こんにちは!人事広報課の和田です。
突然ですが、みなさまはどんな学生時代をすごしていらっしゃいましたか?
私はひたすら部活動に明け暮れ、仲間と共に練習に励む毎日でした。

なぜこんな書き出しをさせていただいたかというと、
実は先日、授業の一環で24名の高校生を全研本社にお迎えし、
つい、私自身も10年前の記憶を蘇らせる時間を過ごさせていただいたのです。

今回は、そんな企業見学の様子をレポートをさせていただきます。

なぜ高校生が全研本社に?

今回ご来社くださったのは、東京都立新宿高等学校の高校1年生のみなさんです。

新宿高校は、大正10年(1921年)に東京府立第六中学校として新宿区に設置され、令和4年度の今年、100周年を迎えられました。
偏差値70ほどの進学校である新宿高校は、生徒のみなさんを次代の日本を担う「リーダーたれ」と期待し、生徒さんの夢や希望を大切にした教育を目指しているそうです。

今回、1年生が履修している「総合的な探求」の時間において、新宿の歴史や文化、企業による地域の発展について学習する中で、新宿に所在している企業を訪問し、日本の「未来」について考えを深めていく探究学習を実施されることとなりました。
その訪問先企業のひとつとして、西新宿にオフィスを構える全研本社にもお越しくださることになったのです。

全研本社への訪問テーマは「IT、国際社会の動向、グローバル人材」
IT化が進む昨今、IT人材の確保が難しいのが現状です。少子高齢化が進む日本社会は、様々な領域において海外へ目を向けつつありますが、変わりゆく国際社会の中で、”どうやって優秀なグローバル人材を取り入れていくのか?”が日本にとって一つの課題となっています。

全研本社が行なっているビシネスは具体的にどのようなものか?そもそも今の世の中の状況はどういったものなのか?といった部分を、一企業目線で新宿高校のみなさんにお伝えさせていただくのが今回のミッションです。

興味津々!オフィス内見学

当日は、総勢24名の高校1年生が全研本社オフィスにご来社されました。

ご到着後、まずはオフィス内をご案内しました。
普段、企業のオフィスに入るという機会はあまりないこともあって、みなさんとても興味津々。

全研本社では、各事業部が壁を隔てず同じオフィス空間で業務にあたっています。
働いているメンバーの国籍も様々で、様々なバックグラウンドを持つ社員が一緒にプロジェクトを進めている様子に、みなさん感心されていました。

林社長のお話と、インドからのサプライズゲスト

その後、林社長にご登壇いただき、全研本社の沿革や、日本社会が抱える問題などを中心にお話しいただきました。
日本は少子高齢化が進み、就労人口の減少が課題となっていることから、海外の人材を取り入れるべきであるという点には、生徒のみなさんも「なるほど」と納得されている様子でした。

全研本社では、海外IT人材事業を行なっているというお話から、未来を創るビジネスを推進していることがみなさんにもお分かりいただけたのではないかと思います。

そして、ここでサプライズゲストが登壇!
ちょうど前日にインドから来日したばかりの、アビシェックリーダーからもお話をしていただきました。

インドにある現地法人で働いているメンバーの目線で、インドの就職市況や、日本企業への就職が決まった際のインド人学生の様子などをリアルにお伝えいただきました。

流暢な日本語でお話しされるアビシェックリーダーに、新宿高校の生徒さんも驚きの表情でした。

外国人社員として働くシュレックさんからのお話

社員の代表として、日本で働く外国人メンバーの一人であるシュレックさんにもご登壇いただきました。

故郷ドイツでの生い立ちや日本に興味を持ったきっかけ、そしてWebディレクターやWebマーケターなど、今のお仕事や今後していきたいことなどを語っていただきました。

“外国人だから” ”英語ができるから” といった理由の仕事ではなく、国籍に関係なく、様々な業務に携わっている点が全研本社で働く外国人メンバーの特徴だなと改めて実感するところです。

シュレックさんは、日ごろコミュニケーションをとっていても外国籍であるということを忘れてしまうくらい、日本語がとても堪能です。
ここでも、シュレックさんの流暢な日本語に、みなさんとても驚いておられました。

新宿高校のみなさんの事前課題発表

新宿高校の生徒のみなさんには「人口減少社会をITで解決するため、優秀なIT人材をどう獲得するか」を経営者の立場で考えるという事前課題が出されており、その発表も行なっていただきました。

みなさん、本当に高校生なのかと疑ってしまうくらいの鋭い視点と豊かな発想をお持ちです。
発表の中では、IT人材を確保するためには、会社や学校などで”育成するべき”といった意見が多かったように感じました。

国内で優秀なIT人材を育てる手段として、幼稚園や小学校などでの早期教育がいいのでは?といった意見もありました。
中でも、そういった早期教育を行う際には、学校の先生が講師を務めるのではなく、エンジニアやプログラマーとしてリアルに働いている企業の社員が出張講師として授業をするのはどうか?といったご意見には、林社長も納得のご様子でした。

日本国内での育成だけではなく、”海外の人材を取り入れる”という観点での意見もあり、世界には魅力的な国が数々存在する中で、まずはどうやって日本に興味を持ってもらうか?といった根本的な部分から考えてくださったグループもありました。

普段はあまり考えないようなテーマではあったと思うのですが、みなさん熱心に考え、アウトプットしてくださっていることがとてもよく伝わりました。
こうした高校生の意見が反映された未来も、そう遠くないかもしれませんね。

【百聞は一見に如かず】実際に行って、会って聞いてみること

後日、新宿高校の生徒のみなさんより企業見学の感想をいただきました。
一部ご紹介します。

・人口減少が進む中で、それを解決するためには海外人材とテクノロジーが必要不可欠だとわかった。
・実際にオフィス見学をしたことでリアルな職場の雰囲気を知れた。フランクで驚いた!
・今後の日本の未来を改めて考え、どう行動したらよいのか考えるきっかけになった。

これまで聞いていたことや想像していたことが、実際に企業を見学したり、社員に会ってみると、全然違うということを実感されたようです。
みなさんにとって、実際に「行ってみる」「会って聞いてみる」ことで、知れること、学ぶこと、感じることがたくさんあると学んでいただけたようで嬉しく思います。

私自身、こうして生徒のみなさんと接することで、よりパワーもらい、とても良い経験をさせていただきました。


▲ みんなで新宿高校の「S」のポーズで記念撮影!

新宿高校のみなさん、改めてありがとうございました。
数年後、就活の時にはぜひ全研本社も視野に入れてみてくださいね!

以上、人事広報課の和田でした。