初めまして、こんにちは。ダイバーシティ事業部(以下DS事業部)の天羽と申します。
先輩方のブログを拝読していた日々からあっという間に一年以上が経ち、ついにブログを執筆する側になりました。

HRビジネスパートナー事業部への仮配属から、全く予想していなかったDS事業部への本配属と、濃い一年でしたが、そんな日々の中で得た学びや私自身の変化をこちらの記事でお話しさせていただきます!

天羽さんブログ画像

ダイバーシティ事業部とは?

はじめに、私が所属するDS事業部の事業内容と、その中で私がどのような業務に携わっているのかを簡単にご紹介いたします。

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DS事業部ではインドの理系大学と提携し、その大学でITエンジニアになるための技術を学ぶ優秀な学生と、日本の企業とを結びつけるサービスを展開しています。
現地の大学で採用イベントを実施し、日本企業とのマッチングの機会を作る。まさに海外人材と日本との懸け橋となる事業です。
また採用(内定)が出たら終わりではなく、入社後の定着に向けて、日本語教育のバックアップや、内定者と日本企業双方とコミュニケーションが円滑になるようにサポートを行うのがDS事業部の特長。
その中で私は現在、お客様のサポートを行うコンサルティング(以下コンサル)とメディア制作の2つの仕事を担っています。

コンサルの業務では、ITエンジニアの採用に困っている、または外国人採用に興味のある企業様に、インドの大学で行われる採用イベントに参加いただけるようアプローチしています。

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▲様々なIT企業に訪問し、外国人採用の必要性やインド人のレベルの高さを知っていただけるよう注力しています。

メディア制作では企画、ターゲットの選定、構成、デザインまでチーム一体となり、外国人ITエンジニアの採用に踏み出していただけるような日本企業向けの「サービス紹介サイト」の制作を進めています。

また、夏からは日本に就職した海外IT人材の日本語学校への通学がスタートするので、スケジュール管理も行う予定です。

と、今でこそ自分の言葉で説明できるほど事業への理解が深まりましたが、一年前は全研の全事業部のなかでDS事業部が唯一何をしている事業部なのか知らず、新たに立ち上がった部署ということで新卒の自分が配属されることは全く想像していませんでした。

自分自身と向き合い、苦悩した日々

忘れもしない、2018年7月9日の全納会。18卒にとってはIT用語テストの結果発表という山場が終わり、ようやく緊張がほぐれた終盤に、DS事業部に本配属されることが発表されました。

全く予想していなかった事態に驚きながらも、新たな事業部ということで少々ワクワクしている自分もいました。ですが、そんな浮ついた気持ちでいざジョインしてからの日々は、正直に言いますと楽しいことよりも苦しい状況の方が多かったと思います。

私が配属された当初は、木村部長、田中マネージャー、システム担当の宏紀さん、経営企画の知子リーダーの4名しかおらず、まだサービスを形にしている段階でした。そんな中で、バンガロールのトップ校との提携に向けた調査、紹介先の開拓、営業、サービス内容作り、内定者のメンタルケアや住居の手配などなど…やるべきことは文字通り山ほどあったのです。
何をどうやるのか、決まった方法もなく、毎日が手探り状態。コンサルというポジションではありましたが、前述の通り様々な業務に携わらせていただきました。

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▲配属当初、皆さんで行ったBBQ。

少人数体制のなか、一人一人のスキルが必要とされる状況で、私一人が役に立つほどの英語力もなければ、営業力もない、資料作りも失敗してばかりの日々で、自分の無力さを思い知らされました。

この事業部で何ができるのかと悩み、さらにはそれを人のせい、会社のせいにしている自分がいたのです。会社が決めた配属だから、人数が少ないから。そんなネガティブな気持ちになっては心の中で泣いていました。

そんな中、このままではいけない、と思っていた時に、ふと頭に浮かんだ言葉があります。

配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどうゆう意味であれ

これは、世界的に有名なキャラクター、スヌーピーのセリフです。
日本語に訳すと、「配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどうゆう意味であれ」。

かわいいスヌーピーからは想像がつかないパワフルな言葉です。
もっと英語が話せれば、もっとスキルがあれば……と何も出来ない自分自身にいつまでもクヨクヨ悩んでいても、現状は何も変わりません。
今ある環境を良い方向に変えるのも、悪い方向にするのも、自分にかかっているということに気がついたのです。

その言葉は、DS事業部の歩みを体現している言葉だとも思います。
新しいサービスの立ち上げ、さらには文化も言葉も違うインドをパートナーとして進めるには予想もしないハプニングが多々発生します。
しかし、どんなにピンチな状況でも前を向き、メンバーそれぞれが諦めずに努力することで着実に一歩一歩進んできました。

業務で英語を使う場面があるのであれば、英語力を伸ばすチャンスを作ればいい。業務中に分からない英語が出てきたら同じ事業部のメンバーに教えてもらったり、毎日欠かさず勉強したり、知識を増やすタイミングを作ることはできます。
人材紹介の知識を深めるために、認可や法律を学ぶことも、外国人人材に関するニュースを毎日チェックすることも、自分から行動できるのです。
分からないから逃げるのではなく、分かるようになるまで努力することを心がけるようになりました。

辛いことから逃げずに真剣に自分やDS事業部と向き合うことで、それまでの「苦しい」が先行していた気持ちを乗り越えて、少しずつサービスが形になり、ファンを増やしていく過程に携われる環境が面白いと感じられるようになりました。

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▲初めて日本にやってきたインド人を案内している様子。

新井さんお見送り
▲インドに活動拠点を移す新井さんの出発式。

事業拡大に向けて、日本とインドにいるメンバーそれぞれが全力を尽くしています。
メンバーも今では増えて、長年海外にいた帰国子女の方、留学経験のある方など、様々なバックボーンをもつメンバーとコミュニケーションをとりながら、日々新しい文化に触れて、お仕事をさせていただいています。

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▲DS事業部がきっかけとなって全研本社に入社したインド人社員の方々とのランチ

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▲同事業部の高嶋さんと、インド人社員のビナイさんと辛い物を食べに行った時の一枚

コミュニケーションをとる時は英語が飛び交い、文化の違いを感じない日はありません。自分の常識や価値観が当たり前、と思うのではなく、まずは相手のことを知り、違いを受け入れお互いに歩みよることが大切だと日々実感しています。

夢への第一歩

少々話が前後しますが、就活時から強く私の心を突き動かしていたのは、メディアの編集者になりたいという気持ちです。DS事業部に配属されてからも、その夢は上司の方々にお話ししていて、何かメディアを作るタイミングがあれば絶対にチャレンジしたいと伝えてきました。

その気持ちを汲み取っていただけたのか、2018年の末に事業部内でメディア制作のチームが立ち上がることになった時、このチャンスを絶対に逃さない!という気持ちで手を挙げたところ、チームの一員として携わらせていただけることになりました。
やってみたい!という気持ちは強くありましたが、メディア制作は未経験。まだ任せられない、と言われることも予想していたのですが、動かずに待っていても何も始まりません。

するとメンバー全員が私の挑戦を受け入れて、応援してくださったのです。
今ではメディアチームの一員として、DS事業部の山崎さんと宏紀さんと共にサービスサイトを制作しています。

「打ち合わせは意見を言い合う場なので、遠慮せずに自分のアイディアを出してください!」
お二人はそう仰って、初心者だからと遠慮することなく意見を求めてくださるので、必ず自分のアイディアを出すように意識しています。
これまで訪問した際に企業の方々がDS事業部のどの部分に共感し、ニーズがあるのか、といった知見をメディア制作でも活かしていきたいです。

まだサイトは制作途中ですが、夢へ一歩踏み出すきっかけを与えていただき、そしてその挑戦を受け入れて応援してくださるチームの方々の気持ちに応えられるように、必ず成果が出せるサイトを生み出します。

自分自身と向き合い、変化し、たくさんのことを学んだ一年でした。
今後は事業部の成長、会社の成長、そして日本の成長へと貢献できるように前進していきます。