皆さんこんにちは!
梅雨が明け、暑い日が続きますね。
そんな時期にはやっぱり「LANケーブルづくり」ですね。

「え?」
「LANケーブルって作れるの?」

そう思ったアナタ。簡単に作れるんです!
R&D事業部では社内SEも担当しておりPCの設置をする際に、LANケーブルも手作りします。

SONY DSCLANケーブルって??
LANケーブルとはパソコンをインターネットにつなぐためのケーブルの事。安定したインターネット通信のためには欠かせないアイテムです!

「そんなん秋葉原で買ってきたらえぇやん」
そう思ったアナタ・・・・・

違うんです‼

若い人達にもLANケーブルを作ることからICTを学んで欲しい
そこからエンジニアへの道を踏み出して欲しい
だからこそ、LANケーブルを自作する事を私たちは大事な事だと考えているのです。
そこで、これからエンジニアを目指す皆さんにLANケーブルについて少しでも学んでもらうべく、私達R&DがLANケーブルづくりのノウハウをレクチャーしたいと思います!
 
 
 

LANケーブルを作ろう!

本日の講師

1LANケーブルマスター チャンフン
国籍:韓国
属性:新卒1年目
日本語:N1取得に向け勉強中
趣味:日本の映画やドラマを観て字幕を作ること
 
Webアプリケーションの開発を担当。
兵役中に2年間LANケーブルを作り続けた正真正銘LANケーブルのプロフェッショナル。「若者のLANケーブル離れ」に心を悩ませる。
 
 
 

――それではマスター、よろしくお願いいたします。
こんにちは、チャンフンです!よろしくお願いいたします。

――早速ですがマスター、まずはLANケーブルをつくるのに必要な素材と工具を教えてください。
チャンフン はい、LANケーブルをつくるとき必要なツールは
(1)「自作用のUTPケーブル」
(2)「専用の皮むき工具」無い場合は「ニッパ」や「はさみ」もOK!
(3)「RJ45コネクタ(8P)」
(4)「かしめ工具」
(5)「LANテスター」(※あれば)
この五つとなります。

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――これらはどこで買えるのですか?
チャンフン ネットショップや近くの電器屋で売っています。
ネットは4~5回分のケーブルを作ることができるLANケーブル自作セットが1800円ぐらいで売っています。

――それでは工程を教えてください。
チャンフン LANケーブルはその使いかたによって作り方や長さも違いますが、今日は一番多く使われているストレート方式で作ってみましょう。

(1)ケーブルを切断しましょう

自分に必要な長さでUTPケーブルを切断します。
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(2)内線を出しましょう

皮むき道具やニッパ、はさみなどを利用してケーブルの先の被覆を数センチ切って剥いでください。内線がでてきます。
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(3)線を1本ずつ真っ直ぐに伸ばしましょう

内線は橙色、青色、緑色、茶色がそれぞれ2本ずつ、全部で8本の線があります。
各色2本のうち1本は白が混じった線になります。これらを1本ずつ真っ直ぐに伸ばします。
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(4)線を並べて切ります。

伸ばした線を下の写真のように並べて、被覆から約1.4cmを残して切ります。
線の順番は白橙色、橙色、白緑色、青色、白青色、緑色、白茶色、茶色です。
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(5)この並び順どおりにRJ45コネクタに入れます。

白・橙色が写真のように手前にくるようにして、コネクタの向きに注意しつつ、全ての線を奥までしっかりと入れます。
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(6)工具の接続

しっかりと入れたら、かしめ工具の8Pの部分にコネクタを入れて強く握ります。
必ずかしめ工具のコネクタの方向を確認しましょう。
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(7)完成

ケーブルの反対の部分も同じくコネクタを作った後、LANテスターで確認してランプが正しく点灯したら完成!

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※ランプの点き方は機種で異なります。

――作る際に何か注意事項はありますか?
LANケーブルづくりで注意することは…
・UTPケーブルの被覆をとるとき、内線を傷つけないこと。
・コネクタに線を入れるとき、必ず被覆の先の部分まで入れること。
・最後にかしめ工具で握るとき、コネクタと工具の穴が正しい方向なのかを確認すること。
これさえ守っていれば3分でLANケーブルが作れます。
 
 
3分で作れてしまうとは!
空いた時間に気楽にできますね^^
それではLANケーブルづくり講座は以上になります。マスター、どうもありがとうございました。

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最後に

いかがでしたでしょうか。
きっと今頃アナタはLANケーブルを自作したくてしたくてたまらない衝動に駆られている事と思います。

マスター・チャンフンのように、R&Dのエンジニアは皆、LANケーブルを自作するくらいインターネットが好きなのです!
LANケーブルを作ることでPCのディスプレイと睨み合ってるだけでは分からないこともきっと見えてくるはずですので、是非チャレンジしてみてください!

実はLANケーブル制作も社内SE業務の一環として工作しております。
R&Dに配属された社員はLANケーブルづくりを学ぶことで、会社のインターネット通信を支えていくことを身を以って実感します。
LANケーブルづくりは、まさにWebエンジニアへの第一歩なのです。

今後もエンジニアならではの情報を皆さんにお届けします。
エンジニア(またはLANケーブル)
に対する熱い気持ちのある方、大募集中です。
それでは、次回の更新もお楽しみに!