こんにちは、20卒のアクシャタ・シェノイです。
現在、バリューイノベーション事業部(以下、VI事業部)の制作7課に所属しています。

このブログではインド出身の私が、東京にある全研本社の新卒として入社するまでの過程について紹介します。

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工学部生が全研本社に入社するまで

きっかけは、私が大学4年生の時までさかのぼります。

外国語を学ぼうと考えていたちょうどその時、日本についてまとめられたとある記事を見つけました。
その記事から影響を受け、私は日本語を学ぼうと決意しました。

そこから日本語の勉強をはじめ、当時は最後の大学生活を楽しむことよりも日本語勉強を優先していました。

周りの人たちは私がいつも勉強しているのを見て驚き、「なぜそこまでするのか」とよく質問していました。
必死に勉強する私の様子を奇妙に思った人は多かったかと思いますが、私はどうしても日本で働きたいと考えていたため、毎日必死に日本語を勉強しました。

最も重要な最終学年度のプロジェクトと並行しつつ、日本語の勉強をするのは非常に挑戦のしがいがありました。

私は毎日午前9時から午後4時まで大学に通い、午後4時30分から午後8時30分まで日本語を勉強していました。
勉強漬けの毎日は大変でしたが、日本での暮らしに関するビデオを見ることで、「いつか日本へ行く」という気持ちのモチベーションを維持することができました。

アクシャタさん_勉強道具

▲ 実際に使っていた日本語教材です。

また、日本への興味からインドのバンガロールで開催された日本のイベントに参加したこともあります。
イベントでは、多くの日本人との出会いがあり、日本食にチャレンジしたりする機会もありました。
イベントに参加した後は、さらに日本に惹かれていきました。

大学卒業後も日本語を勉強し続け、実際に企業へのエントリーも始めるようになりました。
たくさんの困難を乗り越えて、ようやく3社の企業にオファーをいただきましたが、その中でも面接時の雰囲気が良く、接する社員の方々がとても優しくて温かった全研本社に一番惹かれました。

特に、来日するまで常にサポートしてくれた人事部の橋本主任にはとても感謝しています。
橋本主任は忙しいスケジュールにもかかわらず、質問があればすぐに返事をくださったり、常に私に気を配ってくれました。
私が安心して来日できたのも、橋本主任のおかげです。

アイコン そんな橋本主任が昇進した時の様子はこちらから
2020年はこの日のために!!全創会2020開催レポート

夢にまで見た来日と日本企業への入社

日本に到着した瞬間は、信じられないほど興奮しました。
私の夢がついに実現した、と理解するまでに時間がかかったくらいです。

この時ほど「一生懸命、日本語の勉強をしてきて良かった」と思えた瞬間はありません。
本当に幸せでした!

全研本社では、VI事業部 制作7課に配属されました。
制作7課は主にコーディング等を担当するチームです。
初日から全力で頑張りたいと思っていたのですが、いざ仕事をしようとなると何もわからなくなってしまいました。

また、社内でのコミュニケーションは基本的に日本語であるため、仕事をするうえで指示をうまく理解できないこともあり、日本語のレベルがまだまだ足りないことに気づきました。

自分の限界に不安を感じたので、少しでも日本語が上手くなるよう、他の社員さんが話すときは意識的に耳を傾けることにしました。

その他、同じ制作7課のメンバー全員がとても親切で、日本語が不得意な外国籍社員に理解があったのは心強かったです。
私が話していること・話したいことを把握し、問題を確実に解決できるように常にベストを尽くしてくださいました。
こんな素敵な仲間に囲まれて仕事ができていることを、いつも感謝しています。

全研本社で学んだこと

入社してから、先輩社員がメンターとして付き添ってくれました。
自分にも他人にも厳しい方でしたが、厳しくする意味や目的を共有してくれたため、私も安心して指導を受け入れることができました。

また、先輩が私に最善を尽くしてくれることを察し、業務内容をもっと良く理解しようという気持ちになりました。
コミュニケーションの方法やエラーを解決する方法など、適切なキーワードでの検索方法や適切な記事の見つけ方ができるように意識しました。

日本語能力の向上に関しては、制作部を統括している黒田マネージャーが協力してくださいました。
黒田マネージャーは毎週20分、私の日本語を上達させるための学習に付き合ってくださいました。
マネージャーとして他にも色々と業務があるにも関わらず、ここまで親身に接してくださったことを非常に感謝しています。

ある時、日本語スキルの向上を諦めかけたことがあったのですが、黒田マネージャーから「学ぶのには時間がかかる」と話をいただきました。
その言葉の意味を理解できたからこそ、今では良い結果が出てきています。

この経験は私にとって大きな自信につながり、何事もあきらめないようになりました。

プロジェクトを任せていただけるための力を示すために、会社に自分自身のスキルを証明しなければならないのですが、これはインドの文化とは大きく異なっていたので、当初は非常に驚きました。

しかし、私は何事にも最善を尽くし、その結果、最終的にはクライアントプロジェクトのコーディングを担当するようになりました。
私のメンター、マネージャー、および他のチームメンバーのサポートがなければ成しえなかったと思います。
本当にありがとうございます。

将来の目標

毎日がまるでジェットコースターに乗っているかのような、変化の激しい環境です。
入社当初は変化についていけるか不安でしたが、今では快適に学べるようになりました。

入社して初めて、自分が制作に関わったWEBサイトが公開された時はとても楽しかったです。

全研本社に入社してからこれまでのことは、さまざまな感動に満ちた素晴らしい旅であり、私のキャリア全体の基礎となりました。
決して忘れることのできない旅です。
私は今、どん​​な環境でも生き残ることができると確信しています。

将来の目標は、現在の業務をさらに深く習得し、理解できるコードを記述できるようにすることと、WEBサイト設計を習得して、設計とコードを非常によく理解できるようにすることです。