こんにちは、WEBソリューション事業部(以下WES)のベンダです。
2017年の4月に入社し、本配属後からWESの一員として働いています。

●ベンダマデレーン

このブログでは、私の一年目の仕事についてお話していきたいと思います。

ディレクター1年目の日々

WESに配属された当初は、実はフロントエンドエンジニアとして配属されました。
マーケティングとディレクションを学びたかった私は、上司へのご相談のすえ、未経験の新卒にもかかわらずディレクターとして働かせていただくことに。
自分が学びたいこと、チャレンジしたいことを経験させていただき、その環境を作ってくださった上司と先輩方に、とても感謝しています。
もちろん、やるからには勉強も必要。先輩から日々ご指導いただきながら、一人前になるために頑張っているところです。

プロジェクトマネージャーを担当する『コスメニスト』

私の仕事について説明すると、主に2つのプロジェクトがあります。

1つ目は、化粧品の顔出し口コミメディア「コスメニスト」。私はコスメニストのプロジェクトマネージャーを担当しています。

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プロジェクトマネジメントは「チームで成果を出すための活動・管理」のことを指し、プロジェクトマネージャーとしてのタスクは、スケジュールの作成と管理、ステークホルダーとチームメンバーとの進捗確認、チームと部署内の情報共有など。
明確な目標設定や、各ワークフローの把握、リスクを予測するといった、俯瞰的な視点をもって全体をまとめていく仕事です。

初めてプロジェクトマネージャーを担当できると聞いたとき、チャレンジできることが嬉しかった反面、日本語のコミュニケーションに自信がなく、ワークフローなどの理解がまだ足りていない部分もあったため、プロジェクトの全体的な管理をすることに対して、不安も感じました。

ミーティング中に自分の意見を伝えられなかったり、アイディアがあっても日本語で表現できなかったりしたことも多かったです。
本当にこのまま日本語で仕事できるか、心配になることもありました。業務やその勉強のうえに、日本語の学習も続けていかなければいけないので、苦しい日々でした。

しかし、どうやってコミュニケーションをうまくとるか、どうやって情報を集めるか、困った時には常に上司や先輩たちからサポートしていただき、多くのことを勉強できました。
また、先輩たちの日々の仕事を見たり、ミーティングで集客施策について聞いたりするうちに、メディア理解と先輩たちが行っている施策や工夫を肌で感じながら学ぶこともできたと感じます。

プロジェクトマネージャーとしての成長

プロジェクトマネジメントの知識は、仕事の中で気付くことも多かったのですが、一番ためになったのは、業務前の「プロジェクトマネジメント読書会」でした。

プロジェクトマネジメント読書会とは
WES内で行われている取り組みのひとつ。プロジェクトに関わるメンバーで集まり、プロジェクトマネジメントの本を全員で読んで、意見交換する場。

プロジェクトマネージャーとしての経験が豊富な上司の黒田次長に、過去のプロジェクトに関するお話を聞き、アドバイスをいただき、実践的に学ぶことができる時間です。数々の経験をお持ちの次長に話を聞くことは、プロジェクトマネージャーになるうえでとても良い経験となりました。

コスメニストは、最近リニューアルが完了したばかり。
リニューアルプロジェクトの最終ステージをチーム一丸となって達成できたことを、嬉しく思います。
プロジェクトマネージャーとして、プロジェクトが成功したことはもちろん、チームメンバーに「ありがとう」と言われた時には達成感とやりがいを感じて、私にとって貴重な瞬間となります。

デスクワークだけでなく、イベントもやりました

ほかにも、イベント担当も経験しました。
そのイベントとは、コスメニストのレポーター向けに開催された、春の新作コスメを自由に体験できる「BEAUTY LOUNGE 2018」です。

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▲当日の看板。頑張って準備しました

当日は会場で皆さんをお出迎え。参加したレポーターの方々とお話しすることで、どういう方がどんなモチベーションでコスメニストを利用してくれているかといったユーザー理解も深まりました。

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▲ドリンクもふるまいました

これからもコスメニストの成長と新たな企画・イベントを楽しみ、成功させたいです。
そのために一番重要なのは基本となる書類の準備だけではなく、プロジェクトをうまく回すためのコミュニケーション力とチームビルディングのスキル
外国人のプロジェクトマネージャーだからこそコミュニケーションスキルを身に着けて、各プロジェクトを成長させられるように皆さんとともに頑張ります。

KiMiプロジェクト

2つ目の私の仕事は、「KiMiプロジェクト」。黒田次長にサポートしていただきながら自分で提案して、採用された企画です。

KiMiプロジェクトは、日本で働く、もしくは日本で働きたい外国人向けの、困った時の対処法や解決方法を提供するハウツー記事中心のサイトです。
ついに公開いたしましたので、是非、ご覧ください。
KiMiプロジェクト

外国人だからこそ提案できたプロジェクト

私が日本で就職活動をしていた頃、困ったことやルールがわからないことがとても多かった記憶があります。
入社した後も、毎日先輩たちからビジネスマナーや風習について教えていただいて、何とかここまで働くことができました。
この経験から、私以外の日本に居る外国人も同じ問題を抱えているのではないかと思い、何かをしたいとずっと考えていたのがプロジェクトのきっかけです。

日本に行きたくても行けない、日本に来ても仕事が見つからない人はとても多いと感じています。それはニーズが合わないわけではなく、情報不足や自分に合う企業に出会えないだけです。
それらを防ぎ、来日する外国人が日本で生活する準備ができるように、正しく最新の生活やビジネスのための情報を提供し、外国人が自分でも情報共有できるサイトを作りたいと思います。

欧米人でもアジア人でも、日本で経験する問題や不安はほぼ同じです。
日本でより長く働く外国人からアドバイスをもらうことは、日本に住む外国人や、これから日本に来る外国人全体のサポートになると信じています。

日本の企業で必要なマナーやワークカルチャー、そして日本語を外国人が事前に理解できていれば、一緒に働くことになった際も、よりお互いが満足できると思います。

このプロジェクトのOKをいただくために、企画書をつくり、社長と役職者の方たちの前でプレゼンを行いました。
直接私のアイディアを説明でき、色々な分野で経験の深い方々のアドバイスをお聞きすることができて、より良い企画にできたと思います。
実際にこのプロジェクトをスタートできて、本当に嬉しいです。

これからダイバーシティ事業部と連携しながらプロジェクトを進めていき、語学事業や全研のグローバルインバウンド戦略にも繋げていければと考えています。

プロジェクトを進めるにあたって、マーケットリサーチ、ライティング、WordPressについての勉強など…たくさんの調査を行いました。デザインやサイトの構造なども相談しながら考え、他の外国人メンバーに手伝ってもらい、記事の執筆も順次行っています。
これからも、外国人にとってより使いやすいメディアにしていきます。

KiMi
▲公開前の様子。形になっていくKiMiプロジェクトにワクワクしていました

ようやくサイトが公開となり、これからさらにプロジェクトが進んでいくと思うと、今からとても楽しみです。

どんなに辛いことも、プラスになる

コスメニストのプロジェクトマネージャーも、KiMiプロジェクトの運用も、まだ「試す」ことしかできず、勉強することがたくさんあります。

これまで各プロジェクト、各ステージにおいて、昨日よりも更に良い結果を残そうという気持ちでやっておりました。それは、入社した時と変わりません。

ですが入社当時は、タイピングテスト、IT用語テストといった新卒ならではの勉強や、毎日の日報など、なぜやらないといけないか分からなくて、休みたくても、勉強しないといけないと思って、ストレスがたまることも多かったです。
しかし、「日本で、自分が選んだ会社で働きたい」という思いを原動力にして、必死で勉強しました。

振り返ると、毎日の詳細なところまで書かないといけない日報は、今までで一番日本語の勉強になりました。他の辛かった経験を思い返しても、重要なことをたくさん学ぶことができた時間です。

最近では、「KiMiプロジェクトを成功させたい」という思いから、やりたいこと、試してみたいことがたくさん出てきて、朝早めに来たり、以前より夜遅くに帰る日が増えました。
これからは業務を効率的に行って、せっかく来た日本での日々を楽しみながら、どんどん学んで成長していきたいと思います。
これからも更なるチャレンジが楽しみです。

以上、17卒のベンダがおおくりしました。