全研本社 採用責任者の松島です。

matsushima

私のブログ記事は、弊社の新卒フェイスブックで連載している、“採用担当者の本音”を赤裸々につづった『今週のマツシマ』というコラムを再録したものです。『今週のマツシマ』最新記事は、ぜひ新卒フェイスブックをのぞいてみてくださいね!
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第4回【知識や経験が無くても、IT業界で働けるのか?】

 

合同説明会などに参加すると、IT企業として弊社の事業内容をお話することになる。たとえばWEBマーケティングやWEBプロモーション、SEOの話など。そうした専門的な話をしたあとに学生さんと会話すると、こんな不安を口にされる方が非常に多い。

「事業内容はとても面白いと感じました。でも、
 私にはWEBマーケティングに関する知識が全然無いのですが……」
「WEB制作に興味はあるんですが、スキルは無いんです……」

そんな経験や知識、スキルが無い自分でも働けますか?という質問だ。私の答えはイエス。「ただし、努力は必須です」とお伝えしている。

 

もちろん職種を決めるにあたり、適性は見る。人と会話することがものすごく苦手なら、営業の仕事はキツイだろうし、センスに自信がない人が、デザイナーとして一流になるのは難しい。

プログラマーなどの技術者なら、3度の飯よりコーディング!くらいプログラミングに夢中になれないと、毎日面白くないと思う。しかし、適性はあるのに知識や経験不足が問題なら、単純に本人の努力次第で後からいくらでも身に付けられる。

 

しかしそれを聞いて安心し、「ITのことなんてちんぷんかんぷんだけど、入社したら必死で頑張ろう」と考えるのは、惜しい。多くの人が勘違いしている。新社会人は、4月に横並びでスタートするのではない。入社する前……そう、学生のうちから、すでにスターターピストルは高らかに鳴り響いているのだ。

就職先が決定して、安心してそこで歩みを止めてしまうのはもったいない。貴重な学生時代に、フライングでどれだけ業界知識を吸収し、配属されるであろう職種に役立つスキルを身に着けようとするのか。『スタートダッシュ』は、今すぐできることなのだ。

多くの新社会人の1日目は4月1日に始まる。しかしその瞬間、ライバルは同期などではない。世界中のビジネスパーソンなのである。