初めまして、こんにちは。
2019年からITベースサポート部 R&D事業部で働いている石井隆稔といいます。
まだ入社まもない私ですが、全研ブログの記事を書かせていただけるということで、張り切っております。

今回は、様々な「マッシュアップ」についてお話しできればと思います。

R&D相談中

マッシュアップとは

現在、マッシュアップという言葉は様々な分野で使われています。

まず、マッシュアップのもともとの語源は“混ぜ合わせる”という意味でした。音楽の用語としては「2つ以上の曲をかけ合わせて新たな音楽を作る作曲方法」として使用されています。
Webサービスの開発手法としてのマッシュアップでは、「Web上で公開されている様々なサービスの力を借りて新たなサービスを作る」ことを指します。
このマッシュアップでは、例えば、クラウド上のカレンダーやチャットツールを組み合わせ、新たなサービス・価値を、わずかなコードで実現できます。

古い言い方をすれば、自身のプログラムに、オンライン上で展開されているサービスをライブラリのようにリンクして、独自のサービス作ることができるのです。

ネット上のマッシュアップ

「マッシュアップ」でのサービス作成例

今の世の中は非常に便利になってきており、例えば、有名なLINEとGoogleスプレッドシートを連携させるようなソースコードはWeb上にいくつも存在します。興味のある方は、検索すれば30分から2時間で、LINEからの入力をシート上に保存したり、LINEから送られてきた画像をクラウドストレージに保存したりすることができるようになります。自前のサーバなしに、たった30行程度のソースコードで!

また、機械学習などの先端技術もWebAPIサービスとしてたくさん公開されています。GoogleやMicrosoft、Amazonなど、我々は自由にこれらのサービスを独自のサービスに組み込むことができます。
例えば、LINEから送られてきた画像が犬なのかそれとも猫なのかを判別するサービスを、こちらもたった30分から2時間で作ることができます。

このように、公開されているサービスを組み合わせて使うことで、他のサービスに任せられる部分は任せてしまい、自分のコードはほかのサービスにはないそのコードだけがやらなくてはならない仕事に集中することができます。

さて、なぜマッシュアップを今回の話題に選んだかというと、全研という会社の職場環境が、私にとって、人材のマッシュアップと思える場だからです。

人材のマッシュアップ=全研の環境

私は前職では一つのシステムを作るのに、ほとんど独力でハードウェア・ミドルウェア設定、コーディングなどを行っていました。
一方で、全研では実に多様でユニークな才能のある方々が働いており、私は私のやりたい仕事に注力することができています。

私は新しい技術を調べたり、瞬発力をもってそれらを動く程度に実装したりするのは得意です。一方で、信頼性の高いものを作ることはまだ胸を張って得意とは言えません。例えば、デバッグ作業は時間がかかります。
このような私ですが、周りの方がうまくマネジメントして、私の得意な調査や設計・初期モック作成にアサインしていただけています。こうした分担は私の業務のみならず、デザインはデザインの専門家に、Webプログラムは信頼性の高いコードをかける専門家にそれぞれお願いをして、プロジェクトを遂行しています。
デザインを担当なさっている方は、とてもきめ細やかにユーザの経験・行動を考えデザインしていますし、コーディングを行っている方は、無駄なリソースを消費しないコードを書くことに注力ができるのです。

働き始めてまだ短いのですが、私にとって全研はまさに人材のマッシュアップの場であり、私は私の得意な作業に集中して仕事をすることができています。部署の皆さんが協調して有機的に働くこの現場はとても楽しいです。
私の所属するR&Dは半分程が外国出身の方々ですが、メンバー全員が一つの目標に向かってそれぞれの違った強みを活かして働いています。

R&D仕事中の風景

また、社内でお会いする方も、個性的な方が多い印象です。社内のイベントも非常に驚くようなことがあります。例えば、七夕の催しで全社的に願い事を短冊に書く機会があったのですが、その願い事が叶うこともあるのだとか。

これらのユニークな社風や社員の方々は、最初からユニークであったのかもしれませんが、独創的になろうと、言い換えれば「〇〇といえばこの人!」といわれるよう、各個人がプロフェッショナルになることを意識し努力した結果なのだと思います。
このような環境は、少し変わったところのある私にも、非常に働きやすい環境です。

今後の社会にとって、多様性は非常に重要なキーワードだと私は考えており、このような社風、会社の姿勢は非常に強い組織を作り上げるのだろうなとも感じます。

それぞれが得意なものに対してプライドと高い技術力を持ち、一つの目標に対してうまく協調して働いていける全研。
この会社を選べた私は非常に幸運でありました。

終わりに

さて、長くなりましたが、本記事をまとめると、弊社は実に多種多様な人材がうまく協調して独創的なことをやる人材のマッシュアップが行われている環境です。
この記事をお読みになられる方も、きっとご活躍の場所が弊社にはあると思います。ぜひ一緒に、マッシュアップして働ければ幸いに思います。

最後に、本記事を書くにあたって、一緒に働かせていただいている皆さん、就職に関してお世話になった皆さん、前職からのお付き合いで、私のことを気にかけていただいている皆さんに心より感謝申し上げます。

以上、R&Dの石井がお送りいたしました。