新卒2年目_木下

こんにちは!PRマーケティング事業部、16卒の木下です。

2017年4月10日より、私は映像制作を主体に業務を行っていた動画チームから離れ、英会話スクール リンゲージ等のグループ事業のプロモーションサイトの制作ディレクションを主に行う、ディレクターチームに所属しています。

入社1年目、営業研修を終えてからの約10ヶ月の間、動画チームに所属し、映像のことばかり考えてきたので、サイトの運営や制作などとは、全くの無縁の立場にありました。
そんな私が今どんなことを考えながら、仕事に向き合っているのかを少しお話したいと思います。

チームが変わって

動画チームとディレクターチームは、同じ部署内ではありますが、業務内容は全く異なります。

以前は、動画を使って集客することを目的に映像制作していました。
しかし、映像制作をしている中でいつも考えてしまうのは、いかにディレクターの意向に近づけて納期に間に合わせるかということ。
それ故に、上長から“自ら何かを生み出す人”になって欲しいと、指摘をいただいてしまいました。

正直、何をどうすれば主体性のある人間になれるのかが分からず、毎日、仕事に追われる中で、自分は何をすればいいんだと頭を抱えていたことを覚えています。

そんな時に部署内でのチーム異動が決まり、改めてPRマーケティング事業部とは何をする部署なのか、そして私は何をするべきなのかを考えてみました。

PRマーケティング事業部とは

私が所属しているPRマーケティング事業部は、主にグループ事業の集客や運営などをサポートする部署です。

PR(パブリックリレーションズ)

組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団・社会)との望ましい関係をつくり出すための考え方および行動のあり方である。
(参照元:http://prsj.or.jp/shiraberu/aboutpr)

「良いサービスを提供する企業と、それを満足して利用するお客様の関係性を生み出すこと」だと解釈しました。
つまり、全研本社及びグループの方々と、ユーザー様との間に望ましい関係(何かしらの利益)があるように戦略を立てて施策を行うことがPRマーケティングなのではないでしょうか。

事業責任者である小柳部長は、PRマーケティング事業部の目的について、常々仰っています。

『PRマーケティング事業部の目的は人を集めることです。
どんな些細な作業をしている時でも、常にそれを忘れないように。』

正直、配属当初の自分は、この言葉の意味が全然分かっていなかったと思います。
「そりゃまぁそうですよね。」くらいにしか思っていませんでした。

では、いったい人を集めることとは、何をすることなのでしょうか?

私たちがやっていることは、
1. お客様となりうる人たちに、私たちが提供しているサービスを認知していただくこと
2. なんらかの感動や影響を与えてアクションを起こしていただくこと

例えば、英会話リンゲージの場合は以下のようになります。
1.リンゲージを知っていただくこと
2.体験レッスンを受講していただき、その良さを知っていただくこと

認知してアクションを起こしていただく為には、提供するサービスの特徴や強み、他社との違い等をしっかりお伝えし、それに共感していただくこと、そして、なにより良いなと思っていただくことが必要です。

ただ、「良いな」と思っていただくにも、全く興味のない人や、提供するサービスにマッチしないニーズを持ち合わせている方々もいます。

【届けたい人はどんな人なのか、どうやって届かせるのか、何を通して伝えるのか、何と伝えるのか】
それを一から紐解いて考えて施策を行うことが、PRマーケティング事業部の行っていることの大前提だと考えます。

つまり、集客に関する知識や人が惹かれるコンテンツのことを知らなければ、いくらかっこよくてきれいなものを作っても、人の心を動かすものを作れるわけがないということです。

その上で、身につけなくてはならない能力が一つ浮かび上がってきます。

ディレクション能力

冒頭で、「現在はディレクターチームに所属している」と書きましたが、ディレクターチームは二つのセクションに分かれていて、私は『新規プロジェクト立ち上げディレクションチーム』という、少々長い名前のチームに所属しています。

英会話リンゲージに関連する新規プロジェクトや、新規サイトの制作ディレクションを主に行っているチームです。

私が携わっている業務は多岐に渡ります。
あるときはホームページの更新業務、あるときはサイトチェック、あるときは自社メディア瓦版の取材撮影のカメラマン、あるときは事業部で運営している全サイトのSEO順位状況の管理、あるときは新規プロジェクトに向けた調査や開発業者とのやり取りと、打ち合わせや提案資料の作成、あるときはチーム内SEとしてトラブル対応等々…

本当に様々な業務を経験させていただいています。

MTG風景
▲ミーティング風景。チームは女性主体。隣には17卒の加賀美さん。

ディレクションとは、案件を最適な方向に導いていくことだと私は思っています。
様々な経験の中で、客観的に「何がどうだから良くて、どうだから悪いのか」を理解することや、あらゆる立場の人とのコミュニケーションの方法、また、期待以上のことをするにはどうすればいいのか等を考えながら、案件ごとに何が最適なのかを判断できるような訓練をしています。

つまり、あらゆる経験が全てディレクション力に通ずるということだと思っています。
そして、何より大事なのが、その経験を元に『自分がやりたいことを突き通すための強い意志とそれを裏付けるための理由』をいくつ用意できるかです。

自ら何かを生み出す人になるために

今まで私は、思いつきで行動してしまうことが多かったです。

その都度、「どこが、どうなって、それによってどういいと思ったのか?」「これを行うことでどんな効果が見込めるか?」といった理由を求められても、思いつきの行動には何の根拠もなく、黙り込んでしまうことばかりでした。

そんな時、上長からこんなアドバイスをいただきました。

「もし思い付きでもなんでも、自分がやってみたいと思うことや、少しでも現状より良くなると思うことがあったら、相手が納得するまで説明すればいい。ただ、そもそも、まずは自分がやりたいという強い意志や情熱がなかったら始まらない。」

私に足りていなかったものは、この意志の部分なんだと感じました。
もちろんやる気がなかったわけでは全くありませんし、仕事を頑張りたいし成長もしたいという気持ちはありました。
ただ「目の前のものを頑張ろう」という思いばかりが先行し、視野が狭くなっていたのです。

今回のチームの異動を経て、以前よりも、リンゲージ全体のことを見られるようになってきました。
自分が携わった業務がどのようにつながっていくかを知ることで、仕事に対しての意識が変わり、情熱をもって打ち込めるようになったと感じます。

だからこそ、自分がこうしたいという意志の強さが、自ら何かを生み出す人になる為のカギだと考えています。

意志をもち、それを実行するための行動として、その想いを裏付けるための理由を用意することが大切なんだと思います。

理由や根拠を用意するためには、経験則や人から聞いた話などの定性的なものと、実際のデータに基づいた定量的なものが必要です。
いま、様々な業務であらゆる経験させていただく中で、根拠づけるための引き出しをたくさんストックしておくことを意識しています。

そして、これからどう成長にコミットしていくのかが、いま与えていただいているこの環境に対する恩返しだと思っています。

瓦版
▲瓦版の取材では、人生初めての記者会見へ参加させていただきました。
記事はこちらです(片岡鶴太郎氏が62歳を過ぎてなお、新たな挑戦を続けられる極意とは

これからの私について

私は、PRマーケティング事業部の一員として、まだまだ先輩の足元にも及びません。
手を動かすにも時間がかかるし、上長のように、何を考えるにも二手先、三手先を見通すことはまだまだ難しいです。

ただ、マーケティングを行う部署に所属している意味を考えると、身につけるべき能力が溢れかえっていて、その一つひとつをかき集めながら毎日学びを得られていることが何よりも楽しいと感じます。

この部署にいる限り、誰よりもアンテナを高くもち、今の世の中の動向を知って、競合よりも先手を打てるような施策を練り、感動するもの・面白いもの・人が惹かれるものを生み出し続けなければなりません。

それは新しいサイトを作る時でも、今あるサイトの運用をする時でも、動画を作る時でも、広告の運用をする時でも、全ての場面で同じことが言えます。

どの業務にも共通することは、今の自分に満足しない・今日の自分より明日の自分は超えていなければならないということ。
常に一歩前進し、ひとつでも多く知識を備えもつ人間でありたいです。