こんにちは!HRビジネスパートナー事業部 美プロ制作の大木です。
平成が終わり、令和へと突入しましたが、新しい年号がスタートした実感が湧いていない今日この頃です。

さて、皆さん突然ですが、「フェルミ推定」を知っていますか?

83da662ebf785768509875f0a3a98511
特定できない数や調査することが難しい数などを推論し、短時間で概算すること。
最近では、就職活動の面接評価基準の一つにしている会社もありますが、普段行っている仕事でも様々な場面で論理的に考えることは重要視されていると思います。

私がフェルミ推定を知ったのは、事業部の朝礼で橋本部長が紹介してくださったのがきっかけです。
美プロのサービスを展開していくうえでも、より具体的・論理的な仮説や考え方が重要で、そのための手法の一つにフェルミ推定があることを教えていただき、この機会にと私も学んでみることにしました。

今回は、美プロにも思考力トレーニングを役立てていきたい!ということで、美プロ制作の手塚リーダー、下野さんにご協力をいただき、実際にフェルミ推定にチャレンジしてみましたので、その時の様子をご紹介します!

フェルミ推定_全員

問題:日本に美容師は何人いるでしょうか?

 
大木さん実際の業務に関連しそうな「日本国内の美容師の数」を今回の問題とさせていただきました。厚生労働省が平成27年に従業美容師数49万6,697人というデータを発表しているので、その数とも比較しながら見ていきましょう。手塚リーダー、お願いします!

手塚リーダーの解答

 
手塚リーダーはい、私の解答はこちらです!

フェルミ推定_手塚リーダー

大木さんご解答ありがとうございます!右上の鳥が前提条件をささやいていますね。
美容室に行く頻度から利用者を割り出して計算されていますが、答えに行きつくまでの過程で意識したポイントやコツはありますか?

手塚リーダー「大体これくらいかな」っていう不透明な数字ばかりだと考えていても自信がなくなってきちゃうので、1個明確な数字(今回は1億2000万人という日本の人口)を入れてあげると自信を持って解いて行ける気がしました。
今回のお題に限ってですけど(笑)

大木さん確かに、明確な数字が1つあるだけで解くカギになりますね!
続いての質問です!このフェルミ推定、今後どんな場面で活かせると思いますか?

手塚リーダー仕事では、その工程で進める上でどんな結果が見込まれるか、どれくらいの人手が必要になってくるかなどを推測する力が身に付いていくのではないでしょうか。
<疑問→すぐ調べる>じゃなくて<疑問→まず考える→答えを出す→調べる>の方が記憶に残りやすいし、思考力向上にも良さそうです。

大木さんいつでもどこでも簡単に情報が手に入ってしまう時代なので、考えるよりも先に調べてしまいますよね…。
脳の健康も考えて、まず考える!を私も意識していきます!それに、ネットに答えが無い情報について想定をしなければいけない時にも活用できそうです。
では、最後にフェルミ推定を行ってみた感想を聞かせてください。

手塚リーダー今回はWEB上に正確な数値が出ている美容師の数を算出するフェルミ推定だったので、もやっとせずに答え合わせまで終えられました。私自身、普段は浮かんだ疑問をすぐに検索してしまうので、一旦こうして自分の頭で考えることってあまりないなあと新鮮でした。
論理的な思考力を養うのにとても良いトレーニングになると思うので、ついつい思考を止めてしまうお休みの日にこそぜひおすすめです^^

大木さん懸念が残らなくてよかったです!
手塚リーダー、ありがとうございました!

下野さんの解答

 
大木さん次に、下野さんよろしくお願いします!

 
下野さんはい、よろしくお願いします。私の解答はこちらです。

フェルミ推定_下野さんの回答

大木さんご解答ありがとうございます!ステップ毎にまとめられていて、とても見やすいです!
では、答えを導き出すまでに意識したポイントやコツはありますか?

下野さん本題は、日本に美容師は何人いるか?でしたので、「美容院」を利用する人々の状況を想像し、何歳から美容室に行くか、美容室にどれくらいの頻度で行くか、男性なら理容室へ行く人もいるだろう…などと、細かく条件を整理していきました。
美容師の動きは、1人にどのくらい施術時間が設けられているか、1日に何人の髪の毛を切れるかを推測して、ひと月に何人担当出来るかを割り出しています。この時、お客さんは月に1度、美容室を利用すると仮定しました。
はじめは、美容所登録されている数から訪問美容を除外していく方法を考えていましたが、どんどん深みにはまって割り出せなくなってしまって…。
そこで、日本の人口をセグメントし、日常から推測できる美容室での施術時間を用いて割り出す方法へ変更してみました。
見当もつかないことを推定しますが、日常の生活で仮説を立てるのがヒントになるのではないかと思います。

大木さん「日常から推測」というのも1つ大事なポイントですね!細かく条件を整理しながら進められた様子も、伝わってきました。
続いての質問です。このフェルミ推定、今後どんな場面で活かせると思いますか?

下野さん仕事で考えると、例えば「求人情報が閲覧されている人数」を割り出すのに活用してみたいと思います。
日常では、例えば電車の遅延に対し日本全国何人が駅のホームにいるかなど、日々の出来事からフェルミ推定を行っていくことで思考力アップに繋がっていくのだと思います。

大木さんぜひ、面白そうな問題があったら教えてください!
では、最後にフェルミ推定を実際に行ってみた感想をお聞かせください。

下野さんはじめは前提条件を細かく設定し過ぎてしまい、問題の答えにたどり着くまでに仮説も立てられないほどになり、困惑しました。
前提をシンプルに設定し直したことで、何を割り出せば良いかわかるようになり、答えにたどり着くことができましたが、前提条件をシンプルに組み替え、様々な方面からアプローチ出来るようになるには、まだまだ訓練が必要だと感じています。

大木さん細かく考えすぎると混乱してしまうのもフェルミ推定の難しいところですね。
シンプルに考えるのも解くコツになりそうです!下野さんありがとうございました。

大木の解答

 
大木さん続いて、お二人と一緒に私も解いてみましたので、ご紹介します。

フェルミ推定_大木さんの回答

大木さん意識したポイントは、仮説が立てられる範囲で前提条件を決めることです。あれもこれもと考えることはありましたが、美容師といえば髪を切るというイメージが強かったので、それ1本で考えました。あとは、解く過程で必要な情報を取り入れることで答えまでたどり着きました。実際にここまで細かく計算したことがないので、貴重な経験ができたと思います。
今後フェルミ推定は仕事でも日常でもあらゆる場面で起きる問題を解決することに活かせるので、普段から思考力のトレーニングをして、解決の引き出しを増やして柔軟に対応していきたいです。

まとめ

手塚リーダー、下野さん、お忙しいところご協力いただき、ありがとうございました。
実際に仮説を立てて実証することの大切さや奥深さを実感できる内容でしたね!
また今回は各自で考えましたが、次回はチームで考えて1つの答えにすることもやっていきたいです。

フェルミ推定は、仕事や日常、就活においてもあらゆる場面で有効活用できると思いますので、気になった方はぜひ、やってみてはいかがでしょうか?

webサイトの効果測定やwebマーケティングで得られる成果を最大化していくために、フェルミ推定のように具体的に考えていく力が必要です。しっかりと計算・思考することによって、ユーザーの皆様が求めている情報を提供していきたいと思います!!

考察中

以上、美プロ制作の大木でした。