皆さんこんにちは!
ダイバーシティ事業部所属の張星(チョウ セイ)です。


今回初めてブログを執筆させていただくことになったので、少しでも全研の魅力と自身の成長記録を皆さんに見ていただければと思います!

バイリンガルの私が全研に入社した理由

私は、人生の3分の2を日本で過ごしている日本生まれの中国人です。
なので、日本語は問題なく話せる自信はありますが、時々”日本語の調子が悪い日”に出くわすと、思い通りに表現できなくなるのが悩みです...!

日々勉強中ではありますが、せっかくバイリンガルとして育ったので、そのスキルを最大限に活用したいと思い、大学時代は通訳・翻訳のアルバイトをしていました。

主に翻訳の仕事が多く、中でもミュージカルの台本を翻訳した業務が一番楽しく、印象に残っています。
どんな仕事内容かと言うと、中国のとある劇団が日本の著名な文学作品(『白夜行』、『人間失格』など)を次々とミュージカル化しており、その公演に関わる日本人の演出家や音楽家、スタッフのために、中国語の台本を日本語に訳すというものでした。
私が携わった最初の作品が『白夜行』です。当時原作を読んだことがなかったため、訳文のクオリティを担保するために暇があれば読書をしたりしていました。
日本でも有名な作品ですが、この原作がどのようにアレンジされてステージで展開されるのか、「結末を事前に知れる!」と、ワクワクしながら翻訳できた本当に良い経験でした。

それなら、なぜその仕事を継続しなかったの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
もちろん私もそのまま通訳や翻訳の仕事を続けることを考えたことがありました。でも、続けたらきっと波のない普通な生活を送っていたと思います。

周囲のキラキラしている人たちを見ていると、自分ももっとできることがあるのではないかと思いましたし、
せっかく日本で暮らしてきているのだから、日本の社会人経験を積みたいと感じ、思い切って遅めの就活を始めたところ、全研に出会いました。

選考中に年末の総会「全創会」に参加させていただき、そこで情熱に溢れた仲間想いの社員たちの姿に感動して、「私も全研の一員になりたい」と思ったのが全研に入社したきっかけです。


▲ 大学時代には、北京で実施された某セミナーで通訳助手を務めたこともあります。

ダイバーシティ事業部(DS)が創りたい未来

私は仮配属から今までずっとダイバーシティ事業部のカスタマーサクセスチーム(通称CS)に所属しています。

DSは「常識を変えようとしている」事業部です。
今日本では多くのIT中小企業が人財不足の課題に直面しています。背景はさまざまですが、一般的な人材紹介会社の仲介手数料が高騰していることが原因の一つです。
一方、IT大国であるインドには日本に興味を持っている優秀なIT人財がたくさんいます。

高額な手数料が払えず国内で良い人財が採れないと悩む日本のIT企業に対し、日本国内に局限せず、視野を世界に広げて欲しい、世界を知って欲しい、もっと欲を言うと、日本の社会を変えたい、このような気持ちをベースに我々は事業を進めています。

インドと日本では文化・習慣が全く異なるため、そのギャップを埋める努力をすることも我々の仕事です。
日本企業と優秀な海外エンジニアとの出会いをつくりだすための手段として、一社単独の採用イベントを2日間実施し、企業様には当日オファー出しをしていただきます。

イベント実施前の準備や、採用イベント後には内定者のVISAの手続き、入社後の定着化に向けた対企業の研修など、全研のノウハウを詰めこんでしっかりコンサルして成功に導くことがCSの役割です。

CSは営業と違って「受注率」など数字で成果を見ることが難しいのですが、お客様からいただく感謝の言葉が私の一番のモチベーションであり、やりがいです。
「いつも丁寧な対応で助かっています」と仰っていただいた時は、今までコツコツとやってきたことに間違いはなかった、と感動しました。

また、コロナで入国審査が厳しい中で「優秀な人材が無事入社してくれて嬉しい!」と喜んでくださったお客様の姿には、勇気をいただきました。
これからも、お客様にとっての「第二の人事」として頼っていただけるよう、お客様に寄り添ったコミュニケーションをとってまいります。


▲ インド現地の大学で採用イベントに向けたプレセッションを行なっている様子です。毎回、多くの学生が日本での就職に興味をもってくださり、参加してくださっています。

そんな私ですが、はじめから順調だったわけではありません。

ピンチ…!失敗続きの毎日

社会人としてのマナーや心構えを新卒研修で学び、一番興味をもっていたDSに仮配属が決まり、自信満々、やる気満々に新卒生活をスタートさせたものの、ミスをしない日はないほど、小さいものから大きいものまで、ミスをし続ける日々…。

新卒研修中にこれでもかと言うほど報連相の重要性について叩き込まれ、「これくらいできるだろう」と過信していた自分とは裏腹に、仮配属で実際に業務をスタートさせてみると、すぐに「自分は報連相が苦手」だと思い知ることになりました。
言い換えると、人に頼ることが苦手なのです。

新卒研修のころ、「失敗を恐れない」という目標を掲げていたにも関わらず、毎日メンバーや上長、クライアント様に迷惑をかけてばかりいると、段々と自信がなくなり、ミスをしてしまうことが怖くなりました。

タスク量が自身のキャパシティを超えた時でも、「与えられたタスクをやりきらないといけない」と自分で自分に余計な負荷を与え、1つ1つのタスクを行う時間を短くして進めるなど、誤った対策を講じていました。
何も分からない、何をやっても上手くいかない自分がみっともない気がして、人生で初めてやる気を無くし、どう立ち上がれないいのか分からなくなり、大げさかもしれませんが、社会人の厳しさを実感した時期でした。

誤った方向に向かっていたら当然何も改善することはできません。
実際難しいことではなく、結局は「報連相」が不十分だったこと、人に頼れなかったことが問題だったと今では分かります。

ピンチはチャンス!壁に直面したら乗り越えるしかない

「報連相」が苦手だった私ですが、今はどんなこともまずは報連相をすることを心掛けて実践しています。
報連相は自分を守る一つの手段でもあるということを身をもって理解しました。

タスクを抱え込んでしまっていた時、進捗を上長や他のメンバーに共有できていなかったため、自分以外の方が状況が分からないという状態になってしまいました。
タスクがパツパツの中で突発的なタスクがまた発生し、それについても共有不足や「自分が全部やらないと」という責任感により、タスクは溜まっていくばかり。

そこで限界に達したことで上長と面談を繰り返し、まずはタスク管理について以下の通り改善を図りました。

・自分のキャパシティ内のタスクを洗い出し、それ以外は他のメンバーにパスする
・一日のタスクの優先順位を必ず毎日上長と確認する
・突発的なタスクが生じる度に優先度を確認する

これらの改善策はすべて報連相がキーとなっています。
困っていてもどう報告や相談をしたら分からない、言語化が難しい時、そのことさえも相談するように思考を切り換えました。

上長に話せば大抵のことは解決します。そして自分の気持ちも楽になります。
まだ完璧ではありませんが、「余計な報連相はない」という気持ちで今でもどんなに些細なことも上長に報告するよう心掛けています。

これまで、タスクを進めている中で色々なミスをしてしまいました。
例えば、CS業務の一つとして各種契約書の配送手続きがあります。
お客様に契約書を送る際に、同封する返送用封筒に切手を貼る必要があるのですが、私がその工程を飛ばしてしまい、切手が貼られていない状態で配送してしまいました。
このミスを起こした原因がまさに報連相を怠っていたからです。
配送する前に、配送内容に不備はないか上長の確認を通していたら防げていたミスです。

このようにたくさんのミスを重ねてきたからこそ、報連相は如何に大切か誰よりも実感しましたし、ミスをしたからこそ得られた学びもありました。
ミスをしたらクヨクヨせずに、「このピンチを必ず自分の成長に変えてやる!」という心意気になれたことが一番の成長かもしれません。


▲ 小さなやり取りの積み重ねから、お客様に信頼していただけるように日々努力しています。

自分ってこんな人だったんだと気付くことができた

全研に入社して10カ月間が経ちますが、この10カ月間で今まで知らなかった自分に出会うことができました。
それは嫌いな自分の時もあるし、好きな自分の時もあります。

学生時代からしっかり自己分析をしてきた方も多くいるかと思いますが、私は今まで十分に自己分析をできておらず、自己分析の大切さを全研で学びました。
さまざまなミスを繰り返し、何度も上長や先輩と話しあってきたことで、第三者の見る自分(=客観的な自分の姿、性格)を知ることができ、自分の強みを伸ばして弱みをカバーすることができたと思います。

ここで全研の新卒研修について少し語らせてください。
2週間に渡る新卒研修では、自己分析の研修がたくさん行われ、そこで初めて自分のことを深掘りし、実務に携わってから自分の得意、不得意な分野が明らかになりました。
全研の新卒研修は社会人のマナー講座など社会人になる基礎を学べるだけでなく、自分を深掘りできるカリキュラムになっているため、2週間で学んだ知識は今後の社会人生活において大いに役立つことばかりです。
なので新卒として入社される方々はぜひこの期間を活用して頂きたいです。

そばにはいつも仲間がいた

新卒一年目に早速やってきた大ピンチを私が乗り越えられた理由、それは常に励ましてくれた同期と常にサポートしてくださった先輩や上長のおかげです。

当時CSが人手不足だったということもあり、CSの体制を整えるために木村部長はじめ、すべてのメンバーが改善案を出してくださったり、タスクを巻き取ってくださったりと大変協力してくださいました。
そして、人に頼ることが苦手という私の短所を理解してくださった上で、何度も面談の時間を作ってくださり、そのおかげで徐々に自身の悩みや想いを打ち明けることができるようになりました。

私たち新卒が抱える悩みは、大抵のことは上長に相談すれば解決できます。
「何もかも自分で抱え込まなくていい」、「できなくて当たり前」、「ミスをする分以上に学びを得る」
とてもシンプルなことですが、何もかもが悩みの種になり得る私にとって、上長の指導は本当に道しるべでした。

そして、同期で仮配属からずっと同じ部署にいる同期の岩澤さんと大嶋さんが、私が今まで頑張ってこられた理由でもあります。
私が落ち込んだ時、いつもそばで励ましてくれ、どんな時でもポジティブな言葉をかけてくれました。
2人の仕事に対する熱量や真面目さを身近で感じ、それが日々刺激となっています。

努力は必ずしも報われるわけではありません。
でも全研では必ず誰かが自分の努力を見てくれて応援してくれています。


▲ 壁にぶつかって落ち込んだ時も、同期たちが励ましてくれてまた頑張ろうと思えました。

今の環境に感謝

ダイバーシティ事業部はインターナショナルで個性的なメンバーの集団です。
私を含め外国人メンバーや留学経験のあるメンバーが多数所属しているため、オフィスでは毎日色々な言語が飛び交っています。
そして事業部責任者の木村部長のモットーである「人には優しく、仕事に厳しく」の通り、仕事に真正面から向き合い、日々チーム一丸となって奮闘しております。

私はダイバーシティ事業部で心から尊敬できる人にたくさん出会いました。
辛い時、迷子になりそうな時がありますが、今まで指導してくださった方々のためにももっと頑張りたいと思えますし、いつか事業部に貢献できる人材に成長し、恩返しがしたいと強く思っています。
仲間と一緒に突っ走りたい、自分を変えたい、挑戦したいという人はぜひ全研で働いてみてはいかがでしょうか。きっと人生で大切なもの・ことを得ることができるはずです。

最後に、私自身の今年の目標は、「自分を甘やかさずに挑戦し続ける」です。
楽な道ではなく、若干いばらの道を選んでチャレンジングな一年にしたいです。

長らくお付き合いいただき、ありがとうございました!


▲ メンバーのお誕生日を皆でお祝いしました。仲間愛にあふれたDSが私は大好きです!