こんにちは。人事広報の鈴木です。

2016年もあっという間に終盤を迎え、来年の抱負や今年を振り返るシーズンになりましたね。
皆様にとって2016年は、どんな年でしたか?

今回は2016年全研ブログを締めくくる特別企画。
10月より沖縄オフィスから東京本社へ研修に来ているメンバーによる対談インタビューです。

全研本社に沖縄オフィスが設立されてから、およそ1年と9ヵ月が経ちました。
東京本社の知識・スキルを沖縄オフィスへ繋ぐため、昨年に引き続き今年も、沖縄から東京へ出張研修が行われています。

この度、約3ヵ月間の研修を終え、12月末に沖縄へ戻ることになった3名の方にインタビューしました(^3^)/

対談メンバー紹介

沖縄トップ

member01島袋 若菜 さん(25歳)
沖縄オフィスでの業務:制作(ライティング・編集・コーディング)
東京研修 配属先:
コンテンツマーケティング事業部 CS(スマホチーム)
入社:2015年7月

member01翁長 勇輔 さん(31歳)
沖縄オフィスでの業務:改善業務(進行管理など)
東京研修 配属先:
コンテンツマーケティング事業部 制作
入社:2015年3月

member01又吉 未来 さん(21歳)
沖縄オフィスでの業務:制作(ライティング・編集)
東京研修 配属先:
・10~11月 PRマーケティング事業部(子会社のサイトデザイン・コーディング)
・11~12月 コンテンツマーケティング事業部 CS(サイトの分析・改修チーム)
入社:2015年度新卒

沖縄からはるばるやってきた3名は、一体どんな思いで東京に来て、どんな思いを沖縄へ持ち帰るのでしょうか。
東京研修を通じてそれぞれが感じたことを、今回は思いのままに語っていただきました。

本編、スタートです!

「東京に行けることは、嬉しい半分、不安半分、怖さがちょっと。」

-東京に研修が決まった時はどんなお気持ちでしたか?

翁長「僕、実は去年の東京研修に参加が決まっていたんですが、体調を崩して行くことができなかったんです。なので不安もあったんですが、もう一度チャンスをもらえて凄くありがたいという気持ちが強かったですね。」

島袋「私は嬉しい半分、不安半分、怖い…ちょっと。」

又吉「その気持ちわかります。お2人は結構前から決まってましたもんね。」

島袋「私も一年前から決まっていて、松島取締役から面談でいきなり東京に行くように言われました。笑 憧れていた東京に行けるのは嬉しかったです。ただ、初めての一人暮らしが不安で…」

翁長「一人暮らしの方ですか。笑」

島袋「はい。笑 あとはやっぱり単純に仕事についていけるのか不安でした。」

又吉「私の場合、東京研修は2回目なんですけど、今年は行けると思っていなくて、お2人の発表の時にカメラを構えて、見送ろうとしていたら、「それから又吉!」といきなり名前を呼ばれてびっくりしました。嬉しさももちろんあったんですが、2回目なので、前回と違う結果を残さなきゃとプレッシャーの方が大きかったです。」

「沖縄と東京の業務を円滑化する架け橋になりたい。」

-東京研修での目標は何でしたか?

島袋「自分自身のことを考えると、スキル3倍。沖縄オフィスのことを考えると、スマホチームのスキルを持ちかえることですね。スマホチームに関しては、かなり前から沖縄でチームを作れるようになってほしいと言われていたので、凄く使命感がありました。」

翁長「僕はスキルアップするというのが第一目標です。あとは円滑に業務を進めるために、架け橋…ではないですが、間に入ることができたらなと思っています。僕は、東京オフィスとのやりとりで進行管理をすることが多いのですが、やり取りをしていて、東京と沖縄では話が通じない部分が結構あるんですよね。どこかでちょっとした意見の違いとか、考え方の違いがあったのかなと。それが、進行を妨げている理由な気がして、沖縄と東京にある差異をなくしたいと思いました。」

又吉「私は個人的には役職者になりたいと思っています。沖縄には今、神戸課長しか役職者がいらっしゃらなくて、お一人で全てまとめていらっしゃる状況です。当初は自分がなりたいというよりも沖縄オフィスに役職者を増やしたいと思っていたんですが、それを上司に相談したら、「まずは自分でなろうよ」とアドバイスをいただいて、自分にできるかできないかを考える前に行動、挑戦しようと思いました。あとはスキルですよね。何よりもスキルが足りないので東京で力をつけたいと思っています。」

-又吉さんは2回目の東京研修ということですが、前回と変化はありましたか?

又吉「前回と違う部署で研修させていただいたのは大きいです。今までCマーケ(コンテンツマーケティング事業部)しか知らなかったのですが、今回は子会社のマーケティングをメインとするPRマーケで研修をしたことで、子会社がどんなことをしているかも知ることができたし、前回より他の事業部のことを知る機会も増えました。私たち沖縄オフィスがそこにどうやって関われるかを知れたのは非常に大きかったです。」

又吉さん①

「会社の利益を追求する姿勢、数字への意識が違った。」

-沖縄と東京はそんなに違いますか?

翁長「違いますね。特に効率化という点では、CS(※Cマーケの顧客満足度向上を担うチーム。詳しくはコチラ)の方なんかは、ショートカットキーの使い方から違うので、仕事が圧倒的に速いです。」

又吉「そうですね、沖縄はまだ勉強中なので、東京のもっと多くの知識やスキルを持ち帰りたいです。」

島袋「あと、東京の人は何かしら目的があって行動している気がします。それに対して沖縄の人は、とりあえず行動してみたら何か掴めるかもという期待を持って仕事をしている気がして、目的が決まっている方が成長スピードも仕事自体も速いと思いました。」

翁長「お客様の満足度とか、会社の利益に対する意識も違いますね。東京の方はやっぱり自分の仕事に対する責任感が大きいと思います。」

又吉「確かに数字への意識が全然違いますね。沖縄でも色々と数字を追求して施策を打ち出してはいるんですが、もっと明確に見せることってできるんだなと学びました。例えば沖縄では、「今月はこの文字量を達成した」とか、「このページ数をこなした」とかっていう、どれだけやったかの部分は数字で出していたんですが、それを金額に換算することが今までありませんでした。なので「私たちの組織はこれだけの利益に寄与した」というところが見えていなかったように思います。それを東京に来てからは凄く感じていて。東京オフィスの方々は、自分たちの仕事がどのように利益を生み出しているかを意識できていると感じました。」

「仲間の間違いをきちんと指摘することが、真摯な姿勢だと知った。」

-東京の凄いと思う所は何ですか?

翁長「当事者意識が凄いです。ひとりひとりが周りのことを気にして動いています。一度、宮内リーダーが出張でいないときに、同じチームの石神さんとか、石川さんだったりが、「そういえば宮内リーダーのあの案件、今日締切じゃなかったですか?」みたいな話をされていて…。多分それって意識していないと絶対わからないことじゃないですか。常に自分の案件だけじゃなく周りの案件も把握しているのは凄いと思います。」

又吉「PRマーケでも、高橋(梓)さんが、豊口係長の予定がダブルブッキングしているのにすぐに気がついてお声がけしていたことがありました。とにかく東京はフォロワーシップが凄いです。」

島袋「私はどちらかというと、人との繋がりというよりも、人に対してのぶつかり方が凄いと思います。指摘ひとつとってもそうなんですけど、これを言ったら嫌われそうと気にしたり、変な遠慮をすることなく、ちゃんとその人のことを考えた上で指摘している方が多いなと思いました。一回私が大きなミスをしてしまった時に、制作の中西課長が、私が納得するまで何時間も時間を作ってくださったんです。営業の松島次長もずっと付き合ってくださいました。沖縄オフィスの立ち上げに携わられ、今は東京勤務の梅田主任もお時間を作ってくださったりと、皆さん「役職者だから」という感じが全然しなくて、単純に一緒に働いている仲間に対して、間違っているところを怒るのではなく、ちゃんと指摘する姿勢がむしろ真摯に感じました。」

-その人を見捨てないで、指摘をしてもらえる環境があるということですね。

島袋「はい。東京ってもっと冷たいと思ってました。」

翁長「僕も。」

– 3人 笑 –

島袋「いろんな人に東京はつめたいよ~と小さいころから言われて育ったので、「こんなこともできないの?」とか言われるのかなと思っていたら、全然違いました。優しいわけではないです。愛のある厳しさがありました。優しくはないです。」

又吉「二回言うんですね。笑」

島袋「ここまで来てお客様扱いされるのも嫌ですしね。」

翁長「愛を感じます。嫌いだからこんなこと言うのではないっていうのを感じてます。」

翁長さん①

「経験がないからこそ、ひたすら吸収するしかない。」

-逆に東京にない、沖縄の良さは何ですか?

又吉「素直さかなと思います。東京に足りないというわけではないのですが、これは初心者だからなのでしょうか。経験がないからこそひたすら吸収するしかないというか。初心者魂ですかね。」

翁長「僕も同感ですね。ひたむきさとか。特に、入社したては、沖縄であればほぼ全員課題をやっていますね。」

-何か課題が出されるということですか?

翁長「いや、自分で設定します。神戸課長がこういうのがあるよと教えてくださるのを参考にして、自分たちで探して勉強します。沖縄の人は自主的に勉強しているという印象が強いです。」

島袋「業務後の研修では、パソコンに詳しい人がショートカットキーを教えてくれたりとか、Web制作をやっていた人がデザインについての勉強会を開いてくれたりとか、色んな分野で基礎知識を持っていてほしいから、それぞれ得意なものを教えてくれる感じですね。」

「沖縄オフィスのモチベーションを上げるモノは全て持ち帰る。」

-沖縄に持ち帰りたいものは何ですか?

又吉「東京で学んだ全てを持ち帰ります。あとは数字に対して意識を持つことを根付かせたいです。数字への意識が、プロ意識とか、仕事に対しての自信に繋がると思うので、そこは絶対伝えたいです。」

翁長「僕は当事者意識ですね。もし、今後進行管理を引き続きさせてもらえるのであれば、皆がどのくらいのタスクを抱えていて、どのくらいの進捗なのかっていう確認を必ず行っていきたいと思います。まずはお互いを把握するところから始めたいです。」

島袋「スマホチームで学んだことはもちろん全部持って帰るんですけど、Cマーケがどういう風な流れで仕事をとってきてまわして成果を出しているかっていう全体像を伝えたいなって思っています。そもそも自分の業務が、どの部署のどこにどんな風に影響しているかを理解している人が、沖縄には少ないと思うので、その辺りをしっかり伝えていきたいです。あと何より、情報サイトを作るのがこんなに楽しいんだというのを伝えたくて。仕事が作業になってたらもったいないと思うんです。もっとこんなに楽しいんだよっていうのを伝えたいですね。」

又吉「確かにどうしても作業っぽくなってしまう部署もありますね…。指示をもらって、その指示に忠実に動くのが作業っぽくなっていたりします。まだ沖縄が指示をもらわないと動けないフェーズにいるんで、そこを自分たちの力で考えられるようになれば、違った成長が見れると思います。」

島袋「沖縄オフィスのモチベーションに繋がることは全部持って帰りたいです。結果的にいろいろ繋がってくると思います。」

島袋さん①

「落ち込むくらいなら、次の行動に活かせばいい。」

-東京に来る前と今とで変化はありますか?

翁長「自分がやっている業務がどこに繋がっているのかが明確になったので、やる気が数倍にも増えましたね。向かうべき道がわかりました。」

島袋「私は初めての挫折を経験して、変な話一人で生きていると思ってたらいっぱい人がいたって感じです。なので変な頑張り方をしなくなりました。素直にわからないとか、助けてほしいとかの相談ができるようになりました。あと、自分だけで考え込んでも限界があるので、周りにアドバイスをもらえるようになったのも大きいと思います。」

又吉「私はへこまなくなりました。社長の「できるヤツはへこまない」というお話をきいて、へこむ必要はなくて、むしろへこむことは何かを教えてくださっている方々に失礼だったりして、自分の次の行動に活かすだけでいいんじゃないかなと思いました。」

「どれだけ愛を持って部下に接してくれているかが伝わりました。」

-感謝を伝えたい人はますか?

島袋「富澤リーダーです。私が思いのほか仕事ができなくて、他の人が2日でやる仕事を私は2週間とかかけてしまうんですけど、それでもずっと、こうしたらいんじゃないかとアドバイスをくださったり、業務後にもおすすめのサイトや本を紹介してくださったり…あと、お昼にも誘ってくださって、他の人とのコミュニケーションを取りやすくしてくださいました。本当に何から何まで助けてくださいました。富澤リーダーの忙しさを感じさせないくらい、付きっきりでいろいろ良くしてくださいました。本当に感謝しています。」

又吉「豊口係長ですね。チーム全体、部下に対してどれだけ愛をもっているかが伝わりました。どれだけ時間を使ってでも、この人をどうにかしてキラキラさせたいと思っている方です。沖縄にもこういう方がもっと増えたら、皆が働くのが楽しいだろうなと思いました。」

翁長「中西課長です!僕のだらしないところを怒ってくれるんです。例えば、僕なりに業務はやってたんですけど、プラスαに自主的に何か学ぼうとする行動ができていなくて、結構強めにご指摘を受けたのですが、とても愛を感じました。申し訳なく思いつつ、怒られながらも感謝の気持ちが込み上げたのは、結構初めての感覚だったと思います。」

全員翁長さん中心

最後に、今後の目標を一言いただきました。

1人前のWebディレクターになる/島袋若菜

島袋まとめ

島袋「東京に来るまでは、一人で作業ができるコーダーになりたいと思っていました。それが東京での研修を通して、いろんな人と関わりを持ち皆の良いところを引き出せる、Webディレクターというお仕事に魅力を感じられるようになりました。」

沖縄でできることの追求/翁長勇輔

翁長さんまとめ

翁長「東京の人の数字に対する意識に凄く刺激を受けて、僕も沖縄を数字に強い組織にしたいと思いました。そのために何ができるのかを追求していきたいと思います。」

ずっと成長/又吉未来

又吉さんまとめ

又吉「沖縄も東京も変わらずずっと成長していきたいと思っていて、沖縄は東京の成長に負けないくらい、東京の2倍速でも3倍速でも成長していける組織になりたいなと思います。だって伸びしろだけは完全に勝ってますから!」

結び

沖縄オフィスを担う一員として、それぞれが覚悟を持ってここにいることが伝わってきたでしょうか。
これからの沖縄オフィスの成長に更に期待したいですね。

東京オフィスも沖縄オフィスの成長に負けないよう、日々前進あるのみです!

笑顔

業務で忙しい中ご協力いただいた島袋さん、翁長さん、又吉さん、
貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

写真撮影協力:PRマーケティング事業部 木下敦裕さん(2016年新卒入社)→新卒1年目の日常vol.3~仕事=人との関わり~