こんにちは、プロモーションプランニング(PP)編集部の塚原です。

気付けば今年も6月に突入。
PP編集部では新たな仲間がどんどん増え、ますます活気づいています♪

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PP編集部のメンバーには、長年紙媒体の編集やライターとして活動していた人が多いんですよ。経験の豊富さは、このブログを執筆している私よりも数段上を行っている方ばかり。

さて、今回はそんな編集・ライター経験が長いPP編集部のメンバーに、ずばり、『プロとして文章を書くときに気をつけていること』を聞いてみました!

編集やライティングに携わっている方はもちろん、日々の業務メールから企画書や報告書の作成、そしてエントリーシートや履歴書など、『良い文章を書く』ということに悩んでいる方は必見!
プロたちが大事にしている“文章作成のコツ”を、盗んじゃってくださいね。

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●編集・ライターをはじめたばかりのころ、先輩に注意されたことで、印象に残っていることはありますか?

いまはバリバリのベテランライターと言えど、誰にだって新人時代はあるもの。そんな初々しい時代のことを思い出して、編集者たちに答えてもらいました。

「伝えたいことは何なのか、誰に対して書いているのか、どの立場で書いているのか常にバランスを意識すること。」

「なるべく身の回りの具体的な人(家族・友達)を頭に浮かべて、その人に向けてしっかり刺さる文章を書け。これは、それまで『不特定多数の人に受け入れられなくてはいけないのでは……』と思って文章を書いていたので、衝撃的でよく覚えています。」

「ユーザー目線が足りていないことですね。
自分がつくるコンテンツを誰がどのような状況で読むのか、それが前提にないと独りよがりな内容になります。
ユーザーが共感して初めて成果が現れるものなので、ターゲティングはいつも意識しています。」

「読む人の気持ちを汲んでテキストを作るということ。ネガティブな気持ちにするテキストは1行たりとも入れないということ。」

もっとも多かった答えが上記でした。“この文章は誰のために書いているのか”その像を具体的にすることが、伝わる文章をつくる大前提。
上手い文章をつくろうと意識しすぎると、どうしても独りよがりになりがちです。
どんな人がどんなときにこの文章を読んでくれるのか、相手や相手の状況をじっくりと思い浮かべて落とし込むのが大切なんですね。

他にも……

「取材対象者(たとえばタレントさんなど)や紹介する商品にちゃんと興味を持つこと。
自分が相手に対して興味がないと、いい話を聞き出せないし、商品の良さも伝わないと怒られた思い出が…。」

「インタビュー前は、下調べを怠らず、その相手のことを、とてもよく知っている、と言う態度で臨むこと。グループやバンド、ドラマ等の取材なら、たとえ一人しか有名ではなくても、全員平等に取材すること。
自分の個性ではなく、相手の個性を引き出すインタビュー文にすること。」

こんな編集・ライターとして必要とされるインタビューについてのアドバイスも飛び出しました。
相手のことをどれだけ興味が持てるのか、好きになれるのかが、よりよいお話を聞きだすカギとなります。
こちらの熱意が伝わるだけで、相手からの反応はかわってくるもの。
これはインタビューだけでなく、日常的なお客様とのやりとりでも言えることだと思います。

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●ライティングの向上のために、どのようなことを意識しましたか?
特に心がけていることを教えてください。

相手のことを考えられるようになったら、次のステップへ!
現役の編集者・ライターが、文章力向上のために常日頃どのようなことを意識しているのでしょうか。

「どんな短い原稿でも起承転結。“転がる”ように読める文章にすることを意識しています。」

「文章を長くしすぎない。空間やリズムを意識する。過剰にならない。嘘を書かない。」

まずは文章を上手く見せるための基本の考え方から。
なにごとにも起承転結、そしてリズム感。
でもそれを実践するためにはどうするのか……それは次のアドバイスにヒントがあります。

「書いたものを声に出して読んでみて(人前なら、心の中で)リズムが悪くなっていないか確認しています。」

「表現の言い回しはその日の感情に任せて書くと、過剰になっていることが多いので、1時間後、時間があるときは翌日もう一度見直し、冷静な気持ちでリライトする。」

書き終わった文章から一度距離を置き、客観的に判断することで、より読みやすく、伝わりやすいものへブラッシュアップすることができます。
情熱は込めながらも、冷静さも忘れずに書き上げることがポイントなんですね。

「いろんなジャンルの本を読む。あとは、電車の中吊り広告とか、とりあえず目に入る活字は何でも読んでみる。」

「明らかに自分が興味のないジャンルでも、好きになれそうなところを探す。見つける努力をする。」

これはインタビュー上達のコツにも通じるところが。
どんなものにも興味を持って、なんでも好きになることで、文章にも広がりが生まれるのです。

「先輩が作る文章をたくさん読んで、言い回しなどを参考にする。ライティング向上の本を読む。」

「うまい人が書いた文章を真似してみる。もっと言えば、その人になったつもりで書いてみる。(あの先輩ならこれを見たらこんな風に書きそう)など。」

「偉大な先輩がつくって成果を出しているサイトを閲覧することです。どのようなジャンルであれ、結果が出ているのは必ず理由があると思います。」

上手い人の技術を盗むのは、ライティングの世界でも同じです。
幸いなことに、PP編集部には結果を残しているサイトと、それを生み出した先輩がたくさん所属しています。
自分の文章力を高めていくためには、最適な環境が整っているわけですね!
みなさんも、ネットや雑誌などでプロのライターが書いた文章はいくらでも読むことができるので、お気に入りのライターさんの文章を真似してみたり、なぜ感動するのか、どうして読みやすいと感じるのかなど、分析しながら文章を読んでみると、きっと発見があると思いますよ。

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…いかがだったでしょうか?参考になりましたか?
お客様とユーザーの架け橋になるサイトを生み出すため、日夜邁進するPP編集部直伝の文章上達術。
メール1本を送る前に、ちょっとだけ思い出してみるだけでも、いつもの文章が少しだけプロ仕様に変身するかもしれませんよ。