こんにちは!
WEBソリューション事業部のコニーです。
17卒として入社し、現在は事業部内のSEOチームで、自社メディアの検索順位を上げるために日々奮闘中です。

今回の全研ブログでは、私が所属するSEOチームの仕事を紹介しようと思います。

●コニー

コスメニストのSEO対策

コスメニストは、WEBソリューション事業部が運営する化粧品の顔出し口コミメディア。
一人でも多くのお客様に訪問してもらえるように、検索順位の向上を目指して日々試行錯誤しています。

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先ずは、順位変動の理由を毎日探究することが必要不可欠です。

SEOは情報収集がカギ

Googleの検索アルゴリズムは、年に何回も変更されます。これに合わせて、コスメニストでも対策をしなければいけません。
私も毎日SEOのニュースサイトを閲覧して、情報収集しています。

例えば、Web担当者Forum、海外SEO情報ブログ、SEMリサーチ、The Moz Blog、Search Engine Land、Search Engine Journal、namaz.jpなどなど。これらのサイトで公開される情報を毎日読めば、SEOの最新情報と知識を得ることができます。
情報を収集することが、SEOの第一歩。動きが分からなければ、対策を考えることもできないからです。

SEOの最新情報をチェックする上で、データの収集と分析も課題のひとつです。
順位集計ソフトを利用して、対策キーワードの順位の変化を毎日チェック。そこから得られたデータをもとに分析するのが日課です。

Googleアナリティクスの熟知はキホン

そしてもうひとつ、絶対に必要な分析ツールがGoogleアナリティクス。
Googleが提供する無料のアクセス解析サービスです。WEB業界で働く方の中で、Googleアナリティクスを知らない方はきっといませんね。

出勤したら、必ず前日のサイト流入数を見て、異変や順位変動があるかどうかを確認します。
また、退社する前にその日の流入をもう一度確認して、当月の目標に対しての進捗率と着地見込みを計算。
さらに、週間の集計を行い、施策に対しての効果を分析して、自分で立てた仮説と想定流入数が合っているかどうかを確認した上で、今後の対策を考えます。

これはWEBソリューション事業部で学んだPDCA(plan・do・check・action)…つまり、計画を立って、実行して、効果を確認して、計画を検討、改善する。素早くこの回転を行い、より高い効果を引き出せるように取り組んでいます。

配属されたばかりの頃は、このツールが全然使えませんでしたが、今では大親友。Googleアナリティクスを見ない日はありません。

新しいチャレンジができる仕事です

私たちの課題は「平均順位を向上させること」だけでなく、「全体のユーザー数を増加させる」ことも必要です。そのため、流入増加に繋がる新しいコンテンツの提案も私たちの仕事です。

その中のひとつをご紹介すると…去年の11月から、コスメニストの中で「美容ニュース」というコンテンツがスタートしました。
ただコスメに関するニュースを配信するのではなく、SEOチームがキーワードの選定から、記事の構成、画像の選択、コードの構築までのフローを確立し、世の中のトレンドを反映した検索需要の高い記事を配信しています。

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▲SEOチームとコンテンツチームで相談中

順位の分析や新コンテンツの提案以外にも、SEOチームには大きなタスクがあります。
それが、サイトの構造リニューアル。
SEOの観点でサイトの構造を見直し、常に最適化をはかっています。

自分で考えた施策の効果が出た時は、本当に嬉しかったです。
もちろん、施策が失敗する場合もあります。
その度に学んで、またチャレンジすることができる。そんな環境を与えてくれる全研で働いている私は、すごくラッキーだと思います。

ユーザーニーズ・競合の分析から、改修の提案、仕様の設計、ワイヤーフレームのデザイン、コードのデバッグ作業など…。
やることはたくさんありますが、各チームと連携して、SEO対策がしっかりとできたサイトにするために、頑張ります。

サプリのアクセス数アップ

コスメニスト以外に、SEOチームが担当しているサイトがサプリです。

サプリ

このサイトは、サプリメントに関する知識やニュースを配信しているポータルサイト。日常生活の気になることや健康に関する悩みなど、毎日新しい情報を発信しています。

一般ユーザーの訪問数を増やすために、SEOチームでは常に改修計画を提案。
「サプリ」はサプリメントの情報を取り扱うサイトなので、薬機法とも関わってきます。ですので、SEOチームも薬機法に関する知識を勉強しなければいけません。
近年は機能性表示食品の制度が大きく変わっているので、その内容を把握したうえで対策するのもSEOチームの業務です。

新プロジェクト「KIMIWIKI」

最後にKIMIWIKIについて紹介しようと思います。
KIMIWIKIは、日本で働いている外国人をターゲットとする新しいインバウンドのサイトです。同期のベンダさんが企画したプロジェクトで、最近正式に始動しました。
日本で働いている外国人として、私はKIMIWIKIの公開をすごく楽しみにしています。

私が担当しているのは、主にライティング業務。
外国人の目線で文章を作り、より充実した内容にできるよう頑張っています。
(どんなサイトになるかは、公開までのお楽しみです!)

入社してからの学び

全研に入るまで、私はSEOについて何も分かりませんでした。
仮配属時はHRビジネスパートナー事業部の美プロで、毎日秋葉係長に沢山指導していただき、新しい世界に入り込んだように日々新しい知識に驚いていました。

去年6月から、WEBソリューション事業部に本配属になって、新しいメディアに参加させていただき、期待と楽しみと、少しだけ不安な気持ちもありました。
部署が変わっただけなのに、新しい会社に入ったような…そんな気分でした。

ふたつの部署は雰囲気や仕事内容がまったく違いましたが、より多くのことを学ぶことができて、とても良い体験ができたと思います。

仮配属期間中は、とにかく言われた通りに業務を行うことが多かったですが、本配属後は自分で調査して、自分で仮説を立って、証明しなければなりません。
最初は、調査不足などの理由で、立てた仮説がほぼ論破されていましたが、失敗の中からたくさん学び、しっかりと仮説を立てられるようになりました。
立てた仮説と施策を実行するために、多くのチームに依頼をしなければいけないので、費用対効果やQCD(Quality・Cost・Delivery)なども考えなければいけません。

最初はSEOチームがそこまで幅広い業務を行うとは思ってもみませんでしたが、各チームと連携して、日々最新情報を収集し、様々な角度からビジネスを考えることができる。こんな経験ができるなんて、幸せです。

そして、全研は自社メディアからクライアントのメディアまで、運用しているサイトの数が多くて、学べることが山ほどあります。
入社から今日までの日々は新しい発見ばかりで、つまらないと感じた日があまりないです。

仕事中の風景
▲打ち合わせ中の様子。毎日発見ばかりです

また、先輩や上司の皆さんが私に日本語を教えてくださったおかげで、去年の7月に日本語検定一級に合格しました。
業務だけではなく、学びをたくさん与えてくれる全研本社。
この環境に、感謝しています。

最後に

全研で働く日々は楽しいことばかりでしたが、家の事情で台湾へ戻ることになりました。
入社してまだ一年も経っていないのに、退職するのは本当に残念です。

4月からの約11ヶ月間、私ができることを精一杯やりきったと思っています。
退職しても、私が行ってきた施策が自社メディアの流入にちょっとでも役に立つのであれば嬉しいです。

全研に入社してから、沢山の方にお世話になりました。
日本語や日本文化に慣れるのでやっとだった私を、応援してくれた部署の方々。皆さんは、私にとってかけがえのない仲間です。
上司の方や先輩たちに頂いたアドバイスの数々を大切にして、学んだことを活用していきます。

私は全研に入社して、自分の「人生の目標」に対して確実に一歩前に進むことができました。
ここでの出会いや経験は、一生の宝物です。本当にありがとうございました。

お世話になった全研の皆さん。
台湾にお越しの際は私が観光地をご案内するので、いつでも連絡してください!

以上、17卒のコニーでした。