こんにちは。コンテンツマーケティング事業部(Cマーケ)の浪内です。
春もそこそこに、まだまだ寒い日々が続いておりますが、そんな中、全研内では密かなチャレンジが行われていたのです・・・。

そのチャレンジとは・・・そう、マラソンです!!

昨年に引き続き、今回も3/19(日)に開催された板橋Cityマラソンに参加させていただきました。
全研メンバーの熱いチャレンジをお届けいたします。

板橋Cityマラソン開催!

マラソン当日の天気は、青空が晴れ渡る日本晴れ。
最高気温18度にものぼる、絶好のマラソン日和のなか行われました。

全研からは総勢18名ものメンバーがフルマラソンに参加!!
ランナーは、PRマーケティング事業部の豊口係長がデザインしてくださった、黄色のユニフォームを着て走ります。

板橋シティマラソンランナー集合写真
▲これなら遠くからでもすぐに見つけられますね。豊口係長ありがとうございます!

応援
▲休日にも関わらず、多くの全研メンバーが仲間の応援に駆けつけてくれました。

応援
▲応援ポイント。事前に、フルマラソン経験者から「声援が嬉しくなる、辛いポイント」を聞き出し待機してくださっていたそうです…!
参照:板橋Cityマラソン公式HP http://i-c-m.jp/2017/access/

kora
▲みんな頑張りました!

今回のブログでは、2名のランナーにインタビューをさせていただきました。
昨年の悔しさをバネに、1年かけてフルマラソンに挑んだリベンジ参戦の石神さんと、マラソンビギナーの松島次長、宮内主任を完走させるという大きな目標を持って挑んだマラソン上級者の西さん。

お二人の熱い想いに、こちらも胸が熱くなります!!

■ ランナーインタビューvol.1

石神

石神さゆみ (14卒)

[所属]
コンテンツマーケティング事業部 制作

[フルマラソン経験]
2回目(前回は制限時間に間に合わずリタイア。)

普段は、神サイトを多数生み出している編集部で、Web編集者として働いている石神さん。

今回は惜しくも規定タイム内でゴールできませんでしたが、持ち前のガッツを生かして、最後まで自分の足で走りぬき、完走を果たしました!

run_gQ1.練習期間で印象に残っている出来事を教えてください

全部!と答えたいところですが。笑
マラソン直前、1月~2月の練習です。自分自身の練習というより、参加メンバーみんなの練習量がとにかく凄かった!
平日の練習は夜に集中しました。しもやけを起こしたり、呼吸をすると喉が冷たく感じるくらいに寒かったです。
だけど、それでも果敢に練習に挑むメンバーの姿に励まされ、いつも「寒いけど走ろう!」と練習ができました。
今回がマラソン初チャレンジのメンバーで、1日50km歩いた人もいて、すごく勇気を貰えました。「人間はやろうと思えばできるんだ!」と。1か月に1~2回は30km以上の練習をしようという気になれました。

run_gQ2.今回のマラソンを通じて、業務に横展開できそうな取り組み・気づきなどはありましたか?

目標の立て方です。いつも「○○km練習したら、○○(楽しい目的・ご褒美系)をする」と決めていました。

今日は20km走ると決めた時、単に走るだけだと「2km走るのか…」と思ってダラダラしてしまったり、「大変だった」という気持ちで終わり、次の練習のハードルがあがってしまいます。
なので、いつも私は「○○km走ったら、これをやろう!」と、本来の目標+楽しいこともセットに目標を立てていました。
ちなみに私の場合は、猫カフェや銭湯を自分へのご褒美として、プラスの目標にしていました。笑

run_gQ3.マラソンに取り組む前と実際に完走した後で、ご自身の中で変化などあれば教えてください

『挑戦すること』に対して、気持ちの余裕が少しついたかな?と思います。
「400km以上の練習+フルマラソンをしてきたんだから、これくらいいけるいける~」と思えるようになりました。

あと、「A駅からB駅は○○kmか…電車使わなくてもいける!」と、まず歩けるかどうかを見るようにも。笑

run_gQ4.大会本番のご自身の状況を主観たっぷりで教えてください。

昨年とは違い、今回は良い緊張感で挑めました。
…と思ったのですが、いざスタートすると、思っていた以上に自分の足がいつもより動かず、身体の動きから緊張しているのを感じました。多くのランナーさんたちと腕がぶつかり合いながら、追い越し追い越され…を繰り返し、内心「怖いよーーー」という状態に。

仲間たちの声援や姿にも励まされましたが、見知らぬランナーさんに声をかけられた時は不要な力が抜けた気がしました。
「その走りなら、最後までいけるね。がんばろう」と声をかけてくださって。

その時に「自分は『仲間以外は敵、怖い』みたいに思っていたかもしれない」と気付きました。
20kmを超えた時は、昨年ここでリタイアした自分に勝てた気がして、すごく嬉しかったです。

しかしそれ以降、左足首が痛くなってどんどんペースが落ちていってしまいました。
「ここまで練習して、20kmも越えたのに、こんなところで諦めてやるもんか!」という気持ちや
「20km走ってこられたんだから、あと20km!あと10km!」と自分を励ましていたものの、ペースがあがっては落ちて・・・を繰り返していました。

痛いという気持ちが勝ってきたころに、黄色いTシャツの応援メンバーの姿が見えた時は、どんな痛み止めよりも即効性があって、ゼリー飲料よりも元気をすごく貰えました。

仲間の力は、本当に偉大です。

638585

38.6km地点がタイムリミットの足切りポイントなのですが、その関門をあと2~3分で越えられなかったのには力が抜けそうでした。
けれど、そこで諦めたくなくて、最後まで行くことに。
この時、一緒にずっと伴走してくれていた応援メンバーがいなかったら、心が折れていたかもしれません。
意地でもバスに乗ってやらないし、ずっと待ってくれている仲間がいるゴールまで帰ってやるという思いでいっぱいになりました。

スタッフさんに呼び止められたり、「あと数kmだからがんばれ!」と励まされながら進み、先にフルマラソンを走り終えていたメンバーが迎えに来てくださったときは、何とも言い表すことができない気持ちになりました。

むかえに

規定タイム内にラストの関門を越えられなかったのは残念でしたが、
最後にみんなで一緒にゴールできた時の達成感や解放感は、目の前がいつもより開けて見えました。

それだけ強烈な一日だったのに、動画や写真を見て「あれ?こんなことあったっけ」となることも。それだけ必死だったのかもしれません。
走り終えた直後も、数日経った今も、すごく昔のことのように思えますが、嬉しい気持ちは新鮮なままです。

run_gQ5.練習・本番問わず、一番キツかったことを教えてください

インフルエンザで約1週間寝込んだことと、病み上がりの練習です。
身体を動かしたくても動かせず、「筋力と体力が落ちる…」と焦りと苦しさで満載でした。
病み上がりの練習も、うまく身体が動かせなかったので大変でした。

これはフルマラソンに出場しない場合でも言えることなので、寝込んだら、復帰前は布団の上で少しでも身体を動かすことが良いと思います。

run_gQ6.練習・本番問わず、一番うれしかったことを教えてください

本番が終わった後に、同じくフルマラソンに出場なさっていた黒田次長から、ライバルは私だったという言葉をいただいたこと。
内心「よっしゃー!」とガッツポーズでした。私自身も黒田次長を特に意識して練習に挑んでいたので、本当に嬉しかったです!

そして本番を終えて、色んな方から「勇気を貰えました!」というお声をいただけて、自分も人に何かを伝えることができたんだと思えました。見守ってくださって、本当にありがとうございました!

run_gQ7.「これだけは伝えたい!!!」ということがありましたら教えてください

マラソンやスポーツ大会に限らず、挑戦に大変さや辛さはつきものです。
けれど、それを楽しめるようにするのは、自分自身です。

そしてその挑戦に仲間がいるなら、孤独だと思わないこと。仲間に頼ること。

諦めそうになったら、目標を公言する。
クヨクヨしそうなときは、仲間の背中を見る。
わからない時は、聞いてみる。

ごく当たり前のことですが、これらをするだけでモチベーションがずっとあがります。
1人ですると「どうせ誰も見ていないし…」となってしまいますが、仲間は、見ていないようで、実は本人以上に良いところも弱いところも見てくれています。

せっかく挑戦するのだから、「辛い」とか、「大変」「孤独」な思い出ばかりではつまらないです。
次に同じことをしようとしても、腰が重くなってしまいます。
それならいっそ、仲間と一緒に楽しんだ方が、挑戦の幅が広がると思います。

石神さんゴール

run_gQ8.次回はありますか?

・・・秘密で!笑
だけどいつかは憧れのアーティスト杏子さんと友人と一緒に、ホノルルマラソンに出たいと思っています。

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■ ランナーインタビューvol.2

石神

西 正光

[所属]
コンテンツマーケティング事業部 CS

[フルマラソン経験]
17回目(自己ベストは3時間15分48秒)

[座右の銘]
トイレは前半で済ます

今回で17回目というフルマラソン上級者の西さんですが、今回は初参加メンバーのペースメーカーとして帯同し、後方からチームを支えてくださいました。

run_gQ1.練習期間で印象に残っている出来事を教えてください

今回マラソンに参加したメンバーは、本当に皆さん努力されていたと思います。
しかし、その中でも石神さんは群を抜いて努力されていました!
当日は、惜しくも制限時間に引っかかってしまいましたが、リタイア選手の収容バスへの乗車を拒否したことを聞いたときには震えました!
ほんとかっこよかったです!

run_gQ2.今回のマラソンを通じて、業務に横展開できそうな取り組み・気づきなどはありましたか?

『目標からの逆算の大切さ』をより一層感じました。
今回のマラソンで私の最大のミッションは、マラソン初挑戦かつ体重が重めの“松島次長・宮内主任を完走させること”でした。

正直、誰の目から見てもチャレンジングな目標だったと思います。
しかし、目標を見据えて、当日ゴールするまでに何をすべきかを逆算し、行動することによって見事目標を達成することができました。

run_gQ3.マラソンに取り組む前と実際に完走した後で、ご自身の中で変化などありましたら教えてください

まずひとつめに、「相手の気持ちを考える」ことを意識するようになりました。
今回私はマラソン経験者として、皆さまのサポートとしてマラソンに参加しました。
参加メンバーの中にはマラソン初挑戦の方も多数いらしたので「自分の常識」を相手に押し付けないことを気を付けました。

練習①

例えば、「5km走る」ことは、自分にとっては簡単かもしれませんが、相手にとってはかなりハードルが高いかもしれません。
そういった場合は、「まず3km早歩きしてみましょう」というように、相手の状況にたってサポートするようにしていました。思いやりって大事です。

LINEやりとり

ふたつめに、自身の減量のために、2月の夕飯は、外食で野菜たっぷりでヘルシーな食事を心がけました。
そのお店には、ほぼ毎日のように通っていたので、夜のシフトはほぼ把握できるほどになりました。ごくまれにお気に入りのスタッフ(♀)が店にいると心の中でガッツポーズをとっておりました。笑
なんの話がよくわからないのでここはこれくらいにしておきます。

run_gQ4.大会本番のご自身の状況を教えてください

今回、初挑戦で完走を目指す松島次長と宮内主任に対して私が提示した作戦は「“ゆっくり走って早く歩く”を繰り返す」というものでした。
マラソンでは、「歩くことへの罪悪感」を抱く方が結構いらっしゃるように思います。
しかしそんなルールはどこにもありません。

大事なのは「完走」です。

歩いていると、周りのランナーからは邪魔だの色々言われるでしょうが、マラソンビギナーは体力をいかに貯金するかが勝負です。
なので、お二人にはスタート直後から歩いていただきました。
そこからは「ゆっくり走って早く歩く」の繰り返しです。

それでも二人の体力が持つのかな?と心配になりましたがすべて杞憂でした。
松島次長はマラソン中にもかかわらず、一緒にサポートに入ってくださった君崎さんと仕事の話をしているし、宮内主任にいたってはゼェゼェ言いながら、ご自身の趣味嗜好についての話に花を咲かせておられました。笑

さらにお二人とも沿道で配られている軽食を「食事か!」とツッコミを入れたくなるほど美味しそうに食べていたのが印象的でした。笑

s_4人そろって

run_gQ5.練習・本番問わず、一番キツかったことを教えてください

これははっきりしています。
上司である松島次長から、「練習に気合いが足りない俺をなぜ叱らないんだ」と真面目に怒られた時には、どうしたらいいかわからず精神的にキツかったです。笑

run_gQ6.練習・本番問わず、一番うれしかったことを教えてください

これもはっきりしています。

もちろん松島次長、宮内主任をはじめみんなで完走できたことです!!!!

今回はお二人を「完走させる」ということで、自分が走るよりも断然プレッシャーがあった大会でした。本当に前日、そしてスタート前は緊張しました。

そんな中、みんなベストを尽くして完走できた達成感は言葉にできないものでした!
石神さんと一緒にみんなとゴールできたことは一生の思い出です!

run_gQ7.「これだけは伝えたい!!!」ということがありましたら教えてください

次は自分が自己ベスト出します!
ウェイヨーーーー!

run_gQ8.次回はありますか?

ありません!!!!!!(と言っておきます。)

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西さんの次回自己ベストに期待大ですね!!笑
石神さんの意地のゴール、松島次長と宮内主任の完走は本当に胸が熱くなりました!!

私にとっても人生初のフルマラソンでしたが、こんなに素敵な仲間に囲まれて何かを成し遂げたことが何よりもうれしかったです。
仲間への感謝を忘れないことの大切さを、今回のフルマラソンで体感することができました。

最後に、石神さんがライバルとして目標にしていた、WEBソリューション事業部の黒田次長のコメントで締めくくりたいと思います。

葉っぱライン

黒田次長

シドニー五輪、女子マラソンで金メダルとなった高橋尚子さんの「すごく楽しい42kmでした!」のゴール後のコメントを聞いて以来、一生に一度は挑戦したい!と考えていたフルマラソン。しかし、その一歩を10年以上も踏み出せずにいた最大の理由が、「走る目的」を見いだせなかったこと。

「完走したい」「5時間を切りたい」というマラソンにおける当たり前のことでは、高橋尚子さんの「楽しい」というコメントと、ゴールした瞬間のあの「笑顔」を自分ができるイメージできなかったのです。

その私が今回のフルマラソンに参加した理由。それは「楽しい」と「笑顔」という目的を実現するためのを目標を見出すことができたからです。それは一人ではなくチームでフルマラソンを完走するという
「自己実現ではなくチーム実現という挑戦」
です。

仲間とともに積み重ねた練習の末に全員で完走をする!そう考えただけでワクワクし、気温10℃以下の夜の練習も「チームの一人として為すべきことを成す」という意識でし続けることができました。(結果的に私は本番のレース前に約500kmを練習していました!)

そして迎えた本番は、苦しさよりもワクワクした気持ちのまま完走することができました。

しかし、私のフルマラソンのゴールはそこではなく参加した仲間のゴールでした。それを実感したのが、誰よりも真摯にフルマラソンに向き合い、私の背中を押してくれたライバルの石神さんの完走した瞬間。「NICEラン!」の声とともに、参加した全ての選手、応援に駆けつけてくれた仲間ともに自然に私も笑顔が溢れました。

まだ走りたい!また走りたい!そう思えたその瞬間に、「すごく楽しい42kmでした!」と心から言える自分がいました。

一人ではなく仲間と走るマラソンでこそ成し遂げられること。それは「楽しさと笑顔の最大化」でした。

みんな、「NICEランです!」。

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