全研ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
バリューイノベーション事業部(以下VI事業部)の関沼と申します。

2017年4月に入社してから2年半、仮配属からずっとPRマーケティング事業部(以下PRマーケ)でお世話になっていましたが、入社3年目半ばの2019年11月から、初の異動でVI事業部の一員になりました。

●関沼さん_メイン画像

今回はそんな私の3年間を振り返っていきたいと思います。

PRマーケで学んだこと

PRマーケは、主にグループ会社の集客を支える部署です。
「英会話スクールリンゲージ」のオフィシャルサイトなど、基本的には特定のメディアの改修や運用を多く行っています。

私は構築専門のチームに所属していたため、グループ会社のホームページの改修や新しいページの作成などを通して、1からコーディングの知識やスキルを勉強することができました。

study
▲構築に限りませんが、知らないことだらけだったので個人的にいくつか資格の勉強もしました。

構築やメディアの運用以外にも、部署のPC管理や対応などの窓口、ビジネスに必要な商標の調査・出願、簡単な画像や動画の編集、サイト更新のディレクション、後輩社員のメンターなど、様々な業務を経験させていただき、色々な方向の経験値を積むことができました。

●支えていただいて働いていること
●相手の立場に立って考えることの大切さ
●自分の仕事の先にいる人への意識
●仕事の質と信頼の関係
●目的と手段の認識
●リスクヘッジとリカバリーの重要さ
…など、挙げ始めると書ききれないくらいたくさんありますが、社会人として求められる姿勢や、いただいた業務や関わる人たちとの向き合い方といった基本的なことなど、本当に多くのことを学ばせていただきました。

入社当初、他人への興味が薄く、人のために頑張ることなど意味がわからないと本気で思っていました。
ですが、これまでの業務や活動、周りの皆さんとの関わりを通して、頑張る人を応援したくなる気持ちや、人の成長と真剣に向き合うことの難しさを知りました。

自分の中の「当たり前」も他の人にとっては違っていて、同じ認識を持つためには相手がどういう性格で何を重視しているのかを踏まえた伝え方を模索する必要があって、「伝えたつもり」と「伝わる」ということがどれだけ違うかを実感する機会も多くありました。
そして、そういったことを自然に周りの方々にやっていただいて、支えていただいていることで自分が働けていると気付いたり、そうしてお世話になっている方々と堂々と肩を並べていたいからこそ出来ることを尽くしたいと思えるようになったり。周りを知ることや関わること、目の前の相手や自分の仕事の「先」にいる人のことを考える配慮を学んだ日々でした。

また、3年前は「やりたいことがない」という状態で入社しましたが、PRマーケで色々とチャレンジさせていただけたおかげもあり、異動時にはもっと構築系の勉強をしていきたいと思うようになっていました。

VI事業部での業務と、異動して感じたこと

VI事業部では、クライアント企業の集客にお役立ていただけるメディアを提案・制作して、支援を行っています。
その過程の中で、私はサイトのコーティングに携わっています。
業務内容は基本的に構築のままですが、PRマーケの頃とは扱う商材の幅、フロー、業務上の担当範囲などが異なりました。

VI事業部には営業部門もあり、一緒に働くことで「成果」や「顧客」の存在を感じることになりました。また、制作でも、フロー上自分の後にもさまざまな工程が待っていることを否応なく意識することになりました。
そのため、時間とお金に対する認識が変わり、特定の時間内での最大成果への意識がより強くなったように思います。

また、業務内容に限った話ではなく、雰囲気や体制、ルールの詳細度、重きを置くものなどの価値観の違いも感じました。
「部署ごとに全然色が違う」「他部署は違う会社のよう」というお話は入社してから方々で耳にしていましたが、確かに勝手は違っていて、初めて知ることや覚えることが多くありました。

しかし、チームの皆さんやメンターの方に丁寧に教えていただいたおかげで、想像していたよりも戸惑いや不安は少なく、むしろインプットが増えたことで入社したばかりの頃が思い出されてとても新鮮でした。

求められることは組織やフェーズ、職域などの環境によって異なるため学ぶべき方向性は変わっても、知識や基本姿勢はどこでも共通すると異動して感じました。だからこそ報連相や時間管理、目標意識など、入社当初から教えていただいた基盤となることはとても大切だと改めて思いました。

できているつもりで全然できていなかったことに気付いたり、これまで周りの環境に甘えてしまっていたことを実感したり、環境が変わったことは自分を見つめ直すきっかけにもなりました。

これから目指す場所

異動から約半年。仕事を覚えて自ら進めることはある程度できてきたと思うので、これからは仕事に自分なりの付加価値を付けられるように摸索していきたいです。

入社当初はあまりわかっていませんでしたが、先輩にメンターとしてサポートしていただくことが一人で仕事をすることとどれくらい違って、どれくらい時間も思考することも必要なのかが想像できるようになりました。
だからこそ3年目になって周りの方にそういった時間を割いていただいていることに対して感謝していますし、その分を返していきたいと思います。

また、異動時に、情報量が多いからこそなりたい自分に沿った取捨選択を行うことの必要性や、会社やチームの方針とすり合わせた自己実現としての目標を定めることの重要性を上司の方からお話しいただきました。
最近改めて自分がどうなっていきたいかを考えましたが、まずはコーダーからスキルアップして、自信を持ってエンジニアを名乗れるように成長していきたいと思っています。

shopowner-support
▲リニューアル後のキャククルHPのキャプチャ

直近では、集客・ブランディングに特化した情報メディア「キャククル」のリニューアルに携わらせていただき、そちらで使用するためのSassやFLOCSS設計などの勉強をしました。

▼キャククルHP
https://www.shopowner-support.net/

プロジェクトについての反省や学びも多々ありましたが、構築部分に限っても、WordPressのカスタマイズをガッツリ行う中で手間取ってしまう部分が多くあり、欠けている知識やできるようになっていかなくてはと思う課題が沢山見えてきました。
そういった課題を一つずつクリアしていくために勉強して、早く業務や組織に還元していけるよう、より実践的な知識とスキルを身に付けていこうと思います。

person