こんにちは!沖縄オフィスの末吉です。
以前、2017年NAHAマラソンチャンレンジの様子を紹介しましたが、沖縄オフィスでは2018年も有志を募り大会に参加しました!
その全貌をお届けいたします。

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前回、言い出しっぺにもかかわらず完走できず…

2017年2月。東京本社の有志メンバーが板橋Cityマラソンに参加していると知り、刺激を受けて、沖縄オフィスもNAHAマラソンに出場しよう!とランナーを募り「NAHAマラソン完走し隊」を発足しました。
参加表明したメンバーたちと一緒に、練習することなんと10ヶ月。

当時の様子はブログでも紹介しています。ぜひこちらもご覧ください!
完走し隊発足の様子…目指せ!沖縄オフィスでNAHAマラソン完走!
NAHAマラソン当日の様子…沖縄オフィスNAHAマラソンへの道

日々のランニング記録を報告し合ったり、ハーフマラソンの大会に参加したりと、本番までの日々を本気で駆け抜けた結果、参加メンバーは続々と完走!!!
たくさんの熱い応援をいただき、完走し隊メンバーの練習の成果が実った感動的な1日でした!

ですが…私には心残りがありました。
NAHAマラソン完走し隊の言い出しっぺにもかかわらず、私は25km地点でタイムオーバーとなり、無念のリタイア。
達成感あふれる笑顔のメンバーと輝く完走メダルを目にして、心からの「おめでとう」と「悔しい」の両方がせめぎ合った日のことが今でも忘れられません。

来年への約束を交わす

実はこの時、ランナーの一人だった松島取締役から完走メダルを預かりました。

「来年のNAHAマラソンで完走したら、メダルを返すように」

ただ悔しい気持ちで終わるのではなく、約束を交わしたことで迷わず次のNAHAマラソンへと目標がシフトしました。今度こそ絶対に完走する。その気持ちが心に熱く燃え上がったのは言うまでもありません。
完走への意志が常に奮い立つよう、自宅の見える場所にメダルを飾り、練習を再開しました!

悔しさから奮起!板橋Cityマラソンへ挑戦!

冒頭でもご紹介した通り、東京本社では毎年3月に行われる「板橋Cityマラソン」に有志で集まり参加しています。なんとこの大会に、沖縄オフィスのNAHAマラソン完走メンバー2名が出場することが決定しました。フルマラソンを完走できなかった私にとって、このニュースは大きな衝撃でした。

このままでは終われない!!その一心で私も参加を直談判。
リベンジなら来年のNAHAマラソンですべきと一度は却下されました。私は大会当日リタイアしているので、フルマラソンのための基礎がまだまだ甘く、そう言われるのは当然かもしれません。ですが、NAHAマラソンを完走するという目標を果たすためにも、フルマラソンに挑戦したいと再度申し出ました。そしてついに「目標タイムの課題をクリアできたら参加してOK」の承諾をゲット!練習に励み、無事課題をクリア!正式に板橋Cityマラソンに参加が決定しました。

常に明るく!練習への向き合い方を学ぶ

板橋Cityマラソンに参加される東京本社の皆さんと練習成果を共有するようになり、学んだことがあります。それは、練習への向き合い方です。
仕事とプライベートの合間をぬって時間を確保し、日々トレーニングを積むのは大変なこと。ですが、常に明るく練習結果を報告しあいながら、言い訳をせずに楽しむ姿勢は、見ている方も前向きにしてくれることを実感しました。もちろん練習量も抜かりなし。
私が完走できなかったのは皆さんに比べたらまだまだ練習量が足りなかったからだと分かり、皆さんの背中を追って練習に励みました。

一番負けたくなかったのは、沖縄オフィスから参加するメンバーです。今日10km走ったと報告があれば私は15km、私が15km走れば沖縄メンバーが20km走るというように、互いに切磋琢磨しながら練習に取り組めたと思います。

いよいよ板橋Cityマラソンへ!

NAHAマラソン終了後、3ヶ月間みっちりとマラソン練習に取り組み、いよいよ板橋Cityマラソン本番です!

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↓↓↓板橋Cityマラソン当日の様子はこちらからご覧いただけます!
マネージャーが続々参加!板橋CITYマラソン2018

なんと、沖縄から応援に駆けつけてくれたメンバーも!本当に心強かったです!!

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そして、この大会で念願のフルマラソン完走を達成!タイムは5時間24分…私のとって初めての瞬間を迎えることができました。
たくさんの応援をいただき、多くの方から背中を押してもらった中での完走は、充実感と達成感でいっぱいでした。
自信を持って練習をやり切ったと断言できます。走行距離と練習回数は裏切らない、私でも完走できる、そう思えたのは大きな収穫です。

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板橋Cityマラソンを無事完走しましたが、これで目標を達成したわけではありません。本当のNAHAマラソンリベンジに向けて、動き出します!

本当のリベンジに向けて始動!初マラソンメンバーも参加!

4月頃には再び出場メンバーを募り、「2018年NAHAマラソン完走し隊」を結成!
昨年完走したメンバーの他、初マラソンに挑むメンバーも加わり、全員やる気十分です。

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▲新生完走し隊、始動!

1回の練習で5km走ることを基本目標にして、日々のトレーニングを本番まで報告し合いました。
練習では去年の反省を踏まえ、トレーニング方法を見直すことに。

・スタートのロスを鑑みた分速時間と目標タイムを細かく出す
・ランニングフォームを見直す
・練習の目的を明確にする

特に気をつけたのはこの3つ。
中でも最も大切なのは「練習の目的を明確にする」ことです。距離を伸ばして練習する回数を増やすだけでもトレーニングになりますが、1つ1つの練習に目的を見出して課題をクリアしていく方がより効率的になります。

こうした練習の改善によって、私たちは全員完走を胸に走り続けました。

練習の様子をご覧ください♪

練習の日々を、写真とあわせてご紹介します!
定期的に合同練習を行い、10km⇒20km⇒30kmと距離を伸ばしていきました。

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9月の10kmラン!まだまだ夏の日差しが残る中、気温27度でランニング。
勿論、水分補給は欠かせません!

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10月は20kmラン!

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30kmランの練習後にはツボ押し遊具で足裏ケア!

月間の目標走行距離も80km⇒100km⇒120km⇒150kmと徐々にひろげて、個人の練習量を増やしていきました。

去年の悔しさをバネに、とことん走りぬいた1年間。
絶対に完走しよう!メンバー一同、強い気持ちで当日に臨みました。

いよいよ本番!けれど気温が…

12月2日(日)、ついに第34回NAHAマラソン本番!
会場にはNAHAマラソン完走し隊メンバーの他、応援に駆け付けた沖縄オフィスの皆さんの姿が…!

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元気をもらって、やる気十分なメンバーたち&応援隊の福田主任です!

★NAHAマラソン集合写真

そんな私たちに立ちはだかったのが、気温という大きな壁です。
当日の天気はくもり…だったのですが、気温は25.8度!レースの後半からは日差しが出てきて、なんと最高気温が27度という厳しいコンディションでした。

ランナーにとって過酷な気温でのフルマラソンとなり、2018年の完走率は60.16%。なんと過去3番目に低い完走率だったようです!!

2017年の大会データを見ると、気温は21.9度。完走率は69.72%でした…。今回、いかに過酷な環境で走ったかが分かります。整列の時点で「今日は熱中症になってもおかしくない」と思うほどでした。
ですが、練習の中で沖縄の炎天下を走る、ということは何度も経験しています。あとは練習の成果を発揮するのみです。

そして、いよいよスタート!!

NAHAマラソン写真3

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途切れない仲間の応援

スタート後は、全員安定して距離を伸ばし、無事に第1制限地点を通過。

フルマラソンでしんどくなるのは、中間地点を過ぎてからです。
応援に駆けつけてくれた沖縄オフィスメンバーは、「どの場所で応援があると助かるか?」「何を差し入れたらいいか?」と大会前にリサーチして、中間から後半にかけてのポイントで応援し続けてくれました。

中間地点前から徹底したサポート

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疲労が溜まりだした足に鎮痛スプレーをかけてくれたり、ドリンクとおにぎりを差し入れてくれたりと手厚いサポート!
後半から足が止まりそうになるのですが、もらったおにぎりでしっかりとエネルギーチャージできました!

★NAHAマラソン本番A

★NAHAマラソン本番B

30km地点では氷の差し入れ

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強い日差しとうだるような暑さだったので、氷の差し入れをもらった時は、とにかくありがたかったです!!

応援チームの補給地点を通った時、私は沿道で待つ皆さんの姿をうまく見つけられませんでした。そんな時、追いかけて氷袋を渡してくれて、元気が湧いたのを覚えています!

その後もサポートは続き、35km地点では冷却シートと炭酸飲料、40km地点では糖分が補給できるチョコ。
この応援があったからこそ、諦めることなくゴールに向かって走ることができました。

東京本社からの応援メッセージも!

走っている最中に、沖縄オフィスの仲間たちはもちろん、東京本社の皆さんからも応援LINEをいただきました!
前回一緒にNAHAマラソンを走った方や板橋Cityマラソンに参加された方など、これまでお世話になった皆さんから熱いメッセージをいただき続けたのは心強かったです。

トーク画面1

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これまでの挑戦を通して一緒に練習を重ねていたからこそ、どこで気持ちが折れそうになるかを皆さんは分かっているのだと思います。「しんどい」と思った時に「まだいける!頑張れ!」と背中を押すコメントを送り続けてくれました。
NAHAマラソン、板橋Cityマラソンそれぞれの練習を思い出して、ゴールまで行きたい、完走したい、皆さんの気持ちに全力で応えたい!という思いが一歩一歩を踏み出す力をくれます。辛くなった時には何度もスマホを見ました。

ゴール間際!42km地点でのひと押し

ここまで来たら完走できる!と思えた42km地点。中間地点で応援していたメンバーたちが駆けつけてくれました。顔を見るだけで元気がでてきます。

疲労が足にきていた状態でしたが、ゴールまでもうひと踏ん張り!

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まさかの奇跡!メンバーと遭遇!?

実は、途中でバラバラになって走っていたメンバーと30km付近で偶然再会しました!初めてフルマラソンに挑戦した又吉さんです。

「第2関門の34km地点まで走りましょう!」
「この先に応援メンバーがいるから、そこまでは!」
「ここからは練習で走ったコースですね。ゴールはもう少しです!」
「あと2kmの看板が見えました!」

練習の最長距離は30km。又吉さんにとって、そこから先はどうなるか分からない状態だったのですが、ゴール近くで待っている応援メンバーを目指して互いに声をかけ合いながら走り続けました。

一緒にゴール!!そして…念願の完走達成!

ついに…!又吉さんと2人で手を繋いで、一緒にゴールゲートへ!!
走り切った後は思わず抱き合うほどの達成感!これまでの練習の成果が実を結んだ瞬間です。

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NAHAマラソン完走し隊メンバーも、無事完走しました!!念願の完走証と完走メダルです♪
42.195kmは本当に長い長い道のりでした。ですが、日々の努力の積み重ねと、皆さんのあたたかい応援のおかげで、走り切ることができました!

初マラソンメンバーへインタビュー

初のフルマラソン、そして初完走を遂げた又吉さんに、練習と本番の様子を振り返っていただきました。

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1.練習で大変だったことは何ですか?
9月~11月の間は、それぞれ100km、150km、100kmとその月で走る目安の距離があったのですが、それを達成するのが大変でしたね。実際、9月は目標を達成できなくて、10月にその分を上乗せして走りました。
最初は仕事終わりに走りに行くのがなかなかつらくて、「あ~今から走るのか~」と若干憂鬱で(笑)
でも、完走し隊の皆さんと練習の成果を共有し合っているLINE部屋に、今日何キロ走りましたっていう連絡が届くと、よっしゃやるか!という気持ちになりましたね。
一人で走っていたら完走は無理でした。

2.本番を走ってみてどうでしたか?
とにかく応援が有難かったです。手作りのおにぎりや、食べやすく半分にしてくれたみかん、スポドリ。ひとつひとつが足を動かす力になりました。

3.練習から完走までを振り返っての感想を教えてください。
最初は「ムリかもしれないけど挑戦だけしてみよう。参加することに意味がある」という気持ちで手をあげました。けれど、仲間と一緒に練習していくうちに「完走しなくちゃ。皆で完走したい」という気持ちに変わり、本番を迎える頃には「絶対に完走してやる!」という強い思いに変化していました。
皆さんと一緒に走っていなかったら、そして練習をちゃんとしていなかったら、気持ちは最初の頃のままだったと思います。仲間の存在が私の気持ちを「本気でやる」に変えてくれたんです。
NAHAマラソンは仲間に感謝、応援に感謝とあたたかい気持ちになれるイベントでした。一生記憶に残る初マラソンです。

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▲無事二人でゴールした時の様子!

練習でも「長距離のイメージが知りたい」と、真っ先に長距離練習に挑んだ又吉さん。目標達成できなかった月は翌月に加算しながらも、しっかりとクリアしていました。そんな本気でマラソンに向き合う姿勢に何度も励まされたのを覚えています。
私も頑張らなきゃ!と奮い立たせてくれたメンバーの1人です!

目標達成のために積み重ねたことは、成長に繋がる

2017年、2018年と連続してNAHAマラソンに参加して、強く実感したのは「約束を果たすことの意義」と「ゆっくりでも必ず成長できる」ということです。

目標を達成できない悔しさを味わい、言い出しっぺにもかかわらず完走できなかった2017年。一緒に頑張ってきたメンバーに対しての申し訳なさと、自分自身の不甲斐なさで一杯でした。
約束を果たすために全力で取り組んだ板橋Cityマラソンでは、完走できた自信と達成感を得ましたが、心残りはありました。
そして、本当のリベンジを成し遂げるために、仲間と一緒に練習を重ねた2018年。
一度フルマラソンを完走したとはいっても、NAHAマラソンは別格です。沖縄の天気は甘くなく、とくに今年は「この暑さだと完走できないかもしれない」と思うほど、当日の気温は過酷なものでした。
それでもゴールまで走り切れたのは、積み上げてきた練習の成果だと思います。前回完走したメンバーよりも時間はかかりましたが、諦めずに続けたからこそ、少しずつですが確実に成長できていたのだと実感しました。

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そしてこの成長は、1人で成し遂げたわけではありません。2017年、2018年と一緒にトレーニングを積んだメンバーがいたからこそです。
大会に出場しなくても、「応援ラン」といって練習で一緒に走ってくれた方もいますし、声援を送ってくれた方がたくさんいます。「誰かのために」「何事にも全力」に取り組む姿勢に背中を押され、折れそうな気持ちが何度も救われました。
支えてくれた皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです!

そしてもう一つの約束。
「完走したら2017年の完走メダルを返す」
この約束もようやく果たせます!

完走メダル▲左側:2017年のメダル/右側:2018年のメダル

練習でめげそうになったとき、預かったメダルを眺める度に何度も気持ちを奮い立たせてくれました。
ようやく自分のメダルをもらったときの嬉しさは忘れられません!目標と約束を果たすために時間はかかりましたが、全力でやり通して達成することの価値を学びました。
この経験は他のことにもきっと活かせるはず!成功のための努力さえ積めば、絶対に結果に繋がる!と自信にも繋がったと思います。

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今、思うことがもうひとつあります。

諦めるのは簡単。
けれど、諦めなくてよかった!!

この気持ちを大切にして、仕事もマラソンも走り続けます!
2019年の大会も出場するかもしれません♪
次回は更なるレベルアップを目指して、頑張ります!!