク分析」。
リンクを評価するアルゴリズムを実施するためのシステムを開発しているようで、ペンギンとは別のリンク評価アルゴリズムが今後動くことになります。

さらに「⑦ オーソリティの認識度向上」も注目する必要があります。ウェブサイト自体の信頼性が、評価の対象になってくると考えられます。

ウェブサイトにおける著者情報については、GoogleのMatt Cutts氏曰く、「ウェブサイトの運営者が“匿名”であるよりも、管理者が明確なサイトの方が評価される日が来るかもしれない。そうすれば匿名の影に隠れ利益を得ている“スパマー”たちが淘汰されることになるだろう」と発言しています。
サイトの評価だけでなくスパム対策として“著者情報”を重視していくことになりそうですね。

また、「⑧ パンダアップデートの調整」ですが、2013年の3月以来アップデートの告知がありませんが、アップデート自体は毎月行われているようです。Cutts氏による、アナウンス自体ありませんが、ある日から10日ほどかけ検索結果全体に影響が出るような更新をしているとのことです。

2013年も半分が過ぎましたが、年末に向けてまた大きなアルゴリズム変動があると宣言されています。
引き続きGoogleの動向に注目していこうと思います。

↑ペンギンとパンダがこんな風に見えている(苦笑)CP営業小泉でした。