こんにちは。
WEBソリューション事業部リサーチ&ディベロップメントチーム(通称:R&D)佐藤です。

以前、社内での勉強会の様子をご紹介しましたが、
今回は私達が注目しているWEB技術についてお話したいと思います。

現代のWEB業界はとても成長速度が速いです。

例えばHTML、少し前まではXHTML1.0が主流で
CSSにおいてもCSS2が主なマークアップ言語として活用されてきました。

ですが、ブラウザの進化と共にHTML5とCSS3が普及する事となり
コーディング作業を行う上で無視できない存在となってきました。
現にスマホサイトの製作においてはHTML5とCSS3は必ずといっていいほど使われます。

その他にも以下の様な技術が注目を浴びており、
今後のWEB制作では欠かすことのできないものとなります。
エンジニアのみならず、ディレクター、デザイナーを目指す皆さんも必ず耳にする事になる技術ですので、
ぜひ覚えておくといいと思います。

■HTML5、CSS3

上記でも述べましたが、今後主流となってくるマークアップ言語です。
こちらはもう必須と言えます。
HTML5、CSS3では今まで難しかった事が簡単にできるようになっています。
例えば、動画や音声の使用やグラフィックの描画、フォーム周りの書式チェックなど、
これまでプラグインを使用しなければ表現できなかったようなことが
単純なマークアップだけで可能になっています。
マークアップが単純になることにより、コード量が軽くなり、
書き手にも読み手にもやさしくなる
というわけです。
デメリットとしては、ブラウザによって実装状況が異なること。
これらは注意しなくてはいけません。

■サーバサイドJavascript

2011年頃に話題になりました。代表的なものは「Node.js」があげられます。
JavaScriptの一種で、簡単に言えばサーバーが構築できる言語となります。
Node.jsは非同期I/Oを用いて複数のHTTPコネクションを一つのプロセスで扱う事ができます。
通常のサーバーでは1つのコネクションに対して1つのスレッドが対応していたため、
同時アクセスなどの急激なトラフィックの増加によるサーバダウンなどの障害がありました。
Node.jsはイベントループという技術を用いて非同期で行う為、
サーバがダウンする可能性が低くなる
というわけです。
同時に多くの人がアクセスするオンラインゲームの世界などで多く用いられています。

■クライアントサイドJavaScript MVC

Node.jsと同じJSですが、今回はクライアントサイドで動作するJavaScriptのフレームワークです。
近年のスマートフォン向けアプリの開発や、JSをフル活用した大規模開発において、
クライアントサイドでヘビーなJavaScriptコーディングを行う機会があります。
その際、ライブラリの多様によりスパゲティコードになってしまい、
どこのデータを扱っているのか解らなくなってしまうことがあります。
そこでパニックにならない為に開発されたのがクライアントサイドJavaScriptのMVCフレームワークです。
Backbone.js、SproutCore、Sammy.js、Spine.js、Cappuccino、Knockout.jsなどありますが、
一番有名なのは「Backbone.js」でしょうか。
従来のMVCフレームワークとは違い、WEBアプリケーションにModel、View、Collection、Eventの
構造・仕組みを提供するフレームワークで、HTMLを汚さない秩序を守った上品なコーディングが可能
です。
スマホ、PC問わず、非同期で画面がガンガン動くようなサイトなどでは
今後当たり前のように使われていく技術です。

全てあげればきりがないので、本日はこの3つの紹介で終わります!

私物のWEB技術本

僕達エンジニアは覚える事が多いですが、とても楽しい職種です。
最新技術が自分のスキルになった時の喜びや、
未知の技術に触れるワクワクは僕達の特権
と言えます。
プラモデルやラジコンを初めて触れた時のようなあの感覚とも少し似ているかもしれませんね。

僕達R&Dチームは常に成長し続けるWEB業界で、先を見越した技術でサービスを展開していく為に、
探究心と熱い情熱、そしてユーモアをもって取り組んでいきたいと思います!!

R&Dチーム

それでは、今日はこのへんで。
R&D 佐藤でした。