みなさん、ごきげんよう。
人事のウメダです。

くぅー!言ってみたかった(≧∇≦)今、大人気の朝ドラ『花子とアン』でおなじみのセリフですね。

吉高由里子主演の朝ドラ『花子とアン』。毎週の平均視聴率は21%を超え、大好調だそうです。
主人公の花子は、独身の頃も家庭を持ってからも、仕事をバリバリこなしていきます。のちに赤毛のアンの翻訳者として有名になっていきますが、実は翻訳以外にもさまざまな仕事をしているんです。

少し前の回では、翻訳者として奮闘する一方“ラジオのおばさん”として、全国放送のラジオで子供の新聞というコーナーを担当。家事、育児、翻訳、ラジオと、いくつもの顔を使いこなしている主人公に、現代女性の多くが共感するのではないでしょうか。

(さて、前フリが長くなってしまいましたが…!)
じつは全研本社にも「いくつもの顔をもつ」メンバーがいるんです!
今回は、我が全研本社が誇る「花子」をご紹介したいと思います。

「健康美容EXPO(http://www.e-expo.net/)」立ち上げ期からeマーケティング事業本部に所属している大先輩の栗山さんは、舞踏家としても活躍中。
踊りといっても、ヒップホップやジャズダンスではなく、舞踏(前衛舞踊)というジャンルで、栗山さんは、2012年に舞踏批評家協会新人賞を受賞するほどの腕前なのです。

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先日行われた単独公演の様子。撮影:志ん弥様

極限まで鍛え上げられムダをそぎ落とした身体を、余すところなく使い、独特な世界観を表現。まるでロダンの彫刻がそのまま動き出したかのような姿です。私は毎年、単独公演を観賞させていただいていますが、生命の躍動、なまめかしさ、怒り、悲しみ、よろこびのすべてが詰まった舞台に、毎度夢にでるほど強烈なインパクトを受けています。

今回は、会社員と舞踏家の2つの顔をもつ栗山さんに、人事の立場からというよりは、いちファンとして(笑)インタビューしてみました。

好きな事を追いかけるために必要なことや、仕事を両立するコツなど、これから仕事をはじめる学生さんにとっても参考になるのではないでしょうか。

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Q.まず、踊りとの出会いは?

グラフィックデザイナーとして働いていた前職、残業や徹夜でどんどん体力が落ち、病気にもなったりして……。このまま一生を終えていいものかと考えて、何か運動をしたいと思いました。

ですが、幼少の頃から運動は苦手で汗をかくのも嫌いだったので、私にも何かできることはないかと、ストレッチや野口体操、古武術などの体験教室のチラシを数枚、どれにしようか見つめる日々。

仕事もあり、体験に行ける日程も限られている中で、とにかく行けるものに行ってみよう!と飛び込んだのが、舞踏という踊りを経験した方の身体ワークショップでした。はじめは正直よく分かっていないまま参加しましたが、そこから踊りの世界にはまってしまい、2年後には『GEISAI』というフェスティバルで一人で踊ることに!

Q.全研本社への入社のキッカケは?

「仕事をしながら、舞踏の活動もしたい」。ですが、両立が叶う会社はなかなか見つかりませんでした。周りにそんな話をしていた所、友人が全研本社を紹介してくれました。(友人も全研本社で働いていたんです^^)

話を聞けば聞くほど、念願だった『仕事も舞踏も両方に打ち込む』ことが叶う会社。
始めはデータ入力の仕事からのスタートでしたが、現在は以前の経験を活かして、『健康美容EXPO』などのウェブデザインの仕事をしています♪

ちなみに当時の全研本社の面接は、林社長(当時は本部長でした)と担当者との3者面接。当時から林社長は貫禄がありすぎて、「凄い人と面接をしてしまった!」と(笑)。あの時の面接は今でも忘れられません。面接の中で、この会社で働きたいという意欲がムクムクと湧いてきました。

Q.お稽古は、どんなところで、どれぐらい?

週に1回、踊りの先生の家で行っています。他2~3回、地域センターを借りて個人練習を。
それも無理な時は、公園(夏は蚊との格闘!)、テーブルを片付けて我が家の台所で踊ってます(笑)

Q.踊っている最中、どんなことが頭をよぎるのですか?

神経を研ぎ澄まして、その場の空間性、温度、触った物の質感、音楽などを頼りに感じて出会ったものを体に受け入れ、それを踊りにできるように、なるべく無心になってます。ふと、鳥の声が聞こえて鳥の体になったり、床の冷たさが氷のように感じて冷たさを感じた動きになったり。そういうことと一緒に踊っています。
振付のことや何か考えるのは、ダメ。体操になってしまうので。段取りや速度のことよりも、体の声をそのまま素直に動きにするように心がけています。

Q.仕事と活動の両立にあたって気をつけていることは?

納期を守ること。何かあった時のために少しでも早く作業を仕上げる努力をしています。お休みや早退を頂けるのも、周りの方のご協力あってのこと。日頃の感謝の気持ちを忘れないようにしてます。

それと、何より体調管理は重要です。思いっきり稽古した翌日に、朝起きたら体が全く動かない……ということもしばしば。打ち合わせや稽古で連日終電の時もあるので、油断して風邪をひいたりしないように気をつけています。

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撮影:志ん弥様

Q.観賞した社員たちからはどんな反応がありましたか?

(ご来場された方々、誠にありがとうございました!と、笑顔)舞台が終わった直後は、「何だろうこの世界は?」と驚いている様子が見受けられました。「知り合いでもいない限り、舞台を見に行く機会もないので、良かった!」と言われると、このインターネットやTVの時代だからこそ、生の舞台を体験して頂けて良かったなと思います。

「自分も踊りたくなった」「運動したくなった」「一緒に今度出演したい」と言われたのは、とても嬉しかったです。
それと、舞台の関係者からは「観に来てくれるなんて、いい環境の会社なんだね!」とよく褒められます♪

メンバー

公演後に、全研メンバーたちとパチリ

Q.自分の好きな事を追い求めたい学生さんにアドバイスをお願いします。

頭で考えるのではなく、してみたい経験を出来るだけして、その瞬間をたっぷり体験して感じて、自分の生き方を決めていってほしいです。他人が言うことや社会の常識に囚われずに「自分はこうなんだ」という考えで仕事に就いてほしいです。それが自然に好きな事に繋がると思います。

それに好きなことが分からないとか、好きなことができないからと言って、目の前のことを疎かにしてほしくない。やはり目の前のことを一生懸命自分なりにやり通してからでしか、その次に自分が本当に欲しているものは見えてこないと思います。

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栗山さん、ありがとうございました!
想像以上に熱のこもったインタビューになりました。来年の公演も楽しみにしていますね!

全研本社の「花子」は、実は栗山さんだけでなく、まだまだたくさんいます。
たとえば、美術家として本格的な絵画を制作して展覧会を行う新卒メンバーや、舞台俳優として年に1回ひとり芝居をしている係長、全国ツアーに同行するミュージシャン、ガラス工芸作家などなど、自分の好きな道と仕事を両立させている人たちが大勢います。

WEBマーケティング、コンサルティングという仕事柄、様々な業界にアンテナを張るのも仕事のうち。なので、自然と好奇心旺盛でバイタリティあふれるメンバーが集まってくるのかもしれません。

多様なスタイルを受け入れる土壌がある全研本社をもっと知りたい方、ぜひこちらからエントリーを★
http://www.zenken.co.jp/recruit/

以上、人事のウメダでした。

さて、『花子とアン』ナレーションの美輪明宏さんによると、例の「ごきげんよう」のコツは、「ご」を鼻濁音にすることだそう。ぜひみなさんもお試しくださいね!(笑)

それではみなさん
ごきげんよう、さようなら。