昨年末、“新”卒業証書なるものを授与されました。

「祐太郎の新卒扱いはもう終わり。これからは一人前の編集者として頑張れ」

そんなお言葉をいただき、身が引き締まる思いでいっぱいに…。

s_新卒業証書

申し遅れました。
私、2015年新卒入社、コンテンツマーケティング事業部 制作の福田祐太郎です。

普段は、制作部でWebサイト制作の企画・編集を行っています。最近ではライティング・編集業務を後輩メンバーに教える機会も増えてきました。

そこで今回は、後輩メンバーに「Webライティング・編集」を教える際に気を付けている、自分が初心者で何もわからなかった頃に先輩たちからいただいたアドバイス・指摘をまとめました。

1. 答えはぜんぶキーワード!

webサイトは、SEOを意識したサイト構成で制作します。

想定する流入キーワードで検索するユーザーが、どんな人なのか?知りたいことは何か?どんな状況で、どんなシチュエーションなのか?
たくさんの「?」を埋めていき、「知りたいことを知りたい順に」並べられているかをチェックします。

たとえば、「Web編集者 仕事」と検索したユーザーがいたとします。
ユーザーの知りたいことは文字通り「Web編集者の仕事内容」。どんな仕事内容なのか?どんなスキルが必要なのか?など、ターゲットに合わせてコンテンツを展開していく必要があります。

WEB編集者△仕事

2. 結論ファースト!答えはページの冒頭に

Webページを作成する目的はさまざま。
多くのWebサイトは単なる情報提供ではなく、商品・サービスやブランドの認知度向上や販売促進など、広告として機能しています。したがって、Webページをつくる目的は「お客様の課題解決」のためにあるもの。

だとすれば、ページの構成・流れは説得力のあるものか?きちんと人を魅了できる内容に仕上がっているのか?などの目線は非常に重要です。
忘れていけないことは「知りたいことを知りたい順に」並べられているか。目的に沿った構成かつユーザビリティの高い構成が求められます。

「Web編集者 仕事」でいえば、「仕事内容」がページの下のほうに書いてあったら、とりわけスマホで見ている人は、何度もスクロールする必要が出てきます。
ユーザーによっては、「あ、このサイトには知りたい情報が載っていない」と判断して、他のサイトに流れてしまう恐れもあるのです。

3. キャッチコピーはいつもユーザー視点

「○○エンジン搭載のハイブリットカー」よりも、
「リッター20キロの燃費の良さ!」のほうが魅力的に聞こえませんか?

キャッチとなる言葉は、「企業の言いたいこと」に寄りすぎると、非常に「広告臭」が強くなります。私もそうですが、多くの人は「広告」が嫌いです。考えてみればわかることですが、広告は見ず知らずの人に、急にモノを買えと言われているようなもの。自分とは関係のなさそうなものを「買え」と言われて心動かす人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

でも、ユーザー視点に立った言葉は、広告だとしても人の目にとまり、行動を変えさせるぐらいの力を持っています。
どの立場で、どんな言葉遣いで、何を伝えているかは、慎重に見ていく必要があります。

上の例でいえば、「○○エンジン搭載」よりも「リッター20キロ」「燃費が良い」といったメリットが伝わりやすくなります。

4. 誤字・脱字を必ずチェック

さいごに、誤字脱字は必ずチェックすること。
細かいミスだとしても、ひとつあれば、サイトの信用を大きく失うことになります。一語ずつ入念にチェックしていき、誤字脱字を防ぎます。
※誤字脱字については、また別の機会に書きますので、お楽しみに!

まとめ

以上、ここまで紹介してきたことは、すべて上司や先輩からの受け売りです。

真似しているだけ、と言われればそれまでのことですが、全研には他社にはないほど多くの実績があり、それだけノウハウもあります。つまり、成功パターンを教えてくださった上司や先輩は、これまでの失敗経験をふまえ、成功するパターンを最初から教えてくれている。だからいまの私たちはものすごく贅沢な状況にあるのです。

「教える」とは「恩返し」。
自分が学んできたことを新しいメンバーに伝えていくことが、私に教えてくださった上司や先輩の恩返しになると信じ、今日も後輩メンバーに自分が学んだことを精一杯伝えています!

s_編集済

以上、福田でした。