初めまして。20卒の王子です。

20卒の王子」という肩書ではなく、王子という苗字です。
珍しいかもしれませんが、「そんな苗字の人も世の中にはいるんだなぁ」程度に思っていてください(笑)

私は全研でインターンをしながらアルバイトとして働いていたことがあるのですが、当時と今を比べてどんなことを感じたのか、どんな学びがあったのかということを、時系列を追いながらお話したいと思います。

王子さん_メインサムネイル

「嘘をつかない」全研との出会い

全研との初めての出会いは就活イベントでした。

当時の自分は作曲にハマっており、大学を卒業しても作曲で生きていくという生き方を諦めきれないでいた人間でした。

インターネット上で主に活動していたため、コミュニケーションツールとしてよくSNSを使っていたのですが、その時に入ってくる就活といえばネガティブな話題ばかり。
当時は、会社という存在そのものに警戒をしていました。

「会社説明会なんて、うわべだけよく見せただけだろう」と思いながら就活イベントに行ったある日のことです。

「ミスマッチを防ぎたいので、もし少しでも違うと思ったら遠慮なく立ち去っても構いません」とブースで説明をしている奇妙な会社と出会いました。
これが、私と全研とのファーストコンタクトでした。

第一印象は「ストレートに物事を言う会社」です。(笑)
とにかく当たり障りのない言葉ばかりを話していた会社と違って、合わないならそれでいいと言ってくる会社というのはそれだけで珍しく、純粋にどんな雰囲気の会社なんだろうと当時気になっていたことを覚えています。

結局その説明をすべて聞いても、「語学事業とインターネット上での広告を行っている会社」という情報しか得られませんでした。
その上で「とにかくミスマッチを防ぎたい」という考えが気になり、説明会を受けることを決意しました。

数回の説明会を受ける中で何度も出てきたキーワードは、

嘘をつかない

です。

全研の中で言う「嘘をつかない」には、悪い結果もしっかりと報連相するという意味が含まれています。

これを隠すとどんなデメリットが考えられるでしょうか。

例えば、普段の業務を4時間でこなす社員Aさんと、同じ業務に対して5時間かかる社員Bさんがいたとします。

ある時、Aさんが3時間経ったタイミングでミスを起こし、追加で3時間必要になりました。

けれどもAさんはミスがあったことを隠したまま、業務を6時間で完了したと報告しました。

この場合、仕事の判断を行う上司から見ると、Aさんは業務完了まで6時間かかり、Bさんは5時間で終えられたように見えますよね。

そのため、本来はAさんの方が業務スピードが早いのに、上司がBさんへ仕事を頼んでしまう可能性が高くなります。
これでは、仕事の効率を下げてしまいます。

上司に間違った判断をさせないためにも、悪い結果(具体例で言えばミス)の報告は必要になるということでした。

「嘘をつかない」という言葉は全研ブログの中で何度も紹介されていますが、社内の会話上でも何度も聞くことになります(笑)
それだけ重要なことなので、ぜひ皆さんも覚えていただけるとうれしいです。

ちなみに私のその後ですが、面接を受けたところ「今から社員としての採用は難しい」ときっぱり言われました。
まずはアルバイトでの採用を提案してくださったので、アルバイトしながらインターン生として選考をしてもらうという道を歩むことになりました。

ここから私の全研ライフがスタートします。

周囲の方が支えてくれた
インターン期間

最初に配属された部署は、PRマーケティング事業部。
全研が展開している事業のPRを行う部署です。私は動画制作を担当するチームに入りました。

初めての仕事は、全研が運営する英会話スクール「リンゲージ」のYoutube用動画編集でした。

過去に簡単な動画を作ったことはありましたが、動画をメインにおいた仕事をするのは初めてでした。
プロジェクトの進め方を試行錯誤しながら少しでも早く納品できるように、Adobe Premiere Proの使い方を覚えようと努力しました。

PRマーケティング事業部に配属されて約2週間が経ったころ、今度はコンテンツマーケティングを行うバリューイノベーション事業部(以下、VI事業部)に異動することになりました。
というのも、所属していた動画制作チームがまるごとVI事業部へ異動したからです!

動画クリエイターでありながら営業経験を持つ木下リーダーがチームにジョイン。
木下リーダーをトップとした、新生動画チームが誕生しました!

チーム全体で動画制作に携わり、今までと比べて幅広いジャンルの撮影・動画制作を行うようになりました。

特に大変だったのは、動画制作の進め方の変更です。
動画を個人で作る場合とチームで動画を作る場合では必要なフローが違います。

また私は動画を制作する人間としてまだ半人前なので、誰かにクオリティチェックをしてもらう必要があります。
そのチェックの効率や所要時間を考えて、途中で確認するタイミングを設けたり、スケジュール調整したりするのが異動当初、最も苦労した部分でした。

次に苦労したのが報連相のやり方だと思います。
PREP法と呼ばれる文章構成方法があります。

これは

・結論(Point)
・理由(Reason)
・例示(Example)
・結論(Point)

という順番で文章を構成することで、内容を相手に簡潔に伝えるテクニックです。

このテクニックを習得するまでに非常に苦労しました。
今でも気を抜けばこのテクニックが崩れた状態で報連相してしまうことがあります……。

ですが、報連相の時間を貰う=相手の仕事の時間を奪うことになるので、皆さんも是非ともマスターしてみてください。

個人的なテクニックとして話す前にメモに、

・何の報連相なのか
・前提として話す内容
・計算/考えた結果
・結論

といったような内容をまとめてからその通りに話すことで、目的と理由が明確になる工夫しています。

他にも、人事の皆さんが手厚くサポートしてくれたことが印象に残っています。
多くの課題に対してどこから手を付けていくべきか優先順位を明確にし、解決までの道のりをサポートしてくれるなど、一緒に前に向かって進める状況を作ってくれました。

そのように周囲の皆さんから優しくご指導をいただきながら、無事にインターン期間を終えられました。

“熱い”メンバーが勢揃い!
VI営業への仮配属

2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、新卒研修はオンラインで行われました。
研修後に発表された仮配属先は、なんとVI事業部の営業でした!

動画チームにいた時から「VI事業部の営業はすごい」という話を聞いたことがあり、そんなすごい部署に仮配属とはいえ自分がジョインするとは思いませんでした。
自分でも一度は営業を経験した方が良いだろうという考えも漠然と持っていて、「何はともあれ頑張ろう!」と考えていたことだけは覚えています。

VI営業は簡潔に言ってしまえば体育系ですが、誓ってパワハラのような体育系ではありません(笑)
非常に“熱い”メンバーが揃っています。

インターン期間中、目標に向かって人事の方が並走してくださったように、営業部の皆さんも私の課題解決のために共に取り組んでくださいました。

結果から言えば、自分は教えていただいた全てを吸収できたわけではありません。
ですが、これからの基盤として学べたことがいくつもあります。

学びの中でも一番強烈だったのが、「制限の中で最善を尽くす」です。

クライアントワークである都合上、限られた予算でどこまでできるか、限られた時間でいかにクライアントに喜んでもらえるかが勝負になります。

案件の早回しや効率化によって時間を捻出し、その余った時間で100%以上のことをして、クライアントにもユーザーにも喜んでもらえるものを作ることがクリエイティブの目的だと考えています。

なので、その目的に向けてどんな行動をすべきか思考することが重要だと考え、日々努力と検証をしています。

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▲  営業セールスオペレーションチーム在籍時に作っていただいた、架電リスト作成における「業界スペシャリスト認定旗」です!
架電リストを作るにあたって、一定の条件を満たすともらえます。

サイト制作をもっと楽しんで、
仕事も人生も明るく!

本配属の発表では、VI事業部制作に配属が決定しました。
制作部の中でも、主にクライアントの集客用のWEBサイト制作を担当するチームへ配属となりました。

WEBの制作は全くもって初めてで、配属直後は右も左も分からない状況でした。

幸いにも自分は新しい世界を見ることが好きな人間ですので、仮配属が営業に決まった時と同じように「ともかく頑張ろう」という気持ちと、プラスで「仕事を楽しもう」と考えるようにしました。

根拠はありませんが、明るい気分になると仕事も人生も明るくなる気がします。
全研のクレドにも「楽しむ」と書かれています。

クレド

▲ 全研本社 公式HPに掲載されているクレド(企業理念)

なので、最終的にはとにかく「楽しめる仕事」ができるよう自分から働きかけていこうと思っています。

本配属では仮配属期間までで学んだことを、できたこともできなかったことも含めて、また1からやり直すチャンスをもらえたのだと考えています。

WEBサイトを作るという新しいチャレンジにワクワクしながら、今までできなかったことを解決できるように組み合わせてみて、より前を目指せるよう考える………そんな仕事を楽しむ工夫しながら毎日を過ごしていきたいと思います。

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▲ 本配属先のVI制作でお世話になっている、メンターの松之木リーダーです!

以上、20卒の王子からでした。