こんにちは、人事広報の高橋です。
秋めいた気温から最近は冬を感じる季節になってまいりましたね。皆様どんな秋&初冬を満喫していますか??

さあ今回は、全研に「2回の入社」を経験した社員に、インタビューしました!
どんな経験をしてきたのか、また全研で働きたいと思ったきっかけはなんだったのか。じっくり語ってもらいました(^^♪

ご登場いただくのは………制作部署で働く、山村さんです!

1

山村 達朗さん
バリューイノベーション事業部(以下、VI事業部) 制作部門所属
前職ではソーシャルゲームやwebのプランナー、プログラマーを経験しています。
また、役者として舞台出演を3度、アニメ映画の作画を1度経験するなどの活動を行ってきました。
2014年10月に全研に入社し、当時はサイト制作を担当。2017年に退職し、その1年後に再入社。
最近は服に絵を描くことにハマっていて、ポアリング(直接垂らす手法)など、独特な方法を取り入れてオリジナルの服を作っているのだとか。

実は山村さんとは以前一緒に仕事をしていた時期がありまして。2014年~2015年頃、同じチームに所属していました。
その頃から山村さんはアニメーションの制作に携わるなど、クリエイターとして活躍をしていて、「こだわり」を持って何事にも取り組んでいる印象でした。

そんな山村さんへのインタビュー!どんな話が聞けるのでしょうか…!?(*’▽’)

今までを振り返る

高橋:2014年10月に入社当時、山村さんとは一緒のチームで仕事をしてましたね。懐かしいです!

山村:その頃やっていたのはスマホ用サイトの制作・進行でしたね。
当時既にスマートフォンでwebサイトを検索するのが当たり前の時代になっていたので、見せ方を色々研究しながら進めていたのを覚えています。

高橋:懐かしいですね~。2017年に一度全研を退職されたので、最初に全研に在籍していたのは二年半でしたね。

寄せ書き
▲退職時に頂いたという寄せ書き。

高橋:転職先ではどんなことをされていたんですか?

山村:全研を退職後は某有名RPGのスマホゲームの「バトルプランナー」をやっていました。

高橋:有名な作品というと…山村さんが以前から知っている作品だったんですか?

山村:はい。幼いころから遊んでいたゲームシリーズですね。そのスマホゲームの運営や制作に携われる機会がたまたまあって、またとないチャンスだと思い、転職をしました。

高橋:チャンスが巡ってきて、次の仕事に繋がったのですね。ちなみに、バトルプランナーって、どういうお仕事なんですか?

山村:頂いた説明文を元に、演出を考えて、キャラクターにどんなエフェクトをかけるか考えて実装したり、デザイナーとカメラの演出で迫力がある見せ方を相談したり、周りと連携しながらの仕事でした。演出を調整した結果、迫力が出た時はうれしかったです。

高橋:ゲームのバトル演出を作っていくって、プレイする側からすると魅力的です。過去にもソーシャルゲームの制作に関わっていたとお聞きしたので、ゲーム業界は山村さんにとって多くの経験を積んできた場所なのですね。

山村:そうですね。一度目の全研入社より前に二年くらいソーシャルゲームの運営に関わったことがあります。ただ、ゲーム業界に未練があったわけではなく、自分のやりたいことに向かった結果として退職を決めたので、もちろん全研は円満退社でした。退職前にはVI事業部の本村部長から「いつでも戻ってきていいから」とも言われていて。

高橋:なるほど、それで二回目の入社に繋がってくるんですね。

「二回目の入社」に至るまで

高橋:山村さんは退職してからも全研と関わる機会があったんですよね。

山村:はい、辞めてからも皆さんにお会いするタイミングはあって。退職後にバーベキューイベントに参加したんです。

高橋:2017年に小金井公園で開催した全研バーベキューですね。写真を見たら山村さんが居て、「あれ!?」って驚いたのを覚えています!

2017年のBBQ
▲集合写真にもばっちり写っています。

高橋:山村さんにとって二回目の入社を意識するタイミングっていつ頃だったんでしょう?

山村:元々何度も言って頂いていた「戻ってきていいから」の言葉を覚えていて、そのお気持ちを尊重したいと思っていました。そんなときに、2018年にロゴ制作の件でご相談をうけて。

高橋:サイトのロゴですか?

山村:そうです。自分が元々書道をやっていたので、美侍に使うロゴを毛筆の文字にしたいと依頼を受けたんです。

美侍
▲美侍は全研が運営する30代~40代男性のためのメディア。現在の美侍のロゴを見てみると、毛筆のロゴが使われています。

高橋:そういえば山村さん、以前社内に飾るためのスローガンを筆で書かれていましたね。それでロゴの依頼もされたということでしたか…。

山村:はい。そしてそのタイミングで相談して、また入社することを決めました。
「(ゲーム会社の)制作に携わって得られるもの、学べるものがある」とは思っていましたが、元々ゲーム会社に所属し続けていたいというこだわりはあまりなかったので、特に悔いもありませんでした。
全研に戻ってマーケティングに関する経験ができるのであれば、戻る価値があるのではないかとも思ってましたから。

高橋:やりたい事に対して真っすぐな山村さんらしいです。ご退職後にもこうしたつながりを持っていたのですね。

山村:実は入社前日のVI締め会にも参加したんですよね。

高橋:えっ!?

山村:最初は挨拶だけのつもりだったんですけど、フルで参加する予定が組まれていて、長居する気はなかったのでどうしようか迷っていました。でもその時の締め会がもつ鍋だったので「もつ鍋食べたいな」と。

高橋:もつ鍋につられたわけですね(笑)

今だからこそやりたいこと

高橋:再入社を決めるからにはそれなりの想いがあったのだと思います。どんな気持ちで二回目の入社を決めたんですか?

山村:最初に全研で働いていた時、社長や上司から朝礼・研修を通してマーケティングに関する話を色々と聞く機会があって、マーケティングという存在をじわじわと理解するようになり、価値を感じるようになりました。全研は、様々な商品やサービスに対してWEBマーケティングを活用した集客を行う会社です。なので再入社した後、自分にとって多くの学びが得られると確信できましたし、「やりたい仕事が経験できる」と思いました。

山村さんインタビュー

高橋:これまでの学びを活かして、その「やりたい仕事」がすでに山村さんの中で具体的にあるんですか?

山村:関わっていたこともあってゲーム業界の話にはなってしまうんですけど、メーカーはともかく、少人数や個人制作のゲームって売り方が決まってなくて、どんな風に展開すべきかが分からない人が多いんです。
ゲーム業界は多分、マーケティング力があまり強くないのではないかと私個人は感じているので。
以前読んだ本にも、技術が強い会社・業界はマーケティングが弱い、とありましたが、過去に成功したシリーズ物を元に、グラフィックが進化した続編が発表されれば、内容がわからなくてもそれだけで注目されやすい印象を少し感じています。
要するに、マーケティングを頑張るキッカケがなくなってしまう。
マーケティングのノウハウがあったら、もっと売れるし、多種多様になるかと思います。だからそういう成功に繋げるために、まずはマーケティングの事をしっかりと知りたいと思ったんです。しっかりと知ることができれば、今後ゲーム業界に貢献できる可能性もあると思います。

高橋:「面白そうだから学んで終わり」ではなく、その先にある戦略のためにマーケティングを学ぶと決めて、自分の道を決めたんですね。

再入社を果たしてからの「今」

高橋:山村さんは退職された時と同じ部署のVI事業部で、今も業務をされていますよね。

山村:はい。現在はwebサイトのコーディングやデザイン制作を行っています。チームの方々はスキル向上に余念がなくて、自分も刺激を受けています。

高橋:全研にいなかった一年の間に色々な事が変わっていたんじゃないですか?

山村:そうですね。一番の変化はなんといってもチームや事業部の規模かなと。以前よりもさらに活気がありますね。

高橋:毎年新卒も入社しますしね!チーム内で変わったこともあったんじゃないですか?

山村:目標を設定したり、それに対して行動したり、自分のやりたいことに向かって頑張るための環境が前以上に整えられた感じがします。
VI事業部では、自分のやりたいことや取り組みをまとめた「コミットメントシート」というものを作成しているのですが、目標が具体的にできています。

高橋:ご自身の指標になっていく目標を視覚化しているんですね。ちなみに、山村さんの今年の目標は…!

山村:今年だけの目標ではないかもしれませんが、デザインの観点から、全研の情報サイトへ今までにない価値をつくりだし、サイトを進化させていきたいです。また、最終的にはサイトのブランド価値を上げていくことにも繋げていきたいです。印象に残るサイトのデザイン案を考案して、使用する画像のグラフィックデザインもこだわりのあるものにしていきたいと思っています。サイトを見て頂いた方の中で好感度が上がり、インパクトが残せれば、営業さんも今まで以上に受注をしやすくなるかもしれません。
マーケティング視点から見てもブランド価値を上げることは重要なので、デザインのクオリティを上げてブランド価値向上につなげるなどして、デザイン業務を行っている6課に所属しているからこそのマーケティングに関する提案を行っていきたいです。

高橋:web業界は日進月歩で流れが早いからこそ、「進化させたい」という気持ちは本当に大事だと思います。さて、最後に山村さんに、改めて「2回目の入社」がどんな経験になったかをお聞きしたいです!

山村:今までプログラマーや企画の仕事を経験してきましたが、全研に入ってからはデザインの仕事もするようになりました。これまで自分が積み上げてきたものはリセットされたのではなく、ちゃんと次に繋がり、スキルや発想の幅を広めていくきっかけになっているかと思います。
ブランド価値を上げていきたいという話をしましたが“制作物に対して今までにない価値を付与する、進化させる”という行為がクリエイティブだと思いますので、そちらにもっと力を入れていきたいと思います。

山村さん、ありがとうございました!
ものの価値を生み出すこと。これは意外と難しく、一筋縄ではいきません。山村さんが横断的にスキルを磨いて、今に至っていることがお話しの中でもわかりましたし、今まさに全研の中でマーケティングに対する視野を広げている最中なのだということが伝わってきました。

物づくりが好き、関わりたい、という方はたくさんいます。
でも、作ったら終わりでは、自己満足でしかありません。作った後でどうするか、どうやって世の中に発信するか。それを知ってようやく、物づくりの楽しさは広がっていくのです。
まさにその楽しさを生み出すために全研に二回目の入社をした山村さんは、今後ますます活躍していくに違いありません。

以上、高橋がお届けしました。