皆様、お疲れ様です。
HRビジネスパートナー事業部芝です。
早いもので、20卒として入社して早2年が経とうとしています。

この2年間、多くの部署で、様々な仕事に関わらせて頂きましたが、今回はHRビジネスパートナー事業部に異動してからの1年間での挑戦、そしてその中での気付きについて書かせて頂きたいと思います。

二年目の仕事内容と挑戦

現在私は、美容業界専門の求人サイト「美プロ」の構築、運用に携わっています。

具体的には、

・ 業界のニーズを把握し、サイト上に新しい機能を追加
・ 離脱率、CV率などから「ユーザーにとって使いづらい」と推測されるページに対して、
改善のための仮説立て・検証を行う
・ 営業さんからの要望への対応

等の業務を行っております。

WEBやSEOの知識はもちろん、機能の実装の際には複数のWEB言語(HTML,CSS、Javascript、PHP等)を使用するため、プログラミングやサーバ等、幅広い知識が求められる環境です。

実は、私はちょうど1年前に現部署に異動したのですが、その時はサイト運用についての知識は全くないといっていい状態でした。
WEB系の専門学校に通っていたので、言語についての最低限の基礎知識は習得していたものの、実務経験はほぼ0だったため不安でいっぱいだったのを覚えています。

私の異動後の最初の業務は、WEBやSEOに関する知識の習得と、美プロサイトの構造の理解でした。
15年運用を続けているサイトということもあり、システムやコードに複雑な部分が多々あるため、膨大な数のファイルを1行ずつ読み解いては、コードの動きやファイル同士のつながりを理解することを繰り返しました。

その後、簡単なHTML・CSSの修正の案件から改修をはじめ、徐々にプログラミング言語を使っての、新機能の実装・修正等を任せて頂くようになりました。

苦手意識のあったプログラミングに、大量の複雑なコード、見たこともない関数や言語…。
改修の要望を頂いても、どのファイルのどの部分を改修すべきなのかすら分からず、正直逃げたくなることばかりでした。

しかし夢だったWEBディレクターになるために「ここで逃げては何も始まらない」という思いから、自主学習の時間をとにかく多く確保するようにしました。
部署の誰よりも早く出社し、業務中出来なかった改修に再度じっくりと取り組んだり、一行ずつ関数の意味を調べたりと、とにかく地道に言語の習得と、構造の理解を深めるようにしました。

一つの機能の実装に何日もかかり、頑張って出来あがったものはエラーだらけで動かない。
落ち込んでばかりの日々でしたが、その都度、エラーの原因を確実に理解・納得できるまで課題に向き合ううちに、だんだんと苦手なプログラミングが楽しく感じられるようになり、今では実装までの時間もだいぶ短縮できるようになりました。

最近では、サイトデザインや見せ方の部分の改修も任せて頂くようになり、UI・UXの勉強にも本格的に取り組み始めています。

サイトの一か所一か所に対して「こういう見せ方が良いのではないか」「この情報があったほうが親切ではないか」と上司との相談を重ね、アドバイスを頂きながらの改修は、技術面はもちろんディレクターとしての視点も得られ、学びが非常に大きいです。

「より操作しやすい導線」「より認識しやすいデザイン」とはどういうものか、普段何気なく使っているサイトの中にヒントが数多くあることに気付き、日々の行動にアンテナを張るようになりました。

▲ 異動してからの頑張りが認められたのか、昨年の全納会で取締役賞をいただきました!

変わってきた仕事への考え方

経験を積むにつれて、仕事への取り組み方、考え方も少しずつ変化してきました。

最初のうちは「とにかく仕様通りに動くものを作る!」ことがゴールでしたが、
今はそれに加え、

・ エラーの原因となりえる書き方の回避
(使用する関数の選別等)
・ 可読性の高いコードを書く

ことを意識しています。

自分が書いたコードを他の人が改修する、ということが日常で起こり得るため、誰が見ても、何の処理をしているのかが瞬時に理解できるようなコードを書くことがとても重要になります。

そのため、処理はできるだけ簡潔にし、書いた後も再度省略できる部分がないかを見直すようにしています。

他にも、

・ 複雑なコードにはコメントをつける
・ 関数名・クラス名は一目でわかりやすいものにする

等、細かな部分までこだわり、誰が見てもわかりやすいコードを書くよう意識しています。

また、制作は黙々と仕事をする、コミュニケーションが少ない、というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、私は制作こそ意識的に周囲と多くコミュニケーションをとるべきだと、この1年で身に染みて感じました。

例えば、一つの機能を実装する際、相手が想像している完成形を理解し、抜けている要望や条件はないかを最初の段階でしっかりすり合わせなければ、成果物にずれが生まれることもありますし、自分の作成したソースの仕様を相手に伝わるように説明ができなければ、今後の管理に影響が出てしまいます。

また、営業さんとの会話の中では、私たちが普段気付けない、お客様と直接関わっているからこその意見を聞くことができ、それが改修の手掛かりとなることも多くあります。

私は決してコミュニケーションが得意なほうではないのですが、だからこそ意識的に周囲と関わる姿勢をとり、何気ない一言を拾える人であれるよう、日々心がけています。

こうして振り返ってみると、2年目ながら大きな仕事に関わらせて頂いていると改めて感じます。
意欲があれば、チャレンジできる環境を与えて頂けるのは、全研の本当にすごいところだと感じます。

まだまだ知識も経験も未熟で、壁にぶつかることも多い日々ですが、今後も日々精進を重ね、美プロをさらに多くの人に使っていただけるサイトにするべく、これからも成長してまいります!

以上、20卒の芝でした。