こんにちは!21卒、バリューイノベーション事業部(以下VI)デザインチームの土井です。

新卒2年目となりますが、まだまだ課題は尽きない日々を過ごしております!
今回は、失敗がありつつも「やっぱりモノづくりが好きだ!」と感じることができたお仕事のエピソードを紹介したいと思います。

私の日々の業務

現在、私はWebサイトのデザインディレクションを担当しています。
ユーザーが、自分にマッチした企業やサービスを選択できるように、企業の強みをわかりやすく伝える「戦略コンテンツ」のサイトデザインをしています。

他にも、新規事業サイトのイラスト、展示会パネルのイラストなど、様々なイラスト制作に挑戦する機会をいただいております。
(実は、去年の5月から22卒のメンターも勤めさせていただいております!)


▲ わたしがアイコンやイラスト制作を手がけた展示会ブースです!

日常が一変。全創会オープニングアニメーション制作が始動!

そんなある日。突然、制作長から「全創会のオープニングアニメーションを作ってみないか。漫画っぽいタッチのアニメーションに挑戦してみないか」とお誘いいただきました。

全創会とは、年末に社員全員で一年の振り返りを行う社員総会です。
そんなビッグイベントに携わることができる!という大きなチャンスにわくわくとした気持ちしかなく、即「やりたいです!!」と答えていました。
(実は私は少年漫画が好きで、漫画風のイラスト制作にも挑戦してみたかったので、お仕事をいただくことができとってもうれしかったです!)

そして、日常の業務に新しい風、アニメーションのイラスト制作が加わりました。

はじめに、アニメーションの参考動画や絵コンテ、制作スケジュールについてお話をいただきました。
アニメーションを制作するにあたり、私だけで全てのコマのイラストを描くことが難しいため、イラスト制作チームが編成されました。

大きく見せる静止画のシーンは私が制作し、それを元に他のメンバーには動きのあるコマの制作をサポートしていただくという役割分担です。
すべてのコマのイラストのチェック後、動画制作のメディアクリエイト課にデータを納品するという流れで進めていきました。


▲ 図にするとこんな感じのフローで制作をしていました。

期日に間に合わない…?通常業務との両立に苦しむ。

よし、どんどんイラスト制作をしよう!そう意気込みながら制作をして3日目。とあることに気づきます。

制作期間は9日間。イラストは合計で24枚。
1枚制作するのに最低でも1時間かかるのに対して、1日でイラスト制作に確保できる時間が2〜3時間しかない…これは期日までに制作が間に合わない!?

ですがこの頃の私は、「悩むより制作を進めるしかない!」と、嫌な予感から目を背けてしまったのです。

さらに、イラスト制作メンバーとのコミュニケーションでも問題が発生しました。
メンバーそれぞれで、認識している制作方法やフローに違いがあったにも関わらず、詳細説明もなしにコマイラストの制作を依頼してしまっておりました。メンバーの方が質問をしてくださってはじめて、私が思っていた以上に情報共有ができていないことに気づきました。

そんなコミュニケーション不足も相まって、スケジュールに間に合わないのでは?といった不安がイラスト制作チームの中に充満している状態でした。

できない自分がひたすら悔しい。上司の言葉が私を奮い立たせる。

「さすがにこの状態はまずい」と感じ、上長に相談をさせていただきました。
その際に、「土井さんがイラスト制作チームのリーダーですよ。だからこそ、もっとメディアクリエイト課に相談をしたり、イラスト制作メンバーと連携する必要がありますよ」とアドバイスいただきました。

このとき、今までその役割に気づくことができなかった自分にとても悔しい気持ちになりました。
おそらく、制作長は期待をしてくださったからこそ、いつものイラスト制作とは違う「チームでのイラスト制作」のお仕事をくださったのだと思います。ですが、スケジュールの立て直しやメンバーのタスク状況の把握・制作方法の共有が自分の役割であると、認識することすらできていなかったのです。

それでも落ち込む暇はありません。
まずは、制作長とメディアクリエイト課にイラストの納品期日をずらしていただくことが可能か相談をしました。
そこから状況の整理とタスクの洗い出し、優先順位を決めて作業を進めることで、
なんとか制作スケジュールを立て直すことができました。

制作を楽しむためには、細かいコミュニケーションが鍵。

また、イラスト制作メンバーには新たなスケジュールや役割分担、残っているタスクの共有をするようにしました。
それまでは、自分の担当するイラストの制作に精一杯で、周りに目を向けることができていませんでしたが、リーダーとしてもっと周りとコミュニケーションをとろうと決めました。

「でも実際、コミュニケーションって何をするの?」そう考えた時に一番に思い浮かんだのが制作長です。制作長は完成したイラストを提出すると、お忙しい中でもかならず返信をしてくださります。
まずは、私もそれを真似しよう!と決めて、この3つをかならず実行するようにしました。

①メンバーの完成したイラストに対して感想を伝える
②質問を受けたら、できるだけ早く返答をする
③感謝をちゃんと言葉としてお伝えする

当たり前のことですが、とても大切なことだったように思います。

また、周りに目を向けると、メンバーのイラスト制作に対する積極的な姿勢に感動させられることも多くありました。
通常業務がある中でこの仕事を引き受け、さらに期待値を超えるサポートをしてくださるメンバーに感謝しかなく、メンバーに「この仕事を担当してよかった」と思ってもらいたいという気持ちが強く芽生えました。

自分に新たな目標ができたこと、メンバーの完成度の高いイラストを見ることで俄然やる気がでて、忙しい中でもイラスト完成にワクワクしながら制作することができました。

そうして何とか無事にすべてのイラストが完成し、メディアクリエイト課に納品することができました。

ついに全創会!周りの歓声に鳥肌がたつ。

全創会がはじまり、オープニングが流れ出しました。
はじめは所々でザワザワしている状態で、もしこのまま終わってしまったらどうしよう…といった不安に駆られました。

ですが、そのどよめきがだんだん歓声や拍手といったリアクションに変わり、周りの方を感動させることができた感覚に鳥肌がたちました。


▲ 今回制作したイラストの一部です!

オープニングムービーが上映されたのは2分40秒。
短い時間でしたが、なんとも言いあらわせない、胸が熱くなる感覚がありました。

サポートしてくれた制作チームとメディアクリエイト課の方々、たくさんフォローをしてくださった制作長がいたからこそ完成できた、という感謝の気持ちでいっぱいで、「このプロジェクトを担当することができてよかった!!!!!」と心から思うことができました。


▲ オープニングアニメーション制作メンバーで記念に集合写真を撮りました!

新たな目標。一緒に仕事をして「楽しい」と思ってもらえる存在に。

私は入社時から「一緒に働きたいと思ってもらえる人になる」といった目標を持っています。

日々のサイト制作では、スケジュールは決められており、イラストを担当させていただく際は基本一人で進行を行います。そのため、「周りと連携すること」の大切さをここまで強く感じることはできなかったです。

新卒2年目というタイミングで、チームでクリエイティブに挑む機会をいただき、 目標と今の自分のギャップを知ることができました。

これにより、以前よりも、お仕事を通して関わる人のことを想い、自分はどう行動するべきなのか考えられるようなりました。
失敗しても真摯に相手と業務に向き合い、気持ちの良い仕事がしたい。そして、そんな自分を通してもっとお仕事が楽しいと、制作が楽しいと感じてもらえる存在を目指すようになりました!

「一緒に働きたい」からさらに、「一緒に働くと楽しい存在になる」ことを目標に、デザインスキルの向上を含め、自分の課題に向きあっていきたいと思います。
もっと成長できるよう、がんばります!

最後までお読みいただきありがとうございました。
デザインチームの土井でした。