学生のみなさんこんにちは、人事の梅田です。

突然ですがWeb編集者という仕事はご存知ですか?
「編集者」といえば、出版社にいる本や雑誌、マンガなどの編集者が有名ですね。
少し前には、沢尻エリカ主演「ファーストクラス」で女性ファッション誌編集者が注目されました(相当デフォルメされた編集者像でしたが^^;)

現在では、本や雑誌だけでなくWebメディアにも、編集力が試される時代になってきています。
そこで注目されているのが「Web編集者」。

じ、実はですね、手前みそで恐縮ですが、全研本社では約10年まえから
WEB編集者という職業を確立し、ノウハウを蓄積しているのです。

そんなわけで今回は、Web編集者を志望する学生へのインタビューを通して、その現場の一端もご紹介できればと思います。インタビューに応じて頂いたのは、東京女子大学を今年3月に卒業予定の瀬沢由衣さん(以下、敬称略)。

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プロフィール
瀬沢由衣(22歳)
東京女子大学を今年3月に卒業予定の現役大学生。
女子大という環境から、周りには「大手銀行に就職して、いずれ将来は素敵な花嫁に」という一般職志望者が多い中、子どものころからの夢であった編集者を目指してダブルスクールに通うなど精力的に活動。
就活を通して、編集者と同じぐらいベンチャー企業の勢い・キラキラ感に憧れた結果、ベンチャー気質でありWeb編集の実績豊富な全研本社を志望するに至る。
4月からは全研本社eマーケティング事業本部の15卒メンバーとして入社予定。

梅田「こんにちは、よろしくお願いします。うふ、なんか照れますね」

瀬沢「よろしくお願いします。緊張しますね!」

梅田「さて、瀬沢さんと言えばなんといっても履歴書の印象が」

瀬沢「(笑)」

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(関西の方ならピンとくるかも? なんと余白にビリケンさんが書かれた履歴書)

梅田「こんな履歴書初めて見ました(笑)……こういうのはもしかして学校とか就職塾とかでアドバイスされたりするんですか?」

瀬沢「いえいえ、自分で工夫しました。企業の担当者にインパクトを残したくて!その頃たまたま友達から、笑った顔がビリケンに似てると言われたので、『それだ』と」

梅田「目に留まるっていう意味では大当たりでしたね(笑)もう忘れないですもん」

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(もうビリケンにしか・・・ありがたや、ありがたや)

瓦版に配属されて

梅田「さて、今は瓦版(http://w-kawara.jp/)の編集インターンとして週1~2日ペースで来て頂いていますが」

瀬沢「はい」

梅田「お仕事としては、具体的にはどんなことをしているんですか?」

瀬沢「はい、今は主に瓦版のコンテンツ拡充という目的で「ストレス」に関することを調べて記事を書いています。
瓦版は、「働き方と天職を考える」というコンセプトのWebメディアなので、働く事と切っても切れない関係であるストレスについて掘り下げてみよう、という事になりました。例えば、ちょっとした癖から何をストレスに感じているかを見出す方法とか、いろいろなストレス解消法を紹介したりとか」

梅田「ライティングが中心なんですね。記事を書くときに参考にしているものとかってあるんですか?」

瀬沢「記事のネタを探すのにはインターネットからが多いですね。本も読んだり……。ストレスについて書く前には、日本の職業について調べていたので、その時は企業のホームページやプレスリリースをしらみつぶしに見たりとかしていましたね」

梅田「記事を書くときに、難しいなと思う事とかはありますか?」

瀬沢「そうですね~。私の場合、タイトルを考えるのがすごく苦手で(苦笑)。今日も、タイトル10案ひねりだして岩谷主任(瓦版ディレクター)に見て頂いて、先ほど添削が返ってきたところです」

梅田「岩谷主任からは、どんなアドバイスがあるんですか?」

瀬沢「まずは、数字を入れて具体的にすると良いと。『●●するための5つの方法』という感じですね。
次に問いかけ。『あなたは大丈夫?』みたいな。
あとは、ちょっと大げさなぐらいが良い。という。
短い文章で読者に「おっ」て思ってもらわないといけないので、魅力を詰め込むのが難しいなって思います。私は、本文を全部書かないとタイトルに手を付けられないタイプなんですが、岩谷主任は逆に最初にだいたい決めてしまわれるそうです。うーん、私もそうなれたら良いのですが」

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取材に出かけてみて

梅田「一度、取材にも同行していますよね?どうでしたか?」

瀬沢「率直に言うと、ちょっと緊張してしまう現場でした。インタビュー対象の方は、緊張されていたのかとても頑なな印象で、私一人だったらパニックになってしまいそうでしたが、そんなところでも岩谷主任は次々と質問を繰り出し、回答を引き出したらそれを手がかりに話を広げていくのも上手。」

梅田「おおお~!すごいですね」

瀬沢「しかも、取材を終えて会社に帰るまでの間に、記事の構成がもう頭の中で出来上がっていらして!頭の回転速すぎです(笑)」

梅田「ええ」

瀬沢「その後、実際の記事は私が書かせていただけることになったんですが……その時もいろいろとアドバイスをいただきました。私は取材に行っているから発言の裏側にあることまで理解しているけど、ユーザーは何も知らないのだから、ユーザー目線で記事を書くようにと」

気になるあの人との絡みは

梅田「ところで、瓦版と言えば、最近は時事川柳も詠まれている『猫田先生』が気になる存在ですが、猫田先生の中の人との絡みはあるんですか?」

猫田先生
※注:猫田先生の中の人……元スポーツ新聞記者。取材対象を追いかけ西へ東へ進撃しまくる全研イチのベテランライター。

瀬沢「一度だけ、記事を校正していただいたことがあるのですが、紙が真っ赤になるほどたくさん校正を受けました(苦笑)」

梅田「うわあ、真っ赤」

瀬沢「正直、最初はショックだったんですが、すごくうれしかったですね。いち学生の文章に対して、ここまで見てくださるのかって!感激しました」

梅田「結局、入稿はできたんですか」

瀬沢「はい。3回ぐらい往復しましたが、なんとか(汗)」

インターンを通じて変わったこと

梅田「全研本社でインターンをするようになって半年が経ちましたが、自分が変わったなと思うようなことはありますか?」

瀬沢「うーん……考えるようになりましたね~」

梅田「考えるように?」

瀬沢「そうですね。初めのころは、文章ひとつ書くときでも『言われた通りにやればいい』という感じが強かったんですが……。『働き方を考える瓦版』という媒体にたずさわってたからかもしれませんが、自分自身の働き方についても考えたかも……。
今はどうしたら瓦版のアクセスアップに繋がるのか? それに必要なコンテンツって何だろう? とか、一緒になって考えるようになりました。それが自分の中での変化です。
瓦版はどんどん進化している媒体で、近々読者向けにアンケートを取る企画もはじまりますので、今後はそれにも絡んでいけたらなと思っています」

最後に、入社したらやりたいこと

梅田「さていよいよ4月から入社するわけですが。意気込みをどうぞ!」

瀬沢「はい。今年はZERO(新規事業コンペ)に出たいです! 実は1年先輩の鈴木さんがすごい!!と思っていまして。以前、一度内定者との懇親の場でお会い頂いたときは、正直こうなんというか・・・線が細そうな・・・なんというか・・・そんな男性という印象を受けたのですが(笑)」

梅田「(笑)」

瀬沢「そんな鈴木さんが、ZEROとデザインアワード2つの社内コンペで、並み居る先輩を押しのけて上位入賞するという快挙! 全研本社には何かこう、社員にやる気をみなぎらせる「何か」があるのではと。私もあまり目立つほうではないのですが、チャレンジする勇気を持てば、先輩のように大活躍できるのではないかと思いました」

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(1年先輩の鈴木さんは、Webディレクターとして奮闘する一方、業務外の社内企画コンペにも積極的に参加しています)

梅田「ZEROに出したいアイディアとか、もうあるんですか?」

瀬沢「はい!実は……」
(この後詳しくお話いただきましたが、カット!実際の企画化を待ちましょう♪)

梅田「お忙しいなか、ありがとうございました!」

瀬沢「はい、ありがとうございました!」

インタビューを振り返って

数年前から検索エンジンGoogleが評価するサイトとして「他のサイトと類似しない独自性のあるコンテンツを持つサイト」を挙げている事から、「コンテンツ」が注目されるようになっています。

特に昨年のインターネット業界では「コンテンツマーケティング元年」と言われるほど、様々な企業の取り組みが活性化した一年でした。

こうしてWebメディアにとって、読み応えのあるコンテンツが必須になっていく中、注目されている職業が「WEB編集者」。
独自性のあるコンテンツを生み出していくには、編集者による「時代を読み取る眼力」や、「競合との差別化を図る編集術」が必要になります。

インタビュー中に瀬沢さんが「アクセスアップに繋がるコンテンツって何だろう?」と考えていると聞いて、彼女にも確実に編集者としての種が育っていると感じました。
最初は受け身でいたとしても、現場のディレクター達とデスクを並べて働き、現場のプロ達から活きたアドバイスをもらううちに、自然と姿勢が前のめりになっていったのかもしれません。

最後に「正直自分が向いているか向いていないか分からないですが、でも今は『好き』という事が分かったから、編集者の仕事に突き進んでいきたい」とにっこり笑っていた瀬沢さん。
種がいつか芽吹き、花咲きますように!

以上、人事の梅田でした。

追伸:
全研本社では、瀬沢さんのようなインターンシップを経験したい方を、大・大・大募集中!
お気軽に人事( jinji@zenken.co.jp )までお問い合わせください。