皆様こんにちは!22卒の大嶋です。

2022年4月に正社員として入社をした後は、ずっとダイバーシティ事業部(以下DS)のコンサルティングチームに所属しています。
インド・バンガロールの工科系の大学と提携し、新卒の優秀なエンジニアを日本企業様にご紹介することで、企業様の採用課題の解決に携わるお仕事です。

前回のブログを執筆してから早一年。
かっこいい一年目の突き抜けた成長記録でも書きたかったですが、
飾らずにリアルな「地獄の新卒一年目」、そして二年目を迎えて気持ちが変わりつつある日常の記録を楽しんでいただけたらと思います。

※一年前に執筆したブログはこちらです!是非ご一読くださいませ。
『競争心皆無だった私が、今新人賞を獲りたくてたまらない理由 ~新卒1年目の日常~』

順風満帆!…とはいかなかった【新卒一年目の苦難】
~できないことを知る編~

さて、新卒一年目の登竜門であるIT用語テストとタイピングテストでは、無事有言実行をし、2冠をとりました!

そしてその結果、一位を獲った人だけが選べる「本配属先を自分で決めるチャンス」もいただき、DSでコンサルティングをし続けることを選びました。

そこからは順調に「新卒トップを突っ走る!」そんな一年間を送っている・・・と思いきや、その後の全研生活はそんな甘いものではありませんでした。泣

新人賞獲得を目指して先輩と計画を立て、毎月一つずつ自分の苦手を克服することをマイルストーンにして進んでいたのはいいものの・・・
人の苦手って、そんなに簡単に克服できるものではありません。

数ある苦手の中でも特に「報連相」は私を苦しめました。

チャンスを掴んだのに何もできない【会社にいきたくない毎日】
~スーパーブルー編~

今思うと本当に後ろ向きで情けない話ですが、新卒一年目の11月~12月頃、私は毎日出社前に何度も熱を測って、「今日こそ体調不良なのではないか・・・」と、会社を休む理由を探していました。

この時期うまくいかなかった理由を、今振り返ってみると下記の3点です。

1.報連相ができない

仕事を進める中で、「この程度なら相談や共有をしなくてもいいだろう」「きっと自分の考えで合っているだろう」そう思っていたことは、残念ながら大抵間違っておりました。
新卒一年目で知識も経験もないので、当然自分一人でできることなど限られています。
それにも関わらず、できないことの相談すらできない自分自身に自信を無くし、自分のことをどんどん嫌いになっていく・・・というとんでもない負のループに陥りました。

報連相は一緒に働く人同士の「信頼関係」を作るものです。
一人で仕事ができない新卒だからこそ、報連相なしで仕事を進めることはできません。
今では相談することや、報連相をすることは結果的に自分を助け、一緒に働く仲間と信頼関係をもったうえで、スムーズに仕事を進める鍵であるとよくわかります。

2.一人で仕事はできない

報連相ができないことに加えて、何を勘違いしていたのか、私は一人で仕事ができると思っていた時期がありました。
「相談をする」というと簡単に聞こえますが、私のように失敗を必要以上に恐れたり、自分の弱みを見せるのが苦手なタイプの人だとなかなか難しいのです。
何もできない自分に嫌気がさして、それを周りに知られることも嫌で、そういう時こそ、余計に怖くなって相談ができなくなっていました。

報連相に向き合う中で、仕事は一人で進めるものではなく、沢山相談しながらよりよいアウトプットができるように、ブラッシュアップしていくものだと知りました。
報連相が少しだけできるようになってからは、助けてくれる人が増えて、
だんだんとスムーズに仕事ができるようになって「仕事はチームスポーツ」の意味がようやく分かった気がします。

3.やらされる、やらなくちゃいけない仕事は楽しくない

そんなこんなでうまくいかない日々を過ごしていた私は、仕事に対して「やらなきゃいけないこと」もっと言えば「やらされていること」意識をもってしまっていました。
入社当時抱いていた「突き抜けて成長したい」そんな気持ちは、少しの失敗やネガティブ事件から、いっきに自分の気持ちを真っ黒に染めていって、見失ってしまうのです。

「一日が、一週間が早く終わって週末になりますように・・・」そうやって後ろを向いて仕事をしていても、絶対に成長なんてできません。
商談の時も「売らなくてはいけない」この気持ちでいっぱいで、肝心な「企業様の課題解決」には全然目を向けられていませんでした。

そんな時でもなんとか辞めずに、毎日出社し続けられたのは、深い愛をもって接してくれるお姉さん?もはやお母さんのような奈都子リーダーと、同じチームで頑張る戦友、同期の岩澤さんの存在があったからです。

「それでも」私がDSで働きたい理由① 【愛情深い仲間がいる】

奈都子リーダー、岩澤さん、この二人がいなければきっと私はとっくに諦めて会社を辞めていたと思います。
先月まで一緒にコンサルティングチームで働いていた、スーパーな二人を紹介します!

奈都子リーダー(写真中央)

新卒一年間、そして二年目になった今も、ずっと私の日報は奈都子リーダーからの学びで埋まっています。
(怒られて一番凹む相手も奈都子リーダーですが・・・)

全研社員としてだけじゃなくて、何よりも一人の人として、私の人生を応援して、成長させようとしてくれるのが奈都子リーダーの大好きなところです。
いつも本質的に私のダメなところを「直した方があゆみさんのためになるよ」とアドバイスを下さっています。

沢山アドバイスをいただいても改善しない私に、幾度となく呆れたことかと思いますが、諦めることなく、何度でも引き上げようとして下さったことを、本当に感謝してもしきれません。

いつだったか、奈都子リーダーに
「最近何もかもうまくいかない、成長するよりできないことが増えた気がする」と相談した時に、私に下さった言葉をずっと覚えています。

「『できないこと』が発生するのは自分が次のステップに進むために正常なことだよ。できないからって全く落ち込む必要ない」

そう教えていただいた言葉が、ずっと私の心の支えになっています。
この言葉をいただいた日から、色々な「できないこと」の壁がきた時には「あ、また私は次のステージに行こうとしている成長のチャンスがきたサインだ!」と思って前を向くことができています。

岩澤さん(写真右)

同じコンサルティングチームに、私とは正反対のタイプの同期がいました。

いつも自分を飾ることなく素直で等身大でいて、自分のプロダクトが大好きで、そのピュアさや人の良さでお客様も、一緒に働く仲間も、不思議と惹きつけられてしまう、そんなすごい人です。

岩澤さんと真逆で、自分の殻を破らずに「うまくやろう」としすぎてしまう私は、いつも自然体の岩澤さんの存在に何度も救われました。

彼女がどんどん成長していく姿をみて焦ることも、苦しくなることもありましたが、お互いに負けるわけにはいかないと成長剤になっていたと思います。

岩澤さんが別の部署に異動をした今でも「こんな時、岩澤さんだったらどうするかな?」と考えるほど、私にとって自慢で、刺激的で、大切な戦友です。
学校の友達とも、ただの仕事の仲間とも違う、負けたくないし自分の成長も見ていてほしい不思議な存在です。

全研本社でこのような大切な仲間ができたことに、心から感謝しています。

「それでも」DSに居たい理由②【環境が私を引き上げてくれる】

新卒2年目になり、奈都子リーダーと私だけだったコンサルティングチームには、二人の新卒が入ってきました!
一人でやらなくてはいけないことが一気に増えて、「2年目ってこんなに求められるの?」と驚きました。でもそれと同時に「やらないわけにはいかない」そう思わせてくれているのも二人の存在があってこそです。

私の行動一つ、言葉一つが後輩のインプットになります。
だから二人がDSに配属された最初の頃は、「自分の伝えることが間違っていたらどうしよう」と思って、また自信を持てずに奈都子リーダーの影に隠れて行動できずにおりました。
だからと言って奈都子リーダーに任せてばかりでは、いつまでも成長をすることができません。

人に教えることで自分のアウトプットが増え、学びの厚みが増し、人に教えることでまた自分の自信になります。
そして二人に向き合って、新卒の気力を感じながら一緒に働くことで、「インド人エンジニアを新卒採用すること」の魅力もどんどん自分の言葉になってきています。

最近では商談も一人でさせていただくことが増え、物理的に奈都子リーダーに甘えることはできない環境が増えてきています。
自分が成長しなければ、良い商談をしなければ「一生受注があがらないまま」です。

この環境になって、今までは心のどこかで「奈都子リーダーが助けてくれるだろう」と思っていた部分が無くなり、覚悟が決まりました。

大変ではありますが、新卒2年目でこんな経験をできる環境はなかなかないと思っています。
なので最近は「できない理由を考えるより、できるようにやるしかない」そんな気持ちで毎日を過ごしております。

もしかしたら、私は自分のためだけの目標に向かって突っ走るよりも、誰かのため、何かのためにやらないわけにはいかない、という環境の方が頑張れるのかもな、とも思っています。


▲ 23卒の坪田さんと今橋さんです:)はじめてのメンターにも挑戦中です!

「もっと」DSに居たい理由③【やっぱり大きな夢がある仕事】

別の業界で働いていて、例えば家を売ったり、土地を売ったりしている知人の話など聞くと、私が売っているプロダクトって、あまりお金を稼げる商材ではないなと思います。

それにも関わらず、受注を一件とるのは簡単ではありません。
長い場合は受注に至るまでに4年間かかったり、お客様の会社の役員が勢揃いしている前でプレゼンをしなければいけなかったりします。

でもそれは「インド人の新卒エンジニアを全研経由で採用する」ということがそれだけ大きな会社の経営判断を左右する事業であるという証拠です。
この小さなきっかけづくりの積み重ねで、【日本で外国人が活躍できる環境が増やすことができる】と思うとやっぱり夢があります、この仕事。

最近はようやく、お客様の大事な組織戦略を作るコンサルティングをしているんだ、という意識も持つことができ始めています。
先日受注をしたお客様から「大嶋さんの情熱が決め手です」と言っていただけたことは本当に嬉しかったです。

この夢を実現するために、高い目標やロードマップをもつことは途方もないことかもしれません。
それでも、目の前のお客様のために、インドの学生のチャンスを増やすために、一緒に働く仲間のために、がむしゃらにチャレンジした結果、その夢が叶ったらいいなと思います。


▲ DSのメンバーと♪

さいごに・・・

新卒2年目であるいま、絶対に達成したい目標は、社内に対しても社外に対しても「一緒に働きたい人になる」ことです。
もしかしたら、一年前ブログで掲げていた目標より、小さな目標に見えるかもしれません。

それでも、今の私にとってはとても必要な目標だと思っています。
そして2番目に達成したい目標は「奈都子リーダーを超える営業マンになること」です。
今期はなんとしても奈都子リーダーより多くの企業様の課題解決をしたいと思っています。

いかがでしたでしょうか。
新卒1年目から2年目になって、苦しながらももがいて、少しずつ気持ちが変わり始めている心情を赤裸々に、等身大で書いてみました。

2年目はより飾ることなく、等身大にがむしゃらにいることで、もっと成長する戦略です。
3年目のブログはもう少しかっこいいことを書けていたら、いいなと思っています。

以上、22卒の大嶋でした。