こんにちは。
SSW事業部の内田です!

以前のブログでは、SSW事業部ではどのようなことをしているのか、ざっくりとした解説を致しました。

今回は、インドやインドネシア現地では、どんな日本語教育をしているのか紹介します!

日本に来る特定技能人材の日本語レベルはどのくらいなのか?

まず、特定技能に関して説明です。

日本が抱える人材不足を補うために設けられた新しい在留資格で、外国人が特定の産業分野で働くことを目的としています。

介護分野はその対象分野の一つで、一定のスキルを持った外国人が日本で介護業務に従事することが可能となっています。

そして、特定技能で日本に来るためには、日本語能力試験(JLPT)N4レベル以上の日本語能力と、特定技能評価試験に合格することが求められます。

そこで、Zenkenと提携しているNSDCI(※)では、主に日本語教育と介護の基礎知識の習得に重点を置いており、NSDCIが持つ宿舎に泊まり込みで毎日勉強を行っています。
約6か月~8カ月間で合計1200時間以上にも及ぶカリキュラムが組まれています。

※インド国家技能開発公社の100%子会社

▲ NSDCIでの研修について

現地では、どんな教育を行っているのか?

日本での介護業務を円滑に行うためには、日本語でのコミュニケーション能力が不可欠です。

そのため、日本語能力試験(JLPT)N4レベル(※)を目標に、日本語教育が徹底されています。

ただし、日常会話や介護現場で頻繁に使用される専門用語の習得に加え、日本語の読み書き能力も指導を行っています。
※N4レベルは簡単な日本語であれば、スムーズに会話ができるようなイメージです。

教育の初期段階では、基礎的な文法や語彙の習得が中心となり、次第に日常会話の練習や介護現場でのシミュレーションを通じて実践的なコミュニケーションスキルが磨かれます。

また、介護現場でよく使われるフレーズや、緊急時の対応方法についても指導が行われ、日本での勤務を開始する前に必要な日本語スキルをしっかりと身につけることができるようになっています。

日本語教育以外にZenkenが行っていることは??

プレスクリーニング

特定技能人材の候補生を集めるうえで、特定技能の勉強をしたいという志願者に対してスキルや適性を評価するプレスクリーニングを行っています。

Zenkenでは、NSDCIと連携し、候補者が介護施設の求める基準を満たしているかを、Zenkenの正社員が実際にインタビューを行い、確認しています。

この段階からしっかりと精査を行うことで、日本で長く働きたいという人のマッチングが可能になります。

面接対策

Zenkenでは、候補者が日本の介護施設と面接を行う際に、スムーズなコミュニケーションが図れるよう面接対策を行っています。

例えば、面接においても服装を含め、文化の違いは多少出てきます。
日本語だけではなくて、服装やビデオの映り方なども、実施にアドバイスをしています。

他にもNSDCIと連携して、より質の高い日本語教育を行うためにカリキュラムの改善なども適宜行っています!

フォローアップ

内定後のフォローアップは、候補者が日本に到着した後も継続されます。

例えば、現地での日本語教育が不十分だった場合には、日本到着後に補習授業が行われることもあります。

また、日本の生活に適応するためのオリエンテーションや、地域コミュニティとの交流を支援するプログラムも提供され、候補者が日本での生活を円滑にスタートできるよう支援しています。

内定が出てからは、ビザを申請して認定が出るまで数か月時間の時間を要します。
その期間も日本語学習にあてていただくことはもちろん、Zenkenでは来日後からスムーズに日本語を使えるように、内定後も日本語の学習を継続しておこなえるようサポートしています!

他にも、候補者が安心して日本での生活をスタートできるよう、ビザの認可が近づいてきたら、生活面でのフォローアップを行っています。

入国したあとに、日本の生活にすぐに適応できるように、日本で生活していくうえで必要な知識の提供や、特定技能人材が不安に感じていることを聞いて、不安を和らげたり細やかにフォローしています。

現地でマッチング会を実施

インドでは、現地で候補者と実際に会って採用を決めるマッチング会を開催しています。

マッチング会は、介護施設と候補者が直接対話し、相互理解を深めた上で採用を決定する場となっています。

マッチング会では、施設の代表者・担当者が現地に赴き、候補者と直接面談を行います。
介護施設は候補者の人柄や適性を直接確認することができ、候補者自身も施設の雰囲気やスタッフとの相性を確かめることができます。

もしマッチング会をご希望される方は、ぜひお問い合わせください!

まとめ

実際の教育内容を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

特定技能人材が日本で働くには、一定の日本語能力が求められます。
しかし、Zenkenではただ試験に合格するだけではなく、受け入れた施設で活躍、そして定着できるように日本語のサポートや特定技能候補生のサポートをしています。

来日後の日本語教育だけではなく、インド・インドネシア現地での様子を少しでも知ってもらえたのであれば嬉しいです!

引き続き、SSW事業部にご注目ください!