はじめまして、メディアネットワーク事業部コミュニケーション・プロダクツで
WEBディレクター業務を行っております岩谷と申します。

WEBディレクターってどんな仕事をする人なの?という方も多いでしょうから、
今回はWEBディレクター業務について詳しく説明をしていきたいと思います。

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ディレクター、直訳すると監督や指揮者という意味です。
WEBにおけるディレクターの仕事はとても複雑で、さまざまなことをやっていかなければなりません。

ディレクター業務というのは担当しているサイトによって変わってきます。
テレビで例えると、バラエティ番組と報道番組のディレクターがそれぞれ違うということは容易に想像が付くと思います。なぜなら、放送内容もターゲット層も起用するタレントも正反対だからです。

さらに、人によってまた業務のやり方や内容が変わってきます。
再びテレビの話に戻りますが、バラエティ番組を一つとっても、お笑いのネタ見せ番組なのか、クイズ番組なのかで内容も構成の仕方も全く違うというのがお分かりになるでしょう。

これはWEBディレクターにも同じことがいえます。
ECサイトといって物販をするサイトなのか、SNSに代表されるコミュニティサイトなのかで内容が変わってくるのは当然です。

WEBディレクターの業務は、まずサイトの在り方を決めていき、その方向性に沿ったサイトが制作できる人を集め、指示を出すことがメインです。サイトを作成する際にはプランナー、またはクライアントが存在しますので、その人々の意向を汲み取りながらサイトの構築をすすめていかなければなりません。

デザイナーへの依頼も、コーダーへの依頼も、ライターへの依頼も、全てのスケジュールをディレクターが調整します。例えば、デザインが実際に欲しい日程より遅れて届いたとしても、その後に控えているコーダーのスケジュールを期日に間に合うように調整したり、優先事項を決めて先に進められるところは進めたりと、臨機応変に対応をしていかなければならないことも多々あります。

時に自分で手を動かし、修正をかけることも業務の一つになります。
そのため、デザインの知識やコーディングの知識、ライティングの知識もそれなりに持っていなければなりません。

さらにWEBディレクターはマーケットへの意識も高く持っておかなければなりません。もちろんそれぞれ得意分野はありますが、それ以外のところにも情報のアンテナは広く深く張っておかなければ、実際にサイトをどう動かせばクライアントの要望に答えられるかなどが見えなくなってしまうのです。

実際に今何が流行っているのか?どんなことを要因にして人が動くのか?実生活において何を求めている人間が多いのか?どんな情報を欲しがっているのか?そういったこと全てに目を光らせ、自分が運営しているサイトに反映させるべく案を練っていく必要があります。

情報源はテレビであったり、ネットであったり、SNSであったり、実生活であったりさまざまです。
これがサイトディレクションを
行うにあたっての前提条件です。

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全研本社ではさまざまな情報サイトを取り扱っております。そして私が担当しているサイトも情報サイトです。
情報サイトというのは誰に対してどんなことをどんなニーズに答えるために制作するのか?という定義づけが非常に難しく、苦戦を強いられることも多々あります。

クライアントの要望が必ずしもWEBサイトの在り方として正しいわけではありません。ただサイトの管理と運営を行うのであれば、そこにディレクターは必要がなくなります。
ですから、いろいろなマーケットに目を向け情報を得ながら、自分がディレクションしているサイトが正しい方向に向かっているか、根拠を持って証明しなければならないのです。

などと、偉そうなことを述べましたが、私も現在WEBディレクターとしてまだまだ修行中の身ではあります。いろいろな人と関わりあいながら、情報のアンテナを広く持ちサイトを正しい在り方へ導いていけるよう努力しています。
世の中が変わり行く以上、
100%完成されたサイトはできあがりません。

必ずどこか問題を抱えることとなるでしょう。WEBディレクターは常に新しく正確な情報を模索しながら、時代に沿ってサイトを運営していくために必要なのです。

全研本社では、制作部隊の社員向けに、ディレクター講座なども実施しております。外部の講師の方にしっかりと基礎から教えていただけます。こちらは目からウロコが落ちるほど内容の濃い講座になっています。
このようにWEBディレクターとして成功されている方から実際に話が聞けるのは、全研社員の特権かもしれません。

私が担当しているサイトは、今の時点でオープンしていないサイトなのでまだ詳しい案内はできませんが、近々紹介できる日が来るので楽しみにしてください。

以上、岩谷でした。