こんにちは。
コミュニケーションプロダクツ事業部(以下、CP)の大友と申します。

CPでは、お取引頂いている企業の公式サイトの価値をSEOの視点から向上させるべく、あらゆる角度からプランの提案しています。

中でも私が所属するコンテンツチームでは、公式サイトに掲載するコラムなどのコンテンツを制作しています。
今回は、私のプロフィールや、現在の仕事内容について紹介させて頂きます。

仕事中

私の前職:WEB業界で受けた洗礼

全研に入社する前は、いわゆる「紙媒体の世界」におりました。

出版社で、主に書籍の制作進行管理や、情報誌の編集・ライティングなどを経験してきました。
ある程度、ライティング経験は積んでいると自負しており、この経験をWEB業界でも活かしたいと6年前に全研へ転職しました。

当時は、「紙もWEBも同じ言葉を扱う媒体だから、きっとやり方も同じだろう……」と軽く思っていました。
しかし、はじめて担当したWEBサイトの原稿づくりで、その思いは打ち砕かれました。

校正を依頼すべく、印刷して先輩社員に提出したところ、戻ってきたのは真っ赤な修正の嵐。

「起承転結で書いたのになぜだろう?」と疑問に思って理由を聞いたところ、

「紙は起承転結で通用するかもしれないけど、WEBは検索するユーザーに回答を提示するもの。
だから、結論から先に書く必要があるんですよ!」と。

紙業界での書き方にすっかり慣れていた自分は、その言葉に衝撃を受けました。
そこから、WEB業界での修行がはじまりました。

現在の仕事:WEBでもライターの立ち位置でアウトプットが変わる!

しばらくの間は、紙とWEB媒体の書き方の違いに悪戦苦闘していました。

先輩社員の優れた書き方を参考しながら、自分なりに工夫を重ねる日々。
その後、自社の化粧品・健康サイトのコラム編集やSNSの運用なども経験させて頂き、2年前に今の部署でもあるCPに異動しました。

なお、CPでも新たな洗礼を受けることになります。
原稿チェックを依頼したところ、またしても返ってくる真っ赤な修正……。

「WEBコンテンツの書き方も覚えたはずなのになぜだろう……」。

しばらく書き方で戸惑う時期もありましたが、「ライターとしての立ち位置によって、アウトプットも変わる」ことにようやく気付きました。

今までは「自社が運用」するサイトだったため、記事の品質確認のハンドリングはライター側である程度握ることができました。

しかし、CPはクライアントワークが主な仕事です。
「住宅」「金融」「美容」「教育」「冠婚葬祭」「求人」etc…と取引業界も様々。

クライアントワークにおいてコンテンツの品質の良し悪しを判断するのは、ライター側ではなくお客さまです。

先方のWEB担当者も何とかして自社サイトの順位や流入を増やしたいとの必死な思いで、私たちに大きな期待をよせて契約してくださいます。
そのため当然、求められるレベルも上がります。

先方も競合他社のコンテンツをたくさんチェックしているため、目が肥えている強者ぞろい。
施策キーワードに対して、検索結果の上位を数ページ見ただけの「良いとこ取りのライティング」では通用せず、すぐに見抜かれます。

SEOの上位を参考にするのはもちろん大切ですが、コンテンツを制作する上では難しい専門用語は使わず、文章だらけの表現は図解を使って可視化させ、ユーザーがスラスラと読める構成や文章へと「ライター自身の言葉」を使って翻訳するのが重要ではないかと思います。

また、お客さまの業界のこと、商品やサービスの特徴、ターゲットとするエンドユーザー像、エンドユーザーにとってのベネフィット(商品やサービスを利用することで得られる利益)なども加味しなければなりません。

従ってコンテンツを作る際には、毎回取材をして構成を決めることもよくあります。

仕事を通じての喜び。結果が出るとやっぱり嬉しい!

クライアントワークは、お客さまのサイトを共に作り上げる「一蓮托生」の仕事です。

現在、サイト運営で抱えている悩みや、今後のビジョンを伺うなら、

1. サイト分析
2. 課題の抽出
3. 新たなキーワード発掘と選定
4. SEO上位を狙うための構成
5. コンテンツ作成
6. 納品後の動向レポート作成
7. 新たな課題解決の提案
8. 解決策の実行

といったサイクルでコンテンツを作り続けています。

ライティングは毎日キーボードを打ち続ける、地道な作業に見えるかもしれませんが、その結果、「サイトの順位が上がりました」「流入が増えました」など、お客さまからの声を聞くとやっぱり嬉しいです。

同時に、「もっとお客さまの事業に貢献できるコンテンツを追求しなければ」と気が引き締まります。

息抜き人形

▲ ちなみにこちらはデスクのお供のスナフキン人形。
納期前はプレッシャーを感じることもありますが、スナフキン人形がそっと「人生何とかなるさ」とささやいてくれます(笑)

最後に

最近では、コンテンツを納品するだけでなく、「実装や運用もお願いできませんか?」との相談も増えています。
確かに優れたコンテンツはテキストも去ることながら、デザインやコーディングなどの「見た目」も秀逸です。

お客さまからの要求度もますます上がっており、同じやり方を繰り返すだけでは通用しなくなってきました。

これまでコンテンツチームだけで解決できていたことも、今では開発チーム、レポートチーム、営業チームとの連携なしでは成し遂げられません。

各チームが融合し、プランニング、コンテンツ制作、デザイン、コーディング、コンテンツ運用などの工程が全てワンストップできるなら、CPはさらに強いチームになります。

私はコンテンツチームとして、今後もお客さまサイトの効果に貢献すべく、日進月歩のWEB世界で食らいついて行こうと思っております。