さて今回は、担当の原口&亜紀子に代わり、われらがコンテンツマーケティング部編集チームの隊長、N係長のとある一日に密着!

~N係長の1日~
09:40 出勤
10:00 朝礼
11:00 業務
14:00 ランチ
16:00 取材
18:00 取材まとめ&サイトディレクション

136729それでは詳しく見てみましょう!


 

9:40…出勤

満員電車に乗りたくないので、各駅で座って通勤しています。
電車の中では吊革広告をぼんやり眺め、女性誌のキャッチを参考にしたり、記事タイトルから中身を想像して、サイトのコンテンツに活かせるかなぁ…
などなど(朝が弱いのであくまでぼんやり)考えています。

出勤したら、デスクで朝食。
おにぎりかパンをかじりつつ、昨日のチームメンバーの日報に目を通します。
編集部は現在アルバイトを合わせて30名以上。
大所帯になってきたので、各自に起こっている出来事を把握したり、考えていることを知ったりするには、日報は大切なツールです。
凹んでいるっぽいメンバーにはたま~にフォローを入れたり、メンバーの作ったサイトを眺め、褒めポイントをたま~に返信したりします。

136729解説POINT
“たま~に”といいつつも、愛情込めてしっかりチェックしてくださっていることを私たちは知っていますよ‼


 

10:00…朝礼

全研本社編集_朝礼
部署全体で最近のトピックスやSEO事情、自慢サイトの共有などをしています。
その後、受け持っている新人チーム(十数名)で進捗の確認。
入社1年未満のメンバーがほとんどなチーム構成なので、今日何を・どのくらいのスピードで進めるべきか、各自の優先事項を整理し、漏れが無いよう管理しています。
ここでは、「係長の今日のひと言」を〆に。
ちなみにある日のひと言は…

136729「はじめはとにかくTTP」

TTP=徹底的にパクれの略。
例えば数学の公式がどのようにして成り立っているのか…なんてことから考え始めたら、理解して活用するまでには相当な時間が掛かります。
数千サイトの実績を持つ編集部なのに、先輩のサイトをお見本にしないのは勿体ない。
気持ち悪くても、意味が分かんなくても、最初はまずパクりまくって、身体にサイトの構成や訴求方法を染み込ませることが、たぶん“売れるサイト”を知る近道です。

…などなど。
偉そうに言っていますが、これは自分自身がキャリアの中でTPP(徹底的にパクる)したことばかりなんですねー。
怪しい団体っぽくならないよう(笑)精神論ではなく具体的で、できるだけスグに使えるアドバイスを述べるよう、心がけています。


 

11:00…業務

20150327-2
チーム全体の進行管理が、主な仕事です。
進行管理として、具体的には以下のようなことをしています。

営業さんからのお申込書の受付
 キーワードがズレていないか
 情報が足りなかったりていないか
 などをチェックし、営業さんにもバシバシ指摘をします。
 …いつも怖くてゴメンナサイ

営業さんからの相談対応
 どんなサイトをどんなキーワードで作るか
 このクライアント様にはどんな商材を提案したら良いか
 など、相談は多岐に渡ります。
 ここでも緩~い提案はバシバシ却下し、一緒にできるだけ深く思考します。
 …またまた怖くてゴメンナサイ

制作スケジュールの設定・調整
 お申込み内容を鑑みて、最速のスケジュールと最適なディレクターを調整します。
 「ここは得意を活かしてこの人に!」
 「これはチャレンジしてもらおっかな」
 など…時には無茶振りもありでゴメンナサイ

こんな風に進行管理業務をしつつ、新人育成として、以下のようなこともやってます。

・メールの文章をチェック
・電話のロープレ
・サイト構成案のチェック
・仕上がったサイトのチェック
・取材のロープレ
・進行のチェック
・ライティングのチェック

…ええ、とにかくJJM(ジロジロ見る)なんです。
新人さんは、オフィスワークが初めてというアルバイトさんから、紙媒体の世界ではベテランだけど、web経験はほぼゼロ…という方まで、経歴も年齢もさまざまなので、
各自に合わせて必要なチェックや予行演習を提示し、web編集のコツを伝授しています。

が、一度に5人から「チェックお願いしま~す」とか言われると、そしてそれがお昼時だと、
「…お腹減った(泣)。ご飯食べたい(怒)」
となってしまうことも。
どんなに可愛い後輩も、食欲には勝てないのです…ゴメンナサイ。

136729解説POINT
怖くても、無茶ぶりに見えることでも、それは成長してほしいからなんです!
そして何事もタイミングが大事ですね♪


 

14:00…ランチ

お腹が減るとご機嫌がナナメになってしまうのですが、皆がランチに行っている間に提出されたもののチェックをしたり、手が空きそうな人に次のお仕事を用意したりしていると、ランチは大体この時間になります。
あわただしい中ですが、頭を切り替るために、ランチ休憩はできるだけしっかり取るようにしています。
好物は、とにかく肉。毎日1食は肉を食べます。四十路ですが。
月(豚)・火(牛)・水(豚)・木(ラーメン)・金(鳥)…という風に、かなり男ットコ前な食事です。たまに魚を食すと何故か「身体にいいことしてるわ~」という気分になります(笑)。

武蔵ポークステーキ

136729解説POINT
N係長は肉が好き


 

16:00…取材

066118
最近は基本的に社内で全体管理をしていることが多いのですが、時にはディレクターとして取材に伺うこともあります。
おなじみのクライアント様だったり、嬉しいことにご指名が入ったりすると、尻尾を振って出かけます。
手ごわい(?)クライアント様ほど燃える質なので、取材に向かう電車内では、お客様とのやり取りを頭の中でシミュレーションしつつ、“神の集中力”を発揮しスマホで情報収集。

取材では、お客様の“良いとこ探し”を楽しみます。
先方が気づいていないメリットを提示してみたり、メリットだと思っている部分のズレをご指摘してみたり。もちろん伝え方には最大限の配慮をしなければなので、真剣勝負です。
はじめは椅子の背もたれにグッとついていたお客様の背中が前のめりになってきたら、ノッてきて下さった証拠。
ここでドーン!!と必殺技…というか、“神の集中力”で考えたサイトのアイデアを披露。
「それ、面白いね!」
「じゃあ、こんなのはできるかな?」
お客様の目がキラキラしはじめたら、パートナーシップの第一歩は成功です。

営業さんと同行するときもあり、そんな時は“阿吽の呼吸”を必殺技に。
ヒアリングをしながらのチラ見で、「追加提案できるっす!」と伝えたり、
お支払の話をしていただきつつの営業さんからのチラ見で「サイト構成、2案目を考えて下さい!」が伝わってきたり…。
お互い真剣だから、チラ見に思いっきり意志を込めれば、グッと伝わる…んだと思います。
(勘違いで「何ガン見してんだコイツ」とか思われてませんように)

136729解説POINT
下調べが全ての肝といっても過言ではありません!
ガン見じゃないんです!意思を込めまくったチラ見なんです!!


 

18:00…取材まとめ&サイトディレクション

怒涛の一本勝負?が終わり帰社すると、取材内容をまとめたり、実際にサイトを制作する編集者へ取材でご提案した内容を伝える作業が待っています。
そして、お腹を空かせた雛鳥=後輩たちが色んなチェックを山盛りに&営業さんたちが相談や申込書を山盛りにして待っています…。

「わーーー。何からやったらええのんやっ!」

とパニックになったりもしますが、優しい後輩にお菓子をもらったりすると、コロッと落ち着いてコツコツ難題?に対処していきます。

136729解説POINT
N係長は肉の次にチョコが好き。そして関西人である。

相談は営業さんや後輩だけでなく、お客様からも寄せられます。
「ウチのサイト、リニューアルしようと思うんだけど、意見聞かせて!」
「この広告のキャッチ、どう思う?」
など、ハードル高めな質問もあるのですが、実はこれがディレクター冥利に尽きる瞬間のひとつです。
こういった相談をして下さるのは、お客様に提案したサイトが成果を出しているからこそ。また、自分のアイデアが「良い!」と思って貰えているからこそだと思うからです。
業務外に思えるかもしれませんが、こういった相談に「うーむ…やったるで~」と応えていくことは、通常業務よりも多く“売れるサイトの創り方”を体得できるチャンスを得ているんだ、と思ってます。

「どうやって提案内容を考えているの?」
「面白いサイト構成のネタ元って何?」
そんな質問を受ける時もあります。
が、答えはいたってシンプル。
「自分がユーザーの立場に“本気で”なること」です。

あるキーワードを検索しているとして、その時どんな気持ちで、どんなものを見たいのかな?…これじゃないな~。
じゃあ、こんなサイトがあったら見たくなるかな?
自分だったら、この構成で本当に紹介された商品を買うか?…買わないな~。
じゃあ、どう薦められたら買いたくなるかな?
サイト作りは、その繰り返しです。

打ち合わせ
(ユーザーの立場になって真剣に打ち合わせ中)

専門知識が豊富なわけでもないし、勉強熱心でもありませんが(←あかんがな)
ユーザー視点になることだけは妥協しない、って決めていれば、ブレたサイトを作ったり、ズレた提案をする確率は下がると思っています。
ので、その点に関しては、とてもとても厳しい…かもしれません。

だからでしょうか、このblogの依頼が来た時に、依頼主のチームメンバーが持ってきたタイトル案は、以下のようなものでした。

「鬼ディレクターの鬼のような一日」

「鬼ディレクターと呼ばれて… ~わたしが全研ディレクターを育てますッ」

「ウェブサイト編集者のとある一日 ~わたしが鬼ディレクターと呼ばれるワケ」

…ねえ、ヒドくない?鬼、多くない?113663
ちょっと凹みました…。

でもね、
“鬼”になっちゃうポイントを知って、大人しくなる弱点=食べ物を持ってくれば、意外と簡単に攻略できると思いますよ、鬼ディレクター。

最後に

doge
いかがでしたか?
編集チームのとっても密度の濃い一日がご想像いただけたかと思います。

最後に。
えー……、「鬼」を連呼したフトドキモノはわたしです。すンませんでしたっ!!!