こんにちは、瓦版編集部のノリスケです。
立ち上げ時から瓦版に携わり、もう丸4年以上になります。

今回は、なぜ、瓦版が「働き方」をテーマにしたのか。その裏話をしたいと思います。

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<ビジネス系のメディア>という方向性は決まっていたが…

実は瓦版、もともと、<ビジネス系のメディア>という方向で社内での立ち上げプロジェクトが進んでいました。ビジネス系というと、企業のサービス誕生秘話やヒットの裏側、トップインタビューといった切り口が一般的です。それももちろんいいのですが、後発の瓦版がそこへ切り込むにはさまざまな側面からリスクが高い。そこで、練りに練った末に出てきたのが、「働き方」という切り口です。

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いまでこそ、「働き方」はかなり耳にする準メジャーなワードですが、その当時はあまりに身近すぎてか、切り口にするにしても社内でも「大丈夫なのか…」というような反応が大半でした。
それでも、働き方への関心が徐々に高まりつつある予兆はあったので、編集側が半ば強引に押し切るカタチで、“日本初の働き方専門メディア”が誕生したというわけです。

テーマが働き方ですから、企業とは必ず紐づきます。ビジネスパーソンへの情報としても有益です。そこだけを拠り所に、媒体運営はスタートしました。

困難を極めた立ち上げ初期

言うは易し、産むは難し。立ち上げ当初は本当に大変でした。なにせ、媒体の知名度は当然ですが、ゼロ。働き方メディアで取り扱う記事の基準もあいまいでした。取材対象企業へ企画書を提出しても、反応もあまりよくありませんでした。まさに試行錯誤、という言葉がピッタリの船出でした。

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▲何代目だろう…。こんなデザインの時代もありました。

それでも、働き方に関する情報には最大限のアンテナを張り巡らせ、最低1日1本以上の更新をノルマとし、絶やすことなくここまで歩んできました。

その間、働き方の注目度はグングン上昇。
ご存知のように政府による「働き方改革」もスタートしました。企業からも「こんな働き方をしているので取材してください」というお声掛けをいただく機会も増えています。

オリジナリティと取材力にこだわったメディア運営

遅ればせながら、今年に入り、アプリ化(iphoneAndroid)も行い、瓦版は、働き方専門メディアとして、ようやく最低限のカタチにはなりつつあります。何よりも重視しているのは、オリジナリティ。
それを裏打ちするのが取材力です。とにかく現場に足を運び、目を見開き、耳を傾けて情報を取集し、見極めるのが、瓦版の編集ポリシー。こうしたスタンスにもいま、追い風が吹いていると実感しています。

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今後は、収益化も踏まえた次のアクションへ進むことも大きなテーマの一つとなっていますが、ここまで継続させてもらえているのは、全研本社の器の大きさだとしみじみ感じています。
売り上げだけを考える企業なら、とっくに閉鎖させられていたかもしれません。本当にありがたい限りです。

偶然か必然か、職場としての全研本社も、瓦版がコンテンツを積み上げるのに比例するようにどんどん改善され、とても働きやすくなっています。働き方メディアを通じ、他社の素晴らしい働き方を目にしている内に、自社もそれに近づいている。これは勝手な思い込みでしかありませんが、そんな全研本社の“働き方改革”自体が、瓦版を応援する無言のメッセージの様で、ますます頑張らねば、という思いを強くしている今日この頃です。