こんにちは!コンテンツマーケティング事業部(以下:Cマーケ)制作の小林百合です。

日々情報が新しくなるWEB業界…時代の流れに置いてきぼりにされないためにも、WEBに関する情報には常にアンテナを張っていなくてはいけません。
そのため、書籍などで勉強して、制作チームの朝礼発表でその紹介をされる方もいらっしゃいます。

そこで、今回のブログでは、WEB編集者必読!オススメ書籍を、制作チームの皆さんから紹介してもらいました。

★書籍集合1

ライティングならコレ!末永さんオススメ書籍

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1人目は、末永さん。宝塚大好き!!そんな彼女は、前職では紙媒体のライティングをされていたそうです。
末永さんが推薦する書籍はこの3冊。

末永さん書籍集合

・『100倍クリックされる超Webライティング実践テク60』(東 香名子:著/PARCO出版)
・『沈黙のWebライティング -Webマーケッターボーンの激闘-』(松尾 茂起:著/株式会社エムディーエヌコーポレレーション)
・『WEBライティング成功の法則60』(上原 佳彦:著/株式会社翔泳社)

末永さんはライティングの書籍ですね。早速紹介してもらいましょう!

100倍クリックされる超Webライティング実践テク60
▲『100倍クリックされる超Webライティング実践テク60』(東 香名子:著/PARCO出版)

末永:編集中に困ったことがあったときに、辞書がわりに使っています。左のページに大きな見出し、右側のページに細かい説明があるので、調べたい項目がすぐに見つかります。WEB編集は時間とのたたかいになることも多いため、ヒントが欲しい時などに便利ですよ。

沈黙のWebライティング
▲『沈黙のWebライティング -Webマーケッターボーンの激闘-』(松尾 茂起:著/株式会社エムディーエヌコーポレレーション)

末永:ライティング研修で、原口係長から紹介していただいた書籍です。個性的なキャラクターが多数登場します。物語を楽しんでいるうちに、SEOで上位表示させるためのライティングの知識が身に付くので、「難しい本が苦手」という人にもおすすめです。

小林:この本、辞書みたいに分厚いんですね。でも、面白そうなので私も読んでみたいです!

WEB-WRITING
▲『WEBライティング成功の法則60』(上原 佳彦:著/株式会社翔泳社)

末永:入社したての頃に、尊敬するN課長から紹介していただいた1冊です。
前職で紙媒体のライティングをしていたのですが、キャッチコピーをつけるのは別の部署の仕事だったため、WEBライティングで大切な見出しやキャッチコピーを考えることが苦手だったんです。その苦手意識を変えてくれたのが『WEBライティング成功の法則60』でした。今でも編集で悩んだ時に読み返すなど、活用しています。

発想力を磨く!原口係長オススメ書籍

原口係長写真

2人目は、原口係長。
「書籍には金に糸目をつけない(笑)」とおっしゃるほど読書家な原口係長からは、コンテンツの企画・発想に役立つ書籍を紹介していただきました。

原口係長書籍集合

・『逆境を「アイデア」に変える企画術 ~崖っぷちからV字回復するための40の公式~』(河西 智彦:著/宣伝会議)
・『その企画、もっと面白くできますよ。』(中尾 孝年:著/宣伝会議)
・『博報堂のすごい打ち合わせ』(博報堂ブランド・イノベーションデザイン局:著/SBクリエイティブ)

原口係長:最近読んだ本から3冊紹介します。いずれも広告業界の書籍ではありますが、制作のヒントになる本ばかりです。私たちの制作には、編集力だけでなく、企画力、マーケティング力も必須。WEBライティングやコンテンツマーケティングの書籍だけでなく、より具体的な戦略やコンテンツの企画をするヒントを書籍から学ぶのも手ですよ。

逆境をアイデアに変える企画術
▲『逆境を「アイデア」に変える企画術 ~崖っぷちからV字回復するための40の公式~』(河西 智彦:著/宣伝会議)

原口係長:逆境請負人との異名を持つ博報堂クリエイティブディレクター・CMプランナー・コピーライターの河西氏の著作。
印象的だったのは「結果から逆算して発想する」方法。「何をすれば、どんな気持ちになれば人はお金を出してくれるか」という行動心理を設計していく思考法です。
WEB制作にも通じる発想方法で、逆算することで「斬新なコンテンツだけど実は結果に結びつかないものだった…」というようなズレを防げるということ。戦略に悩んだとき、「逆境や制約こそ、最強のアイディアが生まれるチャンス」「デメリットこそ強み」という勇気をもらえる1冊です。

その企画もっと面白くできますよ
▲『その企画、もっと面白くできますよ。』(中尾 孝年:著/宣伝会議)

原口係長:「面白い」を作り出すための思考や手法について、話題の広告を例にロジカルに解説してくれる本。頭の使い方、人の心の動かしかた、発想の方法などヒントが詰まっています。

博報堂のすごい打ち合わせ
▲『博報堂のすごい打ち合わせ』(博報堂ブランド・イノベーションデザイン局:著/SBクリエイティブ)

原口係長:多くのヒット広告を生んでいる博報堂の思考、発想のしかたを体感できる本。
打ち合わせにおいて最もタブーなのは、予定調和。普通であれば、会議はある程度着地点を考えて行うのがセオリーですが、あえて50%が雑談という打合せで「脱線」することで得られる「最高の結論」について、具体的に教えてくれます。

3冊に共通して言われていたのが、アイディアを考える際にはパソコンを閉じる=検索するなということ。「検索して得られるのは、常に既存の二番煎じにほかならない。既存のものに答えはない…」ということです。まずは「自分で思考せよ」ということですね。耳の痛い言葉です。

小林:日々わからないことがあると、検索しているので、とても刺さる内容です。発想力を磨くために、ぜひ読んでみます。

デザインの現場を覗き見!児玉さんオススメ書籍

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3人目は児玉さん。1年間で観る映画の本数は、なんと140本を超えるとか…。おすすめ映画を知りたい人は、児玉さんに尋ねるといいですよ!

そんな児玉さんがおすすめする書籍は、こちらの2冊。

児玉さん書籍集合

・『ネタも休み休み言え!~闘うグラフィックデザインの現場~』(くつき かずや:著/UNPOCO ESSAY COMICS)
・『闘うグラフィックデザイナーの秘密 ネタも休み休み言え!2』(くつき かずや:著/UNPOCO ESSAY COMICS)

小林:あれ、児玉さんの紹介する書籍はマンガ?

児玉:そうです!マンガなのですが、デザイナーさんの仕事内容や苦労がわかる内容になっています。WEBではなく、紙媒体のデザイナーさんの話ですが、デザインを依頼する際に、どういう風に依頼すればお互いのズレがないかという点で勉強になります。今の仕事でも役立つ要素満載なので、おすすめですよ!

以前の職場は映画配給業界の編集プロダクションだったのですが、クライアントや社内外のデザイナーさんとのやりとりや調整が業務のほとんどを占めていました。広告や劇場パンフなど、イメージ通りのものを作るためには、まずはデザインの仕事について知る必要がありました。

このマンガは新人時代に先輩から教えていただいたものですが、印刷媒体のデザイナーである作者の仕事現場を面白おかしく描いていて、素人にもわかりやすい内容です。シビアな状況も絶妙なボケ&ツッコミでコミカルに表現する作者さんの技量もあってか、普通にギャグマンガとしても読み応えがあります。

小林:確かに、一緒にお仕事をする上で、デザイナーさんのお仕事を把握しておく必要はありますよね。

児玉:クライアント、デザイナー、そして間に立つ自分、この3者がそれぞれ持っているイメージをひとつにまとめることの難しさが常に課題でした。もちろん経験や相性でカバーできる部分もありますが、そうでないケースの方が多いです。例えば“女性向けなので、かわいい感じで”といわれても、かわいいって、日本語の中で最も個人の感性に左右される言葉ですよね。
このマンガでも触れられていますが、「より多くのパターンを見せることでお互いのイメージを固めていく」という方法で解決できたりします。
既に経験のある方には目新しい方法ではないですけど。
全部が全部ためになる!というよりは、業界のあるあるに共感したり、好奇心や知識欲をくすぐるような内容なので、ティーブレイク的に、肩肘張らずに読んで頂けたら良いかと思います。

小林:デザイナーさんに依頼する際に心がけておきたいことがわかりそうですね。私も読んで、仕事に役立てたいです!

WEB制作のポイントを知る!私のオススメ書籍

kobayashi

私からも4冊の本を紹介します!

小林書籍集合

・『そのまま使える「爆売れ」コピーの全技術』(中山 マコト:著/かんき出版)
・『いちばんやさしい新しいSEOの教本』(安川 洋:著、江沢 真紀:著、村山 佑介:著/インプレス)
・『だから、そのデザインはダメなんだ。WebサイトのUI設計・情報デザイン 良い・悪いが比べてわかる』(香西 睦:著/エムディーエヌコーポレーション)
・『いちばんやさしいコンバージョン最適化の教本』(深田 浩嗣:著/インプレス)

そのまま使える爆売れコピーの全技術
▲『そのまま使える「爆売れ」コピーの全技術』(中山 マコト:著/かんき出版)

物を売るためのコピーをはじめ、WEB向けのキャッチコピーのつけ方も紹介されています。WEBサイトの場合、サイトに訪問したユーザーが離脱しないように、興味を引く内容の見出しやテキストリンクをつけるのは必要不可欠。「ストレートに伝わり、読み手の心をガツンと刺激するものがWEBでは特に有効」とのこと。続きが気になる見出しづくりの基本が学べると思います。

いちばんやさしい新しいSEOの教本
▲『いちばんやさしい新しいSEOの教本』(安川 洋:著、江沢 真紀:著、村山 佑介:著/インプレス)

社内でも所持している方が多いこの本は、SEOに関する基本的な情報がわかります。サイトの題材となるキーワードを選定する際に気を付けるべきことや、勘違いしやすいポイントなどを紹介してくれるので、SEO初心者や改めて学びたい人にもおすすめです。

だからそのデザインはダメなんだ
▲『だから、そのデザインはダメなんだ。WebサイトのUI設計・情報デザイン 良い・悪いが比べてわかる』(香西 睦:著/エムディーエヌコーポレーション)

左側のページにNGデザイン例、右側のページに左のページを改善したものがあり、デザインのセオリーや優れたデザインの見本が掲載されています。
WEBサイトを作る上で忘れてはいけないのが、ユーザー側の視点に立ったレイアウトやインターフェース。それを的確に教えてくれる本です。

いちばんやさしいコンバージョン最適化の教本
▲『いちばんやさしいコンバージョン最適化の教本』(深田 浩嗣:著/インプレス)

上記のSEOの本と同じ教本シリーズ。セミナーを受けている感覚で、失敗事例などを交えながら、コンバージョンへと導くサイト作りを教えてくれます。私はサイト制作の際によくこの本を読み返しているので、手放せない一冊です。

Cマーケ編集者たちのオススメ書籍、全12冊でした。
周りの方に業務で役立つ本をたくさん紹介していただき、私自身も読んでみたい本が見つかりました。

皆さんは、気になるものはありましたか?
現場で活躍する編集者たち御用達の書籍、ぜひ手にとってみてくださいね。

以上、小林がお送りしました。