はじめまして!19卒のメリッサ ハリムと申します。
今日はデザイナーとしての成長を目指す私のこれまでの日々をお届けします。どうぞよろしくお願いいたします!

ブログ画像_メリッサさん

デザイナーを目指して日本へ

私はトロピカルな国インドネシアからやってまいりました。
アメリカの次に人口が多い国で、日本の二倍くらいです。赤道を跨るように位置しているので、12月でも気温は30℃をこえるんですよ。

インドネシアの親戚との写真

これは母国で行われた兄の結婚式での写真です!インドネシアの結婚式は日本よりも参列者が多く、盛大に行われます。(写真からその様子が伝わりますか??)

インドネシアで育った私が日本に来た目的は、WEBデザイナーになることです。そのために日本の専門学校でグラフィックデザインの学科を専攻し、そこでコーディングとWEBデザインの知識を学びました。
そして就活の途中で全研本社に出会い、会社説明会では社員が職域をこえて様々なことに挑戦できる「チャレンジ精神」に魅力を感じたのを覚えています。選考中にインターンにも参加し、内定を頂きました。

全研に入社するまでは、WEBデザイナーの仕事は見た目重視で、楽しいものばっかりを自由に制作しているというイメージがありました。しかし実際のデザイン業務に携わってみて、効率と成果を重視しながらクオリティを上げなければいけない、ということに気付いていくんです。

今の私が働く場所

入社してから、すでに半年以上。本当にあっという間でした。新卒研修期間中の三ヶ月間は、仮配属期間という形で仕事をします。私はPRマーケティング事業部(以下PRマーケ)という部署に配属され本配属後も同じ部署で働いています。
PRマーケは全研の語学部門の集客を支える部署です。「OSチーム」「構築チーム」「編集チーム」という3つチームが連携をとりながら仕事をしています。

最初は構築チームのコーダー職を経験してからOSチームに異動し、英会話スクールリンゲージのWEBマーケティングを担当するチームの中で幅広い仕事に挑戦しています。

失敗に負けない私

Webデザインの仕事を任され、私は初めての失敗を味わいました。依頼してくれた先輩に仕事の進捗を報告せず、自分で判断して進めてしまったんです。

その後、提出の〆切まで日にちが目前…というところで完成は難しいだろうと判断がおりて、任されたプロジェクトが中止になりました。悔しさ、悲しさという複雑な気持ちになりましたが、何よりも信頼を失ったという点が一番辛かったです。

期限内で依頼された制作物を提出すればよいという考え方が自分にありました。その考え方を持ち続けて、全研本社に入社してしまいました。このような考え方は社会人としての考え方ではなく、学生的な考え方です。

私が学生だった頃は学費を払ってデザインをするので、好きなものを制作できて、好きな時間で完了させることができます。その一方で、社会人はお金をもらっている側になり、限られた時間で、期待された成果を出す必要があります。

この失敗を体験したことで、「時間管理」と「報連相」の大切さを学ぶことができました。このような学びはいくらお金を出しても得られないもので、今の私にとって何よりも尊い学びです。

時間管理改善の為に
▲時間管理するための大きな時計をデスクにおいています

やりたい仕事にたどり着くまでのプロセス

WEBデザインの仕事に関わりたいという思いを抱えながらも、失敗のあとはデザインの仕事が減りました。なぜかというと「自分の信頼がまだ取り戻せていなかった」からです。
そのため、自ずとデザイン以外の仕事が増えていきました。PRマーケで運用しているサイトの検索順位データをGRCというマシンから取得する業務、クレジット画像の設置、リンゲージスクールの公式サイトに掲載する講師画像の加工など…。webデザイナーを目指している私は、デザイン以外の仕事を任されることに、最初は不思議でした。

しかし、苦手なExcelの関数を使う業務もあったので、日々勉強をするようになったり、講師画像を加工する業務ではPhotoshopの編集スキルを磨くチャンスになったり、デザイナー業務から離れたとしても学ぶことは多かったです。あらゆる場面から勉強の機会をいただき、感謝しています。
この後どんな仕事を任されるんだろうというワクワク感があります!!

デザイナーになるための基礎をやり直し始めた

PRマーケには「バディ制度」といういわゆるメンター制度が存在しています。バディは指導者のような存在です。仕事の流れを始め、私の場合は日本の文化や悩みまで相談させていただける、頼りになる先輩です。

デザインの基礎をやり直す目的で、バディの内田さんからご提案いただいたのが「20分間のスキルアップ」というトレーニング。その中で毎日バナー(横長の広告画像)の模写をすることになりました。

ただ模写をするだけではなく、「オリジナリティが高いもの」と「リンゲージスクールにも活かせそうなデザイン」というルールで、毎日特訓しています。
なんと、デザイナーの大先輩でもある前須さんからも時間をいただいて、フィードバックをもらい、そこで自分のデザインスキルとスピードが足りなかったことを知り始めました。

具体的にいうと、「バランス」「メリハリ」「日本語フォントの扱い」という弱点があります。
メモを取りながら、いただいたフィードバックから次の模写に活かしています。

バディとの仕事の様子
▲バディの内田さん。いつも相談にのってくださる頼れる先輩です!

そしてついに…チャンスをいただくようになりました!

失敗によって信頼を失ってから二ヶ月後、とあるデザイン業務の依頼がありました。サイトの設計図である「ワイヤーフレーム」の制作です。

バナーの模写と同じで、前須さんからご指導いただきなら、正しいワイヤーフレームとWEBデザインの基礎を教えていただきました。
最初は、Photoshopのレイヤーのまとめ方やフォントの揃え方などをあまり気にしてなかったのですが、ご指摘とフィードバックをいただいた結果、何故そろえる必要があるのか理解できて、小まめに整理するようになりました。

レイヤー整理ビフォーアフター
レイヤーのまとめ方ひとつとっても、比べてみると変化がわかります。「デザイナーに必要な考え方」が不足していた私は、先輩に教わりながら、ひとつひとつ覚えていきました。

こうして、新たな再スタートを切った私は、もう過去と同じミスしないことを決意しました。そのため、必ず前の工数を参考にしながら、進捗報告を定期的に行っていきます。

変わった私と今後のビジョンについて「成果を求めるデザイナーになる」

入社前、デザインはただの楽しいものを制作して、見た目重視という考え方がありました。入社後、朝礼や会議の場で上長の皆さんからお話を聞いて、プロの仕事をするには見た目も勿論大事だけど「成果につながる努力」が重要であるという意識が必要なのだと知りました。
このことから、自分のビジョンも変わりました、今後の目標は「成果を考えるデザイナーになる」ことです。もちろん、デザイン業務に限らず、他の業務も必ず100%の力で取り組んで、成果を出したいです。

そのためには日本語の能力がまだ足りません。来年の夏にN1の資格を取る目標も設定して、毎日日本語の勉強を始めました。ネイティブレベルになるまで、日本語の勉強を続けていきます。
それと同時進行で、デザインスキルの改善です!デザイナーとして腕を上げていく必要があることはこれまでの仕事の中でわかりました。これからどんどん素早く美しいデザインが生み出せるように努力したいです。

すべての気づきは一人では得られなかったものばかりです。上司、バディ、チームの皆さんからフィードバックとご指導をいただいて、気づくことができました。

デザインの仕事がしたい、と思っていた自分にとってデザインの仕事から一時期遠ざかってしまったことは正直あまり納得できなかったところがありました。かなり辛かったです。
ですが、逃げるより心を柔らかくして、反省すること。そして、反省で終わることなく、次のステップで改善し、変わるための行動をとることこそ大切です。信頼を得るために行動をしなければ意味がありません。

周りの方々からのあたたかさに支えられて、「仲間」という言葉の意味を深く感じました。今後の成長を楽しみにし、周りの皆さんが私を育ててくださったように、私も後輩に指導ができる先輩になるように頑張って参ります!

仕事中の様子