こんにちは。バリューイノベーション事業部(以下VI) CSの北川慎太郎です。
全研ブログのブロガーとして記念すべき一本目の記事。それに相応しい内容といったら、フルマラソンに初参加することになった私の一世一代の挑戦しかない!というわけで、今回は板橋cityマラソンのレポートをお届けします。

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毎年恒例になりつつある、全研社員有志ランナーによる板橋cityマラソンへの参加。
今年は5kmマラソンに1名、フルマラソンに22名が出場し、見事全員完走を成し遂げました🏃
初フルマラソンでしたが、私も無事に完走!42.195kmを走りきって、ゴールの感動を味わいました。

集合写真

とはいったものの、実は走ることがとにかく苦手な私。
横断歩道の青信号が点滅したら無理して渡らずに待ち、急に雨が降り出しても決して慌てて走ることもなく、日常生活でつま先を必要以上にリズミカルに動かすことは一切ないレベルです。
歩くこと自体は好きなので、急ぐことが嫌いなのかもしれません。

そんな私がなぜフルマラソンに向けて練習をして、本番を迎えることができたのか。そしてマラソンの魅力とは一体なんなのか、ご紹介いたします。

参加決定&練習開始!

まずは、先述の通り走ることを得意としていない私が大会当日を迎えるまでにどんな日々を過ごしたのかお話ししていきます。

―――それは、取締役とランチに行った時のこと。

~和やかなランチタイム~
松島取締役:全研入ってから何キロ太った?
私:10キロほどですね。
松島取締役:よし、じゃあ走るか。

…という軽いノリがきっかけで、板橋cityマラソンに参加することに。
「まずは、自分の限界を知るために途中歩いてもいいから10Km走ってみよう」とアドバイスをいただいて、運動ができる服すら持っていなかったので急いでユニクロへ。

ジャージ・スニーカーイラスト

ウェアを揃えて、いざ走り出してみると…体が鉛のように重く、思ったより1キロが長く感じ、なだらかな坂道が憎い…という体たらく。運動不足を認識するには十分な距離でした。

とはいえ、久しぶりのまともな運動は心地いいもので、「まあこれなら続けられそうだ」というなんとも楽観的なことを考えていました。

サボりの年末…そしてようやく気付けた楽しさ

板橋cityマラソンに参加する有志メンバーは、当日ケガをしないために毎月目標の練習距離を設定して入念に準備・練習できるようにスケジュールを組みます。
しかし私は最初、練習の頻度が低く、常に「走らなきゃやばい」という心と「雨が降ってきたから」「前回マラソンにチャレンジしようとして膝を痛めたから」「予定が入ってしまったから」という理由を引っ張り出して休もうとする心とがせめぎあい、重たい気持ちのままサボりの日々を過ごしていたのです。

そして迎えた年末。
当然、掲げた月間目標には届くこともなく…。

練習期間
▲まさにこんな感じでした…。

練習の目的がフルマラソンを走るためではなく、完全に今月の目標をいかに掻い潜るかにシフトした頃でした。
安藤マネージャーから連絡がきて、「できることをやろう。口だけはやめよう」と言ってくださったのです。色々と考えて、全部自分が言い訳をして向き合ってこなかったことが練習不足の原因で、それで周りにもムードを下げるような悪い影響ばかり与えてしまっていると気付きました。純粋にマラソンを楽しもうという気持ちが欠けていたのです。
自分さえ数字をこなせればいい、という考えで、でもその達成すらもできなくて、立てた計画は下方修正するばかり。自分に都合のいい負荷しかかけないから、当然成長はありません。

こんな現状を打破するにはどうしたらいいんだろう。
その答えはやはり、やるからには全力で楽しむ、全力で取り組むことでした。その結果もし完走できなかったとしても、全研の皆は責めたりはしないし、むしろ取り組み方を一緒に考えて、次のチャレンジを用意してくれます。
だったら一生懸命やって、皆の気持ちを支えられる役回りになれるだけでも価値があるはずです。

もう中途半端はやめようと決意し、年明けから毎日コツコツと走り、仲間への声かけを積極的にするようになりました。すると、これまでとは違う見え方ができるようになり、驚きました…楽しむ側はこんなにもワクワクするのか、と。
後ろめたさもなくなり、毎日仕事帰りに走る日課が習慣化してきた頃、気持ちも大きく変わりました。

それは本番が少し楽しみになってくる感覚です。
やらされている感が抜けて、自分の目標を逆算してちゃんと目標を達成したうえで、本番に合わせて、スケジュールを考えている自分は、それまでの気持ちとは正反対の清々しいものでした。

練習
▲本番までの間には、合同練習も開催されました。

集合
▲いよいよ大会間近…という決起会!本番に向けて互いを鼓舞しました。

迎えた本番…初めてのフルマラソンへ挑む

ついに迎えた本番当日。
不安な気持ちよりもワクワクが勝って、お祭りのような空気感にあてられ、高揚した気分でスタートラインに立ちました。

5人集合

男性4人

そして、いよいよスタートです。

スタート地点
▲1万人以上のランナーが参加する板橋cityマラソン。スタート地点も混み合っています。

出発
▲全研のランナーたちが出発します。

ブロックごとに走り出すので、先頭集団とは遅れてスタート。
VI営業の大嶋マネージャーと一緒に5キロほど走った後、エイド(給水や補給食を配る場所)ではぐれてしまい、そこからしばらくは一人で走っていました。
孤独になってわかるのは、練習がどれだけ大切だったかということ。
ペースを乱さないように、練習でやってきたことをおさらいしながら進みました。

10キロ地点に来たあたりで、VI制作の久光リーダーと合流しましたが、「このペースだと目標タイムに間に合わないですね」と久光リーダーがペースを上げたタイミングで速度についていけなくなり、再び一人に。小さくなった久光リーダーの背中を見送り、心も体も疲れはじめた頃、トップ集団からしばらくして、見覚えのあるピンクのキャップにシャツを着たランナーが数名折り返してきました。

全研のメンバーを見かけるたびに、腕をあげて鼓舞するのですが、不思議なことにその瞬間だけは嘘のように体が楽になります。

そんなことを繰り返し、21キロの折り返し地点まで来ると、全研のメンバーともすれ違わなくなり、膝には痛みが出始め、足がなかなか前に進まなくなりました。

course_map2019
[出典]板橋cityマラソン 公式ホームページ

「もう限界だ」と思った時、最初の頃にはぐれた大嶋マネージャーがやってきて、10キロほど一緒に並走してくださったのです。しかし私の膝がついに限界を迎え、ブリキのおもちゃのような状態に。
何回限界を迎えるんだとお思いでしょうが、フルマラソンは本当に長い戦いなんです。

今度こそダメかもしれない、と思い始めた時、数キロ先からでもわかるくらい大きな声で激励を飛ばしてくださったのはVIの中西マネージャーでした。
その声を耳にした瞬間のことは忘れられません。
どうにか這いより、差し入れと応援をいただいて、再び走り(歩き)出した時、ふと頭の中である物語が浮かび上がりました。
今の私はメロスのようだ。走る気力を失い、何度も諦めようと考えている怠け者のメロス。私は皆からこんなに応援を受けているのに、何をあきらめようとしているのか。
そんな頭の中の妄想と状況が合致して、つくづく自分の弱さを実感しました。

続々全研ランナーたちがゴール!

ゴール_木下さん

ゴール_堀内主任

ゴール_黒田次長

ゴール_新里さん

ゴール_額賀さん

ゴール_関根さん

続々と全研のランナーたちがゴールへ。今回はサブ4(3時間台でフルマラソンを走りきること)達成メンバーが前回以上にたくさんいて、練習=タイムに直結することを物語っています。
この頃、私はコース終盤にさしかかっていました。

仲間との完走

何度も諦めかけた私が最後の10キロ足を止めずに走れたのは、応援のおかげです。
中西マネージャー以外にも、コースまで駆けつけてくれた方がたくさんいます。平松主任、赤間主任、愛華リーダーが私に付き添って、アイシングや声掛け以外にも、音楽をかけくれたり、普段なかなかしないような会話で楽しませてくれたり、本当に心強かったです。

応援隊集合
▲当日声援を送り続けてくれた応援隊の皆さん。たくさんの元気をもらいました。

1人では絶対に完走できなかったと、改めて思います。それくらい、後半は心身共につらかったです。
ただ、それでも走りきることができたのは、間違いなく仲間がいてくれたからだと思います。
声をかけてもらっても、体力が回復するわけでもない、というなんとも悲しい考え方をする人間だったのですが、応援の声が聞こえるとその時だけは本当に足が軽くなって、痛みも和らぐ不思議な感覚でした。

―――これが絆の力なのか…!
少年漫画の最後の戦いで、仲間と力を合わせて強敵を倒す場面がありますが、本当にそんな感じです。
先に完走した仲間が駆けつけて、ゴールまで大勢で並走してくれました。

仲間というのは、表面上の仲良しこよしではなく、同じ目標に向かって、切磋琢磨できる関係なのだと思います。
本当の仲間とは、こんなに心強いものなのか。

結果、会社から参加したランナーの中で私は最下位でしたが、こんなに嬉しい最下位はありません。
ボロボロな私を見て、皆が激励を飛ばし、背中を押してくれて、色々と感情がこみ上げてきました。

松島取締役が、「マラソンは本番を迎えた時点で、すでに目標を達成している」とおっしゃっていた意味がゴールした時に分かりました。
これまでの積み重ね、憂鬱な毎日の練習と如何に向き合うか、自分の弱さを如何に見つめられるか、ということこそがマラソンに参加する意義であると。

ゴールしたあとは、なんと人生初の胴上げをされました。

胴上げ

ゴール1
▲応援に駆けつけてくれたVI営業の松島次長と。

何から何まで新しい発見だらけの初フルマラソンは、こうして幕を閉じました。

フルマラソンを振り返って

今回のフルマラソンへのチャレンジを通して学んだことは、マラソンは仕事と似ているということです。
「スケジュール管理」と「組織」は特に共通項が多いと思います。

スケジュール管理は、毎日の積み重ね。確実に進行させていくために、小まめな報連相と声掛けが重要で、逆算思考や向き合う姿勢をマラソンから学びました。
組織とは、1人で走るものではなく、皆で作り上げていくもので、仲間が足を止めていたら一緒に走って引き上げる。そこもまた、マラソンを通して改めて感じることのできたポイントです。

最初は、孤独でストイックなスポーツだと感じていたマラソンも、振り返ってみるとチームで成し遂げる部分が多く、特に手を差し伸べあうことは、大きな支えになるという発見ができたのは大きな収穫です。
脚で走るスポーツですが、それを動かす筋肉、そのためのエネルギー、酸素以上に、メンタルの占める割合が多いということは、走らなければ気づくことができなかったと思います。

そんなメンタルを支えてくれるのは、積み重ねてきた練習、そして仲間の声援です。

この経験を通して、仕事の中でメンバーへの日ごろの声かけを意識するようになりました。
声はコミュニケーションのツールであると同時に、エネルギーでもあるんです。

まわりで頑張っている人がいたら是非、声をかけてあげてください。
たった一言、それだけでも、次の一歩を踏み出す力に変わります。

ゴールへ

長くなりましたが、私の人生初フルマラソンで得た経験を紹介させていただきました。
少しでも多くの人の心に響けば幸いです。