こんにちは。
バリューイノベーション事業部(以下、VI)制作部のターニャと申します。

今回のブログでは、全研に入社してからの私の経験を共有致します。

ターニャさん_ミニサムネイル

全研との出会い

全研が運営しているリンゲージ日本語学校に入学したことが、私と全研本社の出会いのきっかけです。

12歳の時からずっと日本へ行くことを夢見ていました。
母国のウクライナで日本語を学び、さらにビジネス向けの日本語を学ぶためにリンゲージ日本語学校に入って、将来は日本で働きたいと考えていました。

リンゲージ日本語学校ではビジネス日本語だけではなく、マナーや日本企業で求められるコミュニケーションを学ぶことができ、本当に良い一年を過ごせたと心から感じます。

PRマーケティング事業部でのアルバイト経験

留学生にとって、アルバイトは日常生活のためだけではなく、日本語を上達させるのに良い機会です。

私は特にラッキーでした。
求人が多いコンビニやレストランの仕事ではなく、オフィスでの仕事、しかも私の専門であるデザイナーとしての仕事をリンゲージ日本語学校の先生に紹介していただきました。

その紹介いただいた仕事こそが、全研本社のPRマーケティング事業部(以下、PR)でのアルバイトでした。

PRは「英会話リンゲージ」のオフィシャルサイトをはじめとするメディアの改修と運用、コンテンツ制作を行っています。

私はデザイナーとしてリンゲージの広告、サイトバナーなどのデザインを担当していました。

入社してからは言語の壁、文化の違い、新しい仕事のやり方など、やってみないと分からない、学校では教わることができないことに毎日ぶつかっては多くの学びを得ていました。

私がミスをしても周りの先輩たちは一度も怒らず、むしろ助けて頂きました。
その時に部署の皆様のサポートや優しさを強く感じました。

その他、先輩たちと日本のWEBデザインの特徴について話し合いをしている時に気付いたことが数多くありました。

ターゲットのニーズを理解してデザインするのはどの国でも同じですが、文化の違いによってそのニーズが異なります。

例えば、ヨーロッパやアメリカではテキスト量を少なめにして、大きくて綺麗な画像を使用すると人の心に一番届きやすいと言われています。

一方、日本人はイメージよりも商品やサービスに関して出来るだけ詳しく説明を読むことが重視されているため、テキスト量を増やす必要があります。

イラストの力

イラストを描くことは、ずっと私のパッションでした。
私にとって、言葉よりもイラストの方が気持ちや思い出、様々な意味を伝える力があると思っています。

しかし、職場でイラストが求められるかどうかは別の問題でした。

ある日の打ち合わせで、マネージャーが私のノートにある手描きイラストに気がついてくださいました。

そのイラストをマネジャーとリーダーに気に入ってくださり、英会話リンゲージなどで使うイラスト制作を任せてくださるようになりました。

このことをきっかけに、上長へ行う「報連相」の意味がより深く理解できました。

「報連相」を既に着手しているタスクに関するコミュニケーションだけに限定するのではなく、自分ができること、スキル、悩みを上長に伝えることで仕事をより楽しくするきっかけになります。

また、上長のマネジメント力、部下の強みを生かして新しいプロジェクトを生み出すスピード感に感動しました。

キャプチャ

上記のように信頼ができる、いつも支えてくれる人がいる環境で仕事を続けたいと思って、全研に入社しました。

正社員になってからの気付き

日本において、アルバイトと正社員の働き方は全く違うと気付きました。

正社員として入社してすぐに、現在所属しているVI事業部制作デザインチームに異動しました。
そこで未経験のWEBデザインを担当することになりました。

今までずっとグラフィックデザイナーとして働いてきたため、WEBデザインを始めるのは私にとって新しいチャレンジでした。
WEBデザイナーはデザインだけでなく、コーディングのルールを意識しなければなりません。
コーディング担当者が形にしやすいデザインを考えるのが大事なのです。

新しいチームの中には、WEBデザインの経験が豊富なデザイナーさんが数多くいらっしゃいました。
特にメンターである佐藤さんには色々とWEBデザインの基礎を教えて頂きました。

自分が描いたデザインをブラウザで開いて見ると、まるで頭の中のイメージが現実になったような感じがしました。
その瞬間はとても楽しいです。

また、PR所属時の仕事から私のイラストの評価が広がり、VIでもWEBサイト制作のためのイラストを依頼されるようになりました。
1つのテイストに限らず、案件やニーズによってテイストを選び、イラストを作るのはとても楽しいですし、仲間の仕事にも役に立つのでやりがいがあります。

タブレット画像

テレワークから始まった新卒研修

2020年4月は2020卒の入社式、仮配属の発表が予定されていました。
しかし、コロナ拡大防止のため緊急事態制限が発表され、出社ができなくなりました。
代わりにリモートで業務を行い、新卒研修もオンラインで開催されました。
これが日本で初めてのテレワークでした。

海外では良くみかけるリモートワークですが、その経験を日本でも活かすことができて良かったと思いました。
リモートの準備、接続問題、タスク管理など部署の皆様は大変だったかと思いますが、上手く乗り越えることができ、社員全員が新しい働き方に慣れてきたと感じます。

仮配属が無事に終わり、本配属でも同じデザイナーチームに残ることができて良かったと思いました。
本配属を迎えてからは任せてもらえる仕事が増え、新しいタスクも依頼されました。

興味のあることにチャレンジさせてくれる環境

ある日チームのミーティングで仲間から「動画用のグラフィック制作」の経験を共有して頂きました。

その時に「社内でこんなこともできるんだ」と本当に感動しました。
その日に日報で私もぜひ動画用グラフィックを作りたいと宣伝しました。

すると驚くことに、数日後マネジャーにインフォグラフィックス動画用イラストの制作を依頼されました!

制作の期間は三日間しかありませんでしたが、100%集中して締め切りには間に合いました……!
ハイペースでかなり疲れましたが、やりたいことに関わることができる時の楽しさを味わうのは最高だと思いました。

なによりもリリースした後に自分が関わったアニメーション動画を見て、こんな素敵なプロジェクトに参加出来て良かったと嬉しく思いました。
このタスクを私に任せてくださった方に感謝しています。

MTG風景

これからの目標

これからの目標アルバイトから正社員での経験を含めて、全研に在籍したこの2年の間、学んだことや経験したことが沢山ありました。

しかし現在のWEBデザイナーチームの一員としては、まだまだ学ばなければならないことが多いです。
仲間と同じレベルになるためにデザイン、コーディング、そしてコミュニケーションのスキルを上げなければなりません。

また、イラストや他の人にはない、私ならではスキルをもっと活かして、クリエイターとしての新しい未来を作りたいと思います。