初めまして、リンゲージ事業本部 コーポレート事業部の福田と申します。
2016年に留学カウンセラーとして全研に入社し、2年間は中学・高校生への留学の案内・サポートを、昨年からは法人向け語学研修の営業として日々多くのクライアントのもとに訪問しています。

今回は私のリンゲージ事業本部での3年間について、お伝えできればと思います!

まずはリンゲージ事業本部について

私が所属しているリンゲージ事業本部(以下リンゲージ)がどういった事をしているのかを一言でいうと、
「語学教育の全て」です。

リンゲージには留学サポートを始め、講師派遣形式のレッスン、英会話教室の運営、外国人社員への日本語研修、通信講座、オンライン英会話の運営など多岐にわたる事業があります。

語学事業
[参照]全研本社公式ホームページより
▲語学教育に特化した様々な事業を行っています。

留学カウンセラーとして~大きなやりがいと責任~

前職では留学と全く異なる業界で働いていた私が留学カウンセラーを志したのは、高校から大学卒業までオーストラリアで留学をしていた経験が活かせる仕事だと思ったからです。

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▲学生時代の一枚。この時に受けた刺激を多くの方に感じてもらいたい、と強く感じました。

私が入社した当初、留学カウンセラーとして所属していた留学事業部のセクションの一つ、AISE国際交流センターは中学・高校留学を専門に1年以上の長期留学プログラムをメインに扱っていました。
滞在先の国や留学のタイプ、プログラムなどは様々で、大きく分けると「正規留学」と「交換留学」の2タイプがあります。その中で、私は主に「アメリカ高校交換留学プログラム」を担当していました。

アメリカ高校交換留学は1年間のみの期間が限定されたプログラムで、参加生は現地の公立高校に通い、ボランティアのホストファミリー宅に滞在をします。授業料と滞在費が免除され、正規留学と比べると費用を抑えることが出来ます。(※サポートや渡航、ビザ申請費等は別途プログラム費に含まれます)
ですが、授業料と滞在費が免除されるからこそ、担う役割は多く、正規留学と比べると困難が多いプログラムです。

参加生は日本を代表する大使として、学校やホストファミリーを始めとした留学先で出会う人達に日本の文化を伝えていく役割を持ち、ESL(留学生向けの英語クラス)や学校の留学生向けサポートがない中で現地の生徒と同じ授業を受け、それについていかなければいけません。英語力はもちろんですが、それ以上に精神的な強さが必要になります。

留学費用は正規留学よりも抑えられると言いましたが、それでも150万円以上。交換留学プログラムの厳しさはもちろんのこと、金銭的な負担も大きく、保護者の方にとって、何より本人にとっても大きな決断で、人生の分岐点と言えます。

将来を左右する大切で大きな決断に、そして出発から帰国までの参加生の成長に、サポート役として関われることの嬉しさと責任の重さを感じながら働いていました。

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留学カウンセラーの仕事

私が実際に行っていた仕事を紹介させていただくと、まず留学カウンセラーとして重要な役割が2つあります。

①AISE国際交流センターの留学プログラムへご参加いただける留学希望者の募集
②渡航前から帰国までのサポート

留学希望者の募集では、対面または電話での個人カウンセリングや説明会を行います。
カンセリングは1時間以上…時には2時間以上かけて、しっかりとヒアリングを行い、留学プランを提案します。
説明会では一つの留学プログラムについて、参加いただいた方全員にわかりやすく伝えることが必要です。特にアメリカ交換留学プログラムは、参加希望者の皆さんとその保護者の方へ「いばらの道」ということを伝え、それでも参加をしたいと思ってくださる方々に、数多くある留学エージェントの中から選んで頂けるよう信頼を得ることが求められます。

一人前のカウンセラーになるために

私の留学カウンセラーとしての説明会初デビューは入社から3ヶ月目のことでした。
緊張でガチガチになってしまい、伝えなければいけないことも抜け、当然ながら申込者は現れず…。ダメなところが多すぎて、自分で何からやり直せばよいかわからない状態でした。

そんな中で、何がうまくいかない原因で何をどう改善していくべきかのアドバイスを上司の染谷次長、川口主任から頂き、次の機会をすぐに与えてくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいでした。

そして少しずつ改善を行い、おふたりを真似て(特に染谷次長のお客様のご要望を引き出す力を自分の物にしようとロープレを行い)、説明会実施の数日後に初の「留学に参加します」の言葉をいただけた瞬間は今でもはっきりと覚えています。

留学カウンセラーとして胸を張って留学希望者の皆さんや参加生の皆さんの前に立てるようになったのは、あの時のご指導はもちろん、その後もずっと先輩方にあたたかく見守っていただいたからこそです。

プログラム参加生の募集を終えた後は、出発前のフォロー、必要書類作成やビザ取得の手引などを行います。そして出発後の留学期間中のサポートは特に重要です。

AISE国際交流センターには、参加生が留学先から相談するためのフリーダイヤルがあります。
かかってくる電話の内容は様々で、1時間ずっと話を聞くだけ、といったこともあれば、本人が考えて行動したことが全てうまくいかず、心が折れそうになっている…等。
出発から3ヶ月の間は連絡が多いですが、そこから徐々に留学先に慣れて電話の数が減っていき、苦労の連続だった1年間の留学生活を終えるのです。
出発前の「らしさ」を残しつつも、帰国後に大きく成長した姿を見ると、とても嬉しく、誇らしい気持ちになりました。

突然の異動で、新たなチャレンジ!コーポレート事業部での日々

異動が決まったのは、留学中の学生達の帰国と、これから出発する学生達の出国を2ヶ月後に控えた時期でした。
帰国後の成長した姿と、出発を見届けられないことへの申し訳なさと残念な気持ちがありましたが、留学カウンセラーと同じように頑張ろうと心に決めて新天地へ足を踏み入れました。

異動先のコーポレート事業部は、企業と学校法人に向けた語学研修の実施と運営を行っている部署です。
全国に3拠点あり、東京では大きく3つのチームから成り立っています。講師の割り振りやカリキュラム作成を担当する教務チーム、研修の運営サポート全般を行うコーディネーターチーム、そしてクライアントへの提案やクライアントの要望を教務、コーディネーターに伝え調整を行う営業チームです。

英語研修は勿論のこと、中国語やドイツ語、日本語研修の実施も行っています。また、例えば英語研修ひとつとっても、毎週講師を派遣する英会話レッスンからネゴシエーションセミナー、新入社員向け集中研修、大学でのTOEIC対策講座など内容も幅広いです。

リンゲージwebサイト
▲リンゲージの語学研修を詳しく紹介する公式サイト。多くの学校法人・企業様の研修を支えています。

コーポレート事業部の営業として

法人営業としての主な役割は、クライアント先に訪問し、ご要望を伺い、研修プランを提案することです。また、お取引のある大学や高校で実施するTOEICやTOEFL対策講座参加者募集のための講座概要紹介を200人以上の前で行うこともあります。

語学研修を扱うライバル会社は多く、リンゲージを選んでもらうために、数多くある競合とどう違うのかを明確に伝え、メリットを感じて頂く必要があります。

企業の人事の方、研修担当者の方はプレゼンを受け慣れている猛者といっても過言ではありません。提案前にどれだけご要望を引き出し、どうやって響く内容を提示できるかが鍵です。

ご要望に対して、時にこちらからプラスアルファの案やご希望とは別の案をお伝えする場合もあります。クライアントの目標達成のために、ご希望される方法よりも効果的な手段があれば、なぜそうした方がよいかを踏まえて提案するのも営業の役割だと思っているからです。

とはいえ、一人前の営業になるための道のりは遠く、学ぶべきことも多くありました。そんな異動直後に業務指導やロープレなど、法人営業について色々と教えて下さったのが星野シニアマネジャーです。

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▲星野シニアマネジャーと談笑中の一枚。

何かクライアントと問題がおき、謝罪が必要な時には「いくらでも一緒に頭を下げに行く、その時はすぐに言ってほしい」とまで言ってくださったことが強く印象に残っています。
勿論そんな時が来ないように、細心の注意を払い続けますが、とてもありがたく、私に力を与えてくれる言葉です。

大切なことは同じ

個人でも法人のお客様でも、相手の立場、目線に立って真剣に相手に向き合うという姿勢の大切さ、重要さは何も変わらないと思います。そして、どんなに自分自身が相手に真剣に向き合っているつもりでも、伝え方によって相手が受ける印象は全く違います。
どんなに「良いもの」であっても、伝え方次第でその価値が失われてしまうのです。怖いと同時に、面白いと考えるように心がけ、留学カウンセラーとしての経験を活かしながら、クライアントにとって最も良い提案を考え続け、寄り添える存在でありたいと心から思います。

営業としてはまだ走り出したばかりですが、これからも全力で駆け抜けていきたいと思います!

※本記事は部署異動前に執筆されたものを編集・公開しております