こんにちは、沖縄オフィスの北原です。
今日は、ついにやってきました…そう、NAHAマラソンブログです!
10ヶ月にわたる練習を積み重ねてフルマラソンに挑んだ、全力な沖縄オフィスの様子をお届けいたします!

メイン

すべてはココから始まった

東京本社で毎年おおいに盛り上がる、板橋cityマラソン。
わたしたち沖縄オフィスのメンバーは、去年は遠く沖縄の地から応援していました。
元々沖縄オフィスのマラソン熱も高く、何名かは去年2月の段階でNAHAマラソン出場を決めていたのですが、この板橋cityマラソンをきっかけに更にヒートアップ!

感動の完走をつづったブログを拝見し、参加したメンバーからは大会での臨場感や高揚感、ステキなエピソードをうかがい、ぜひ同じ感動を体験するために、
わたしたちも絶対にフルマラソンを完走しようと決意!
こうして、NAHAマラソン完走し隊が結成されました。

立候補したのは16名。全員気合十分…だったのですが、実はわたしたち…マラソン初心者の集まり。フルマラソン経験者が1人という驚愕の状態です。
右も左もわからないまま、ひたすら走る日々が始まりました。

NAHAマラソンまでの道のり

勢いで決意したものの、後から驚きの事実を知りました。
NAHAマラソンは、日本第3位のメガ市民マラソンでありながら、完走率が著しく低い大会なんです。ちなみに、国内史上最低の完走率をたたきだしたのもNAHAマラソン。(1999年大会の52.3%)

マラソン記録
▲こちらが最近の完走率

完走率が低い原因は様々なのですが、まずコースの起伏が激しく、カーブも多い…。
そして、マラソンに適さない高い気温。NAHAマラソンが行われるのは12月ですが、最高気温25℃をこえることもあるんです。
その上、制限時間が6時間15分。(ちなみに東京マラソンは7時間)
…という初心者にはトリプルパンチな過酷さ。完走率の低さも、この条件なら納得です。

NAHAマラソン完走し隊に必要なのは、圧倒的な準備(練習)!!
完走を誓ったわたしたちの、10ヶ月におよぶ練習の様子を振り返って行きましょう!

-2月 練習スタート!
この季節は、一番気温が下がる時期。あまりの寒さに、3km走るだけで貧血になりそうでした。前向きな気持ちとは裏腹に、体が言うことをきかない…!そんな中で10km以上練習する人がいれば、ヒーローが登場したかのように崇められます。
まだまだ初心者だったあの頃が、今では懐かしいです…。

-3月 目標に向けて突っ走れ!
個人で月間の練習目標を立てて、本格的に走り込みを開始。
わたしは月間50kmを目指して走り始めました。あの頃は1回の練習で5km以上走れず、目標の月50kmを走るのもやっとでした。

3月

-4月 マラソンイベントに初挑戦!
NAHAマラソン完走し隊が発足されて初めてのマラソンイベント「あやはし海中ロードレース」にチャレンジしました!
各自のペースに合わせて、ハーフ・10km・3.8kmから走る距離をチョイス。キレイな海を見ながらのマラソンに、全員楽しんで完走しました!次の日、応援に来てくださっていた神戸課長が日焼けして真っ赤になっていたのもステキな思い出のひとつです♪

この日の様子は、以前ブログでも紹介しています。
目指せ!沖縄オフィスでNAHAマラソン完走!

4月

-5月 中距離練習にチャレンジ!
待ちに待った、気温が安定する季節!走ることにも慣れた頃だったので、ピクニックランを開催しました。オフィスから約8km先にある瀬長島へ渡り、みんなでごはんを食べよう!という企画です。写真は、美味しいタコ焼きを食べた日のワンシーン♪
こうしたイベントで、練習のマンネリ化を防止するのも重要です!

5月

-6月 ご褒美があればより走れる!
この月は、グルメランを決行!5km走って小休憩×2本を行ったあとに、食の祭典「肉フェス」へ!たくさん汗をかいた分、美味しいお肉とビールが沁みます!ビールのためならいくらでも走れそうです(笑)

6月

-7月 ナイトランに参加!
7月は、3時間耐久のナイトランに、3チームに分かれて参戦。チームごとに順位を競い合う対抗リレーは、メンバー同士のチームワークを深める良いきっかけになりました。ナイトランと言っても、夕方から開催される大会です。(写真は夕方に撮影したのですが、まだ昼間みたいですね)
沖縄は夕方もとても暑く、汗だくでタスキを渡し合いながら、3時間を走りきりました。

7月

-8月 暑さに負けるな!
走り慣れた練習コースから気分を変えて、隣街にある大きな公園で練習しました!マラソンは過酷な競技なので、無理は禁物。熱中症に注意して、水分をとりながら走り込みに集中。

マラソンへの盛り上がりが高まる中、NAHAマラソン完走し隊に刺激を受けた他の沖縄オフィスメンバーが、「尚巴志(しょうはし)ハーフマラソンに参加したい!」と熱い声をあげてくれました。
ハーフマラソン参加メンバーが、8月から練習を開始!
仕事も遊びも本気で取り組む沖縄オフィスのメンバーたちに、大きな刺激をもらった月です。

8月

-9月 もう10kmは余裕~!
食欲の秋♪ということで、再度グルメランを開催。10km走ったあとは、お好み焼きの食べ放題へ~!練習で消費したカロリーを補給するメンバーたちは、さながらフードファイター…。
お腹が満たされたあとは、体調管理に気をつけながら、20kmを走れるように体をチューニングしていきます。

9月

-10月 本番に向けて追い込み開始!
追い込みのために10月にチャレンジしたのは、20kmのぼり坂練習!本当に坂ばかりの壮絶なコースでした。傾斜がきつい沖縄の坂を舐めてはいけません…。

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▲本番に向けて、駆け抜けるぞー!

-11月 尚巴志ハーフマラソンに参加!
ついに11月。最後の大会練習となる「尚巴志ハーフマラソン」に参加しました。坂ばかりと言っても過言ではないコースで、みんな体力的につらい状況でしたが、応援にきてくれたメンバーにパワーをもらい、無事完走!
走りきれなかった悔しい思いも完走できた嬉しい気持ちもすべてまとめて、チーム一丸となれた日でした。

11月

ですが、このマラソン大会でわたしの膝から悲鳴が。練習でちょっとひねったかな、季節の変わり目で痛むだけかな、と思いながら走ったのですが…途中からは足を引きずって歩くのが精一杯の状態。
完走後には救護隊に連れられて、氷の浮かぶアイシングプールへ。周りのみんなからの後押しもあり、病院で診てもらうことになりました。

お医者さんには「変形性膝関節性(※)。マラソン向きの足じゃない」との診断が。
※年配の方に発症しやすい膝軟骨がすり減って骨同士が干渉することから痛みを感じる症状。わたしの足は生まれつき骨の形が変形していて、似た症状がでている状況でした。

NAHAマラソンはもうすぐ。こんなところで断念できない。どうしてもみんなで完走したい…!
でも、もし悪化してなにかあったら、みんなに迷惑をかけてしまう。

葛藤の中メンバーに相談すると、「無理はせず、できるところまでやろう!」という熱いメッセージや、膝を心配して『辞退』を勧める声など、たくさんの意見をくれました。
他人のことでも本気で考えてくれて、本音でぶつかってくれる仲間がいることに、鳥肌が立つほどの感動を覚え、その声を胸に決断しました。

「無理せずいけるとこまで!でも絶対怪我なく完走する!!」

それからは、膝の負担を軽減するために膝周りの筋力アップをスタート。スクワットやオフィスまでの階段ダッシュ、怪我しないように細心の注意を払いながらストレッチやケアも入念に行いました。
練習ではメンバーがフォームを見てくれて、本番前に走り方を修正。

全力で向き合ってくれたことに、今でも感謝しています!

ここまでにわたしが練習してきた総距離は、
約1200km!!140時間以上!!
東京本社から赴任された土居さんは、トータルなんと2000km練習されていたとか。
他のメンバーも、かなりの量を走り込みました!

ここまで長い道のりでした。
仕事終わりに「今日は何km走るんですか?」と声をかけてくれる人がいたから、練習の原動力になったり。
40km走ったスクショをLINEで報告している人がいたから、負けてられない!わたしもやらなくちゃ!と思えたり(笑)

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▲進捗数字がどんどん伸びていき、負けず嫌い精神に火がつきます

みんながいてくれなければ、走り続けることはできませんでした。本当に、やってよかったと心から思います。
そんなことを考えていたら、NAHAマラソンがスタートする前に涙が出そうになりました(笑)
NAHAマラソン完走し隊が一丸となったからこそ、絶対に走りきる!という気持ちで本番を迎えることができました。

むかえた当日!

そして、12月3日。やってきました、「NAHAマラソン2017」!!
この日のお天気はくもり、絶好のマラソン日和です。
東京本社からも4名の方が参加!走者以外にもマラソン応援のために来沖してくださる方がいて、メンバー全員の熱気はこれ以上ないほど最高潮です。
スタート前には、みんなで怪我なく走りきれるよう気合を注入!

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いよいよスタート!

NAHAマラソンのコースはこちら。
那覇市の奥武山(おうのやま)陸上競技場からスタートし、南部5市町を走るコースです。

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▲参照:那覇マラソン公式サイト

ついに、NAHAマラソン開幕!
ここからが本番。今までの積み重ねを発揮する時です。

走者1

走者2

各区間写真

おそろいのTシャツを着て、沖縄の道を走る!各自、順調に距離を伸ばしていきます。

走者だけが主役じゃない!

NAHAマラソンのグループチャットでは、走者の途中経過を集計したデータが飛び交い、テレビ中継を見たメンバーからも応援メッセージが!沿道で応援してくれているメンバーの写真や、ランナーの疾走する写真なども、どんどんアップされていきます。
参加しているのは走者だけではなく、応援しているみんなも本気で戦う仲間なのです。

応援団

現地の応援メンバーは、後半のキツくなるポイントで待っていてくれました。
出会えたときはうれしすぎて、涙があふれそうになるほど。

30km超えたあたりから呼吸が乱れて、走るのもいっぱいいっぱい。
そんな時、前を走っていた全研メンバーと合流できた瞬間があり、「あとちょっと頑張るぞ!」という激励に、背中をおしてもらいました!

“チーム”だから味わえる達成感

ゴールまであと6kmほどのところで、わたしの足は限界を迎えました。
ドリンクやフルーツなどを出してくれるエードステーションに行きたくても、足が言うことを聞かず…そんな時、「水飲む?」「足冷やそう、水かけるぞ」と周囲の方々が声をかけてくれたことに、本当に驚きました。まさにフルマラソンならではの会場の一体感。

やっとの思いで残り2kmの地点に到着すると、応援で参加していた神戸課長からお菓子と一緒に「あと少し!頑張って!」という声援が!

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▲感激!…でも水分を取られそうな差し入れ…(笑)

最後は、NAHAマラソン完走し隊みんなで励んだ練習のことを思い出して、無我夢中で手を振り上げて、わたしも完走することができました!!
みなさま本当にナイスランでした!!

この時の達成感といったら…一緒にゴールした仲間に抱き着きそうになるほど、テンションがあがりました。
ゴールまで走れたのは仲間がいたからこそ。完走できた感動は、この先ずっと忘れません。

続々と完走したメンバーが、記念のメダル&賞状を片手にパシャリ☆

完走後

完走できたメンバーは15名!
板橋cityマラソンのように全員で感動のゴールとはなりませんでしたが、10ヶ月にわたり仲間と「本気」で取り組んだ経験は、今後マラソンだけでなく業務でも活かすことができると思います。

チームだからできることや、チームだから味わえる感動を、マラソンをきっかけに知ることができました。沖縄オフィス万歳~!

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この感動は、沖縄オフィスだけで作り上げた物ではありません!
常に走者たちを鼓舞し、当日もマラソンのためだけに来沖してくださった松島取締役。
約6ヶ月間の沖縄赴任中、一緒に練習に打ち込み、東京に戻られてからもずっと支えてくださった北向リーダー。
沖縄メンバーを奮い立たせ、練習を盛り上げ、いつも前に進む力をくださった福田リーダー。
離れていてもわたしたちと同じ気持ちで練習に取り組み、パワーをくださった土居さん。
他にも、一緒に戦ってくださった方がたくさんいます。

練習を目いっぱい楽しみ、時には厳しい指摘をしてくださる素敵な仲間に囲まれて、沢山の壁を乗り越えたからこそ、最高の感動を得ることができました!心から感謝しています。本当に、ありがとうございます。

東京メンバー

走るのが好きではない人にも、感動を味わいたいと思っている人にも、ぜひ体験してほしいです。やり遂げないと味わえないこの気持ち、機会があればぜひ味わってみてはいかがでしょうか?(応援参加も大歓迎です^^)

ちなみに、マラソンがきっかけでダイエットに成功したメンバーも!有酸素運動ってスゴイ(笑)

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当日はこんなサプライズも!

東京オフィスでひそかに準備されていたのが…応援の書き込みがびっしりと詰まった、NAHAマラソン専用横断幕!
初めて見たときの感動は忘れられません!
みなさん、本当にありがとうございました!

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▲下の写真は準備中の様子。メッセージがいっぱい!

NAHAマラソンのゴールは、次へのスタートライン

まだまだ、わたしたちの戦いは始まったばかりです。
東京本社の一大イベント「板橋cityマラソン2018」に沖縄から参戦メンバーが続出!!
末吉さん、岸本さん、安仁屋さんが沖縄メンバーを代表して参加することが決まりました!!
次の活躍を乞うご期待!

以上、沖縄オフィスの北原でした!