こんにちは!人事の鈴木です。
あっという間に2017年が終わろうとしていますね。今年は皆さんにとってどんな1年でしたか?

人事として今年の採用を振り返ると、例年就職活動の早期化が取り上げられている中でも、2017年はひと際学生の動きが早かった様子!
学生の動きが早いということは、早期に内定が出る学生が増えるということ。
必然的に、学生は内定獲得から入社までの期間が長くなります。

そこで今回ご紹介するのは、入社までの期間を活かして、学生のスキルアップやコミュニケーションをとることを目的とした、18卒学生向けイベント第二弾✨コスメニスト提案会✨です!

コスメニスト提案会メイン画像
夏に行われた第一弾「クレド共有会」のレポートは >>コチラ<<

学生の皆さんには、弊社で運営している化粧品の口コミメディア「コスメニスト」の特集企画を学生に考えていただき、優れたアイディアは、実際に採用されるビッグチャンスも用意されたスペシャル提案会です!

今まで座学でマーケティングを勉強する機会が多かった学生に、実践的にマーケティングに触れていただきたい、実際の企画会議とはどのようなものか知っていただきたい。そんな人事の願いを、「是非、叶えましょう!!」と立ち上がったのが、この方。

黒田次長写真

自社メディア「コスメニスト」「サプリ」などの運営や全研本社コーポレートサイト、新卒採用サイトなどの制作を手掛ける、WEBソリューション事業部の黒田次長です!

さあ、強力な味方をつけてスタートした、今回の18卒学生向けイベント。
その一部始終を覗いてみましょう。

コスメニスト提案会スタート!

今回の「コスメニスト提案会」は豪華三本立て。
1.理解を深める
2.アイディアを企画にする
3.プレゼンする
この流れを通じて、戦略的に企画立案を行うための”いろは”を学んでいきます。

第一部 コスメニストへの理解を深める

研修の様子①

第一部では、黒田次長によるコスメニストへのメディア理解を目的とした研修が行われました。

学生たちには事前に、各自コスメニストを分析した上で臨んでいただきましたが、
ターゲットはどんな人たちなのか
バリュープロポジションは何なのか
コスメニストはユーザーへどんな価値を提供しているのか
などなど、ユーザー視点ではなく経営者視点で見るコスメニストの姿に、学びが多かった様子。

研修の様子②

独自に分析した時には気づけなかった情報を、おおいに吸収しました。

▼研修で実際に使用されたスライド
コスメニスト提案会 研修スライド

第二部 アイディアを企画にする

第一部で学んだ知識を活かして「アイディア」を「企画」にするために、2チームに分かれてグループワークを行いました。
今回取り入れたフレームワークは、Googleの提唱する「Design Sprint」!
この提案会のために、通常は40時間かかるプロセスを約3時間で行う、完全オリジナルのDesign Sprintを黒田次長にご用意いただきました…!

デザインスプリントの説明

Design Sprintとは、短期間で集中してプロトタイピングと検証を行う方法で、写真のようにたくさんの付箋を使います。

Design Sprintに沿って、ペルソナをたてたり、目標を明確にしたり、カスタマージャーニーマップを作ったり…順を追ってワークを進めるうちに、気づけばさっきまで単なるアイディアだったものが、いつの間にか企画へと姿を変えているではありませんか!

ペルソナって何?カスタマージャーニーマップって?と思った方は、ぜひ調べて見てくださいね^^

ワークの様子①

学生たちは、このDesign Sprintを通して痛感するのです。

「なんとなく」の思いつきアイディアは、社会で通用しない!と。

やってみると分かるのですが、このフレームワークは、ペルソナや目標といった「基礎」を組み立ててからアイディアを考えていくことで企画が形になっていきます。
ターゲットとなるユーザーのことや、目標のことを考えていない「なんとなく」では企画は成立しません。

▼企画のアイディアを出し合ううちに、壁がいっぱいに
付箋

▼悩みながらも、企画を練っていく学生たち
ワークの様子②

第三部 プレゼンテーション

さあ、イベントも終盤を迎えています。
物凄いスピードで頭をフル回転させ、立案した自分たちの企画を、現場のプロに評価してもらう時間がやってきました。
これまで近くでサポートしていた黒田次長も、第三部では審査員に!そして、第三部では新たにスペシャルゲストをお招きしました。

コスメニスト提案会 審査員

コスメニスト編集部より、左がディレクターの絵里香係長、右がデザイナーの酒井係長。
お二人とも、それぞれ編集・デザイン部門の責任者であり、コスメニストの根幹を担う方々です。

黒田次長に加えて新たなお二方を迎え、各チーム5分間のプレゼンタイムがスタート!

プレゼン①

プレゼン②

両チームとも、時間いっぱい使って企画内容を説明します。語りたいことがたくさんあり、制限時間が足りないチームも。
緊張の中、あっという間にプレゼンが終了しました。

プレゼン終了後は、審査員3名からそれぞれ評価コメントをいただきました。

絵里香係長

ディレクター 絵里香係長
両チームともユーザーに寄り添って考えられていたのがとても良いですね!実際皆さんの企画のような記事があったら、ユーザーに読まれると思います。
ですが、目標となる「サイトのPVを上げる」ことに対して、PVアップのイメージが固まっていないのが気になります。

また、両チームとも企画内容がかなり盛りだくさんで、やりたいことを全部詰め込んでしまっているので、もう少し内容をフォーカスする必要がありますね。

酒井係長

デザイナー 酒井係長
戦術から入っていて、戦略が後回しになっていることが気になります。
コスメニストはメディアなので、一番の目的はPV数、セッション数、レポーターの活性化。そのための企画を考えてほしいですね。

編集未経験の方々が立てた戦術として見ると、皆さん良い線まで行っていると感じました。

黒田次長

黒田次長
このような企画立案は長いもので数ヶ月かけ、今回のDesign Sprintというフレームワークでも5日間で行われるものです。なので3時間という限られた時間でのワークショップは本当に頭にたっぷりと汗をかいたと思います。
その中で導き出されたそれぞれの企画は「ただ面白い」だけではなく、メディアを見るオーディエンスの立場に立ち、しっかりと考えられていました!

そして何より皆さんの「楽しみながら考える」という姿勢が、メディアを通じてメイクの楽しさや美しくなることへの興味を喚起する私たちコスメニストの制作には不可欠なものです。
次に今回と同じような企画立案をする際は、この姿勢を忘れることなく、対象となるターゲットのペルソナをもっと意識して企画を考える事が出来れば、特集企画として採用されるかもしれませんね。
皆さん、お疲れ様でした!

などなど、学生のコンセプトや、発想力に一部称賛の声もある中、実現するために足りない部分についてフィードバックをもらい、学生たちは企画内容を振り返ることができました。

参加者の声

ここで、参加した学生の感想を、一部紹介いたします!

メガフォン

内定者 天羽さん
提案会と聞いて、あらかじめ個人で考えてきたアイディアをグループ内で発表して、その中から一つを選ぶのかな、楽しそう…というイメージだったのですが、実際には限られた時間のなかで今までやったことのない作業をたくさんトライすることになり、ハードスケジュールでした。
しかし、そうした状況の中で同じチームの人たちとコミュニケーションをはかり、試行錯誤しながら企画作りをしていく楽しさや、アイディアが形になっていく面白さを感じ、もっと企画に携わってみたいという気持ちになりました。

メガフォン

内定者 奥野さん
率直に思ったことは、「学生の企画」と「社会人の企画」は視点が異なるということです。 
いくら素晴らしく夢のような企画でも、ビジネスである以上、何らかの利益を生み出さなければ意味がありません。私たち学生の考える企画はある意味主観的で、「こうしたい」が先走り、目先の結果しか見えていない気がします。
酒井係長の”戦術から入っていて、戦略を立てられていない”というご指摘も、ごもっともだと思いました。企画を立案する上で大切なことは、目的や目標を明確にし、おおよその骨組みを作った後に具体策を出していくことだと学びました。

残念ながら、今回採用された企画はありませんでしたが、
グループワークを通じて、仲間と協力しながら0から企画を作るというプロセスを経験できたこと。
完成した企画を、プロの視点で指摘をもらいながら、マーケティング戦略について学べたこと。

多くの体験に繋がりました。
きっと学びの多い1日になったのではないでしょうか?

人事チームでは、学生の方々が、知識やスキル面の不安・会社への不安をできるだけ少なくした状態で4月を迎えられるよう、こういった学びやコミュニケーションの機会をつくり、互いに理解を深めることを大切にしています。
イベントを通じて、どう変わるか、どう成長するかは、皆さん次第。
4月のご入社が、とても楽しみです✨

たった1回しかない社会人1年目を良いスタートで迎えられるように、心から皆さんを応援しています!

以上、人事の鈴木でした!