早くも今年最後の出番となりました。瓦版編集部のノリスケです。
今回は2017年の瓦版注目ニュース3選をピックアップ。その裏話も交え、ご紹介致します。

瓦版2017年振り返りブログ

2017年の気になるニュース

ニュース媒体として、働き方の最前線にアンテナを張り巡らせ、わずかな予兆も獲り逃さない瓦版編集部。一般の人には普通にみえるトピックも、瓦版編集部の目には新たな動きへの胎動に感じられることはよくあります。

1 副業解禁本格化

2017年幕開け早々にサイボウズが「複業採用」を打ち出しました。
これは、同社をメインでなく、副業先としませんか、という採用スタイル。

わざわざ自社をサブにしてまで人材募集するなんて、と思われるかもしれませんが、決して同社が採用戦線で不人気というわけではありません。むしろ、働き方改革の先端をいく企業として、人気ランキングでもトップ級です。

瓦版2017ピックアップ_01
▲引用元:サイボウズ株式会社 複業採用

その意味では、同社ならではの社会への働きかけという意味合いも多分に含んだアクションといえるでしょう。
昨年、ロート製薬が副業解禁を打ち出し、にわかに副業に注目が集まっていましたが、年明け早々に、こうしたインパクトある採用スタイルを打ち出したことは、大きな影響力がありました。
その証拠にすぐに追随する企業も現れ、副業は“複業”という印象も伴いながら、深化と拡大へつながりました。
ちなみに、全研本社も事前の届け出をしてもらう条件で、副業OKですよ。

2 プレミアムフライデースタート

月末の金曜日は午後過ぎに退社して、有意義に過ごそう。そんな目的で始まったプレミアムフライデー。
景気低迷の中、重苦しい雰囲気の月末の金曜日に早く帰れとは何事だ、という声が聞こえそうな中、静かに始まりました。

せっかくなので、記念すべき第一回は、私もプレ金に便乗。昼過ぎに早々に会社を後にして、街中へ飛び出し、状況を取材しました。

瓦版2017ピックアップ_02
▲雪山へ向かい、プレ金を満喫した弊社某社員

飲食店にはプレ金のマークが張り出され、新たなムーブメントへの期待感は充満していました。ところが、プレ金帰りと思われるビジネスパーソンはほとんど目にすることもなく、普段の金曜日の夕刻という印象でした。

あれから10か月。いまもプレ金は続いていますが、月初の月曜に変更という案が浮上するなど、新しい展開が予想されます。
ちなみに、全研本社では、プレ金開始時から『月末金曜or月初金曜日の自由選択制』で、実施中です!

3 フリーランス協会発足

着々と増大しているフリーランス。それをまとめる協会が2017年1月に発足しました。
個人事業主のフリーランスは、個々がそれぞれに案件を開拓し、生計を立て行くため、どうしても不安定になりがちです。それを束ねることで、健全な活躍の土壌を構築しよう、というのが発足の狙いです。

瓦版2017ピックアップ_03
▲全研本社が運営するフリーライター募集サイト

クラウドソーシングが定着し、それなりの土壌はできていますが、横のつながりが少ないのは事実。フリーランスを正社員に準じる地位にまで向上させるためにも、こうした組織の役割は今後ますます重要になってくると思います。ちなみに、全研本社も仕事を通じて、たくさんのフリーランスとつながっています。

まとめ

以上が2017年印象に残った3つのトピックスです。
年末恒例の流行語大賞のノミネート30語には、「人生100年時代」、「働き方改革」、「プレミアムフライデー」の3語がリストアップされました。「働き方改革」については「いまごろかい!」という気もしますが、関連の動きが多かった1年ということなのでしょう。

本当にあっという間に過ぎ去った2017年。
このペースでいけば、「人生100年時代」も軽快に乗り切れそうですが、そうはいかないのでしょうね。とはいえ、働き方は年々、関連ニュースが増え、着々と改革が進んでいることを肌で感じます。

瓦版の発足当初は、ネタを探すのも大変でしたが、最近はネタを選別するのが大変になりつつあります。瓦版では、来年は75歳以上のシニアワーカーの活躍が目立つ1年になるのでは、予測しています。

果たして、2018年はどんな1年になるのでしょうか。
瓦版編集部は、自社の働き方改革とともに、社会全体の働き方の変化をしっかりウォッチし、過渡期にある働き方の羅針盤として最新情報の発信を続けていきたいと思っています。

来年もよろしくお願いいたします!