こんにちは。
コミュニケーションプロダクツ事業部(以下、CP)の伊藤です。

CPのコンテンツチームに所属しており、SEOの観点から取引先企業様のオウンドメディアを中心に、コンテンツの制作業務を担当しています。

今回のブログでは、CPのコンテンツチームが行っている業務内容や私がコンテンツ制作・ライティング業務から学んだことについてお話しさせていただきます。

CPのコンテンツチームの仕事とは?

私が所属するコンテンツチームでは、主にライティングとコンテンツ方針案の作成を行っています。

CPではSEO施策の1つとして、ブログや特集記事、FAQなどのコンテンツをお客様に提案し、1つ1つお客さまのご希望に合わせて制作しています。

業務の流れとしては、まず営業担当者から共有されたキーワードを基に、記事に書く内容や構成を決めるコンテンツ方針を作成し、その方針に沿って具体的にライティングを進めていきます。

「人が読んで有益になる情報が検索エンジンでも評価される」というSEOの考え方に基づき、コンテンツチームでは「見て役に立つコンテンツ作り」を目指しています。

そこで大切にしているのが、「情報の網羅性」と人が読んで「納得」「共感」できるか、ということです。

コンテンツチームのミーティングでは、ユーザー心理に寄り添った文章の表現がどのようなものかを、実際に体現できている記事を参考に、自分たちが書いている記事との違いを話し合ったり、検索クエリによってユーザーの検索心理がどう違うかを学んでいます。
ここから得た気づきを、さらに新しく記事を書く時の参考にしています。

今までの経験が自然とコンテンツ制作に繋がった

私は、昨年の2月まではバリューイノベーション事業部(以下、VI)に1年4カ月所属し、関連法規やコーディングの業務を担当していました。
それ以前は、留学情報サイトやスクール情報サイトの編集や運営管理を担当しており、同じ制作といえどもこれまでに様々な経験を積ませていただきました。

例えば留学情報サイトでは、特集記事の編集やライターへの記事発注を行うため、記事や構成内容を考えたり、ライターにもっと良い記事を書いてもらうための資料収集やリサーチをしていました。
当時身に着けたスキルは、現在の業務にも繫がっています。
違いは、ライターに発注するのではなく自分がライティングすることになったぐらいです。

また、VI事業部でコーディングを担当したことで、自分が納品した原稿がどのような工程を経てサイトに表示されるかをより具体的にイメージできるようになったり、参考記事のソースコードがどのように作られているか理解できるようになったりしました。

関連法規の業務では、自分が記事を執筆する際やメンバーが書いた記事の校正をする時に、薬事法や健康増進法、宅建法などに抵触しそうな表現に気付けるようになりました。

CPのコンテンツ制作で学んだこと

コンテンツ制作で重要なのは、「誰が記事を読むのか」を意識することです。
クライアントの希望によって、高校生をターゲティングすることもあれば、40代・50代の中高年を読み手とする場合もあるので、ターゲットに合わせて文章表現を選びながら執筆するようになりました。

私の場合、ライティング時に国の行政機関や大学などの教育機関、病院などの医療機関から発信される情報を参考にして書き進めると、気付かないうちに雰囲気が硬い文章になったり、難しい言葉を多用してしまう傾向があります。

しかし、高校生をターゲットとした記事の場合、どういう言葉を使えば学生でも理解しやすいのか、自分の中で言葉の変換が求められます。
書く記事のほとんどは初心者向けなので、難しいことを分かりやすく書くように注意しています。

記事を書くにあたっては、お客様にインタビューして執筆することもあれば、店舗に行って商品を実際に試してリアルな使用感や感想をまとめることがあります。
また、関連した情報が載っている書籍を読んだり、時には動画を参考にして記事に落とし込んでいきます。

WEB上だけの情報に依存しないことで、記事に独創性を持たせ、他サイトの記事と差別化を図ることができます。

その他、学んだこととしては「後で効果検証しやすいような記事構成で作成しておく」ことが挙げられます。
そうすることで、ページ単位で素早くPDCAを回すことができ、得た気付きを次の執筆時に活かせるようになります。

今まで、デザインやコーディングをしている時にもSEOを意識したページ設計があることは頭では理解していたものの、実際にどのような理論に基づいているかまでは考えられていませんでした。
記事を書く側になって改めて、SEOをまた違った角度から学ぶことができました。

苦手なことを好きなことに変える

今でこそライティングを仕事としていますが、実は学生の頃は文章を書くのが苦手でした。
一方でデザインの勉強をしたり、写真を撮ったり、イラストを描いたりと自分の感性を活かすことには強い興味がありました。

しかし、仕事をする中で人に伝わる文章が書けるようになりたいと感じてから、文章力講座を受けたり、文章の書き方の本を読むなど自己研鑽にはげむようになりました。
学びを得たから急激に文章力が向上するわけではないため、さらに上達するためにはアウトプットも必要だと考えるようになりました。

そんな時にCPのコンテンツチームに異動することとなり、今は毎日3,000字~5,000字の記事を作成しています。

伊藤さん_PCデスク

▲ 時間管理のため、デスクに砂時計を置いています

長文作成では、記事の構成力が求められます。
文章構成は、デザインのレイアウトと同じで、読者にその記事を通して伝えたいことをどう配置するかが大事です。

また、読みやすい文章にするには、内容だけでなく見た目も大切です。
テキストを平打ちにするより、箇条書きや表組にまとめた方が良い場合もあります。

ターゲットに記事を“読ませる”ためにはどうすれば思考するのは、デザインやコーディングを行っていた時と変わりありません。

苦手だと感じていた事と好きな事が意外なところで繋がっているとわかった時は、気持ちが楽になりました。
もし苦手なことがあれば、まず好きな事との共通点を探してみることをおすすめします。

最後に

これまで情報管理や経理、編集、コーディング、ライティングと様々な業務を経験してきた私ですが、「自分が作成した成果物でお客様に喜んでもらいたい。売り上げに貢献したい」という気持ちだけはぶらさずに、常に仕事に取り組んできました。

何か1つのジャンルでノウハウを蓄積したとしても、仕事や環境が変わった瞬間、そのノウハウが通用しなくなることは多々あります。
しかし、仕事や環境が変化しても自分にとって大切な軸があれば、高いモチベーションで仕事に取り組むことができ、それまでに学んだことも新たな仕事の中で活きてくると思います。

伊藤さん_単体