はじめまして!
人事広報課の大塚です。

2020年4月に全研本社に中途入社し、2021年4月に人事広報課へ異動しました。
以前、他の記事内でほんの少しだけ登場したことがあるのですが、今回はブロガーとして初めて記事の執筆を担当させていただきます!

入社前はもちろん、入社後も楽しく読ませていただいている全研ブログを執筆するのは非常に緊張しますが、ブロガーとして精一杯務めてまいりますのでどうぞ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

過去に登場した記事はこちら!
アイコン全研は人材の宝庫!異業種転職?異職種転職? 中途入社の皆さんに突撃インタビュー

全研との出会い

前職は保育園で栄養士として働いていました。
主な業務は、園児・職員分の給食の調理。
毎日、約200食ほど作っていました!(このエピソードを話すと毎回驚かれます…笑)

調理の他は、保護者の方との定期面談やお便りの作成、クッキング保育(園児たちとの調理活動)などを行なっていました。

かわいい園児たちに囲まれ、「おいしい!」や「ありがとう!」の声にやりがいを感じていました。

転職を考えたのは栄養士として働いて3年ほど経った時です。
漠然と、
「今の仕事も好きだけど何か新しいことにチャレンジしたい。新しい自分に出会ってみたい、変わりたい!」と思うようになりました。

役職についていたり、仕事を楽しそうに語っている友人たちのキラキラした姿に憧れを抱いていたのかもしれません。

なんとなく「OL」という響きに憧れ、事務職や「未経験可」の求人に目を通すような、目的の薄い転職活動を送っていました。

そのときに出会ったのが、全研本社の「営業アシスタント(現:セールスオペレーション)」の求人です。

“普通の事務職ではない”
“仲間と働いてやりがいを感じられる仕事”

そんな言葉が目に飛び込んできて、気が付けばエントリーボタンを押していました。

説明会に参加してみると、全研が展開している事業内容に深い感銘を受けました。

その他、特に惹かれたポイントは、現場で働く人の声を実際に聞けたこと。
そして選考中、一人の応募者としてではなく、“私”という人間に向き合ってくれた面接です。

大学では主に栄養に関することしか学んでおらず、他の業界知識がないまま始めた転職活動だったので非常に不安だった私は、正直「転職迷子」になっていました。

そんなときに
「これから自分がなりたい姿はなにか」、
「自分にできることは何か」

を気付かせてくれたのが全研の面接でした。

まだ社員でもない私に多くの時間を惜しみなく使い、そして親身になってお話をしてくださったことに感謝と驚きを隠せなかったことを今でも覚えています。

入社の決め手になったのは、やはり『人』です。
今までの経験を活かした栄養士の仕事や、なんとなく憧れていたOLらしい仕事など選択肢は他にもありました。

しかし、こんなにも人が魅力的で、仲間思いの人たちが働く会社に出会うことは今までありませんでした。

初めて説明会に参加した後から、そして何度かの面接を重ねる内に「ここで働きたい、全研の社員の一員になりたい」という気持ちが強くなっていくのを感じました。

勉強が大変な話、業界未経験の苦労など現実的な辛い話も正直にお話くださいましたが、それでもやはり全研へ入社したいという気持ちが勝り、入社を決めました。

営業アシスタント、そして人事へ

ありがたいことにご縁をいただき、晴れて全研で新しい一歩を踏み出した私。
しかし、仕事は楽しいことばかりではなく、入社当初はむしろ苦しい日々が続きました。

これまではITと無縁の業界だったため、基本的なPC操作を覚える他、見やすい資料作りや提案業界の勉強など勉強漬けの毎日でした。

受話器を握る大塚さん

次々と振られるタスク、時間との闘いなど、今まで味わったことのない苦しい日々。
時には余裕がなくなり、オフィスで泣いたこともあります。
出来ない自分が情けない」、「もう逃げ出したい」と思ったことは数え切れないほどです。

しかし、そんな時はいつも傍で仲間や先輩、上司が支えてくれました。
私のことを心から深く考え、優しい言葉で甘やかすのではなく、時には厳しい言葉でアドバイスをくださいました。

入社してからの日々は今まで人生の中で指折りの辛い時間ではありましたが、支えてくれる人の存在があったからこそ、頑張って乗り越えることができました。

この経験から、親身になって接してくださる上司に“成長”という形で恩返しをしたいという思いを胸に、毎日を過ごすようになりました。

ある時、私の尊敬する上司から
自分のためじゃなく、仲間のために仕事ができるようになったね
と言葉をいただきました。

思えば、入社したての頃は目の前の仕事をこなすことで精一杯でした。

資料作り、リスト作成は営業メンバーのためではなく、「作成数」という自分の目標だけにコミットしようとしていて、周りが全く見えていませんでした。

しかし、毎日もがきながら日々を過ごしている中で、「仲間のために」という感情がいつの間にか自分の中に芽生えていたのです。

芽生えのきっかけは間違いなく仲間、先輩、上司が自分に対していつも寄り添ってくれていたから。
絶対に私の成長を諦めずにいてくれていたからだと考えています。

今まで自分に対して向けてくださっていた信頼、愛情、熱量を、今度は私が仲間にパスをしたいと思うようになっていました。
そして気が付けば仲間の成功、成長に一緒に声を上げて喜んだり、泣いたりとすっかり“全研らしく”なっていました。

そんな情熱的な毎日を営業アシスタントで過ごしてきた私ですが、今年縁あって現在の人事広報課に異動のお話をいただきました。

お話をいただいた時は正直迷いました。
今までお世話になった営業(SO)を離れる寂しさ半分。
そして、社歴の浅い自分なんかに人事が務まるのか?という不安が半分。

しかし、社歴が浅く求職者に近い自分だからこそ寄り添えたり、
全研の仲間、会社が好きな自分だからこそ
働きやすい環境づくりに貢献できるのではないかと考えたのが一番の理由です。

人事への異動に対して当時の上司が
『仲間思いの大塚さんにとって天職になるといいね』
といった言葉も後押しになりました。

担当業務は異なりますが、営業アシスタントで培った「仲間力」を胸に、キャリアの新たな一歩を踏み出しました。

人事奮闘記~私が“ダサ子”と呼ばれるまで~

人事広報課と言えば宮城次長、橋本主任など入社前からずっとお世話になっていた、まさに「会社の顔」である方々が在籍している部署です。

そのような方々と肩を並べて仕事することに非常に緊張感を覚えました。

また、4月に部署異動したのですが、この時期はちょうど新卒社員が新たに全研に仲間入りをしてくるタイミング。
私も人事の1人として新卒の皆さんと接しなければなりません。
上司からは「人事部の在籍期間は関係ない。新卒の前では人事らしくいること」という言葉をいただき、背筋が伸びる思いでした。

こうして私の人事人生は、新卒研修の対応や応募者の方とのやりとりから幕を開けました。

しかし、ここからがまた苦難の連続です。

初めての大仕事である研修準備では、自分の不手際や詰めの甘さから、多くのご指摘を受けてしまいました。
研修会場の準備や、研修に使う備品の準備など、やること全てにおいて詰めが甘かったのです。

また、メール対応もどんな案内をすれば良いのか、どんな言葉をかければいいのかが分からず、最初の頃は上司が送った文面をそのままコピペして送るばかり。
コミュニケーションではなく、まるでロボットの作業のような対応になっていたのです。

その際に上司から、

「業務一つひとつの意味や目的を考えながらやること。自分の行動一つで結果は変わってくる」

という言葉をいただきました。

そこから、小さな業務一つにおいても考え方が変わっていきました。
備品の準備、メッセージ一つにしても「目的はなんだろう、自分がこれをしたことによってどうなるか?」などを考えるようになったのです。

▲ 新入社員の皆さんに配るクレドカードを準備する様子。
  貰った方に「嬉しい!」と感じていただけるように綺麗に整えます。

それは業務上だけではなく、私生活においても考え方が変わるきっかけになりました。
今まで何気なく行なっていた言動一つひとつを注意深く考えるようになっていました。

以前「全研に入って、性格や人生が変わった」と書かれていたブログ(※)もありましたが、私も入社前の自分と比べて変わることができたのです。

▼ 同じく「全研に入社してから変わった!」というお声が上がった記事はこちら
アイコン 営業アシスタント2年目の奮闘記!~この1年どうだった?ぶっちゃけ座談会~

とはいえ、何か新しいことを覚えては失敗しての繰り返しで、一歩進んでは一歩も二歩も戻る毎日を過ごしていたある日。
あまりにも不出来な自分をふがいなく感じ、涙を流してしまった瞬間がありました。

自分ではよく考えて行動したのにも関わらず、結果としては不十分……。
その件について上司からご指摘をいただいた際に、自分のふがいなさに思わず涙が溢れていたのです。

「これはいかん!」と自分でも思い、お手洗いに行き気持ちを入れ替えオフィスに戻りました。

後日、上司に面談の機会をいただき、もちろんその話にも触れられました。

その際、上司は
大塚さん、(この前の出来事は) ダサいよ!“ダサ子”だよ!
と笑い飛ばしながらも続けてアドバイスをくださいました。

その瞬間、“どんなことでも完璧でこなさなくてはいけない”という勝手に自分を追い込んでいた変な緊張感と、“できない自分が情けない”という小さなプライドを捨てようと思えました。

今まで自分の中で抱えていた悩みや遠慮がちっぽけだと思えたと同時に、忙しい中でも上司が親身に相談にのってくださったことに「こんな自分でも上司は成長を諦めていない、諦めて投げ出しそうになっていたのは自分だけだった」と気が付きました。

これから目指していきたい姿

ここまでは私のだめだめエピソードばかりでしたが、人事に異動してきてから良かったこと、嬉しいことを紹介します!

まず良かったことは、業務で関わる人が増えたことです。

異動前の私のコミュニケーションの範囲は営業アシスタント内、せいぜい営業までに留まっていましたが、現在は部署・役職を限定せず、多くの社員と日々関わっています。

その他、求職者の皆様、そして講師の方やお客様とも幅広く関わる機会をいただいております。

今までコミュニケーションがとれなかった社員の方とお話したり、自分を認知していただけることは嬉しいです。
「私は全研本社の人事として働いているのだ!」とワクワクしています!

次に、会社の窓口となり、求職者の方と全研の架け橋になれること。
求職者の方に、

「こんなに素敵なメッセージをもらったのは初めて」
「丁寧な対応ありがとうございます」

といった、嬉しいお言葉をいただいた時は大きなやりがいを感じます。

最後に、「会社をより良くするためにはどうすれば良いか」を常に考え続けられることです。
会社が向かっていく方向を最前線で見つめていく、常に全研の“これから”を見つめていける人事の仕事を私は誇りに思います。

時には苦しいことや厳しいことを目の当たりにしたりする機会もありますが、それを正解にするのが私たち人事の仕事。
そして、社内にも社外にも全研のファンを作ることが私たちの仕事です。
※こちらは「人事の仕事とは何か」という問いに対する上司の答えです。この言葉を聞いてからずっと胸に刻んでいます。

私がこれから目指していきたい姿は、まず自分を信じて採用を決めてくださった上司、そしていつでも諦めずいてくださる先輩、仲間に“成長”という形で恩返しをすることです。
まだまだ未熟で至らないことが多いですが、自分に居場所をくれたこの会社に貢献したいです。

そして一社会人として自立した女性になる、自分が楽しそうに働く姿で誰かをキラキラさせたいです。
そう思うようになったのは、全研には仕事を全力で楽しむ人が多いからです。

全研に入る前までの私は誰かに頼っていてばかりで、仕事を楽しむなんて考えたことがありませんでした。

人事として駆け出しの私ですが、最初の一歩として話し方や立ち振る舞い、ビジネスマナーなどを日々勉強中です。

▲ 人事に異動してからお世話になった書籍たち。どれも手元に置いておきたい良書です!

全研の今後、そして人事一年目となる私の今後の成長にぜひ注目していてくださると幸いです。

以上、人事広報課の大塚でした!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。