こんにちは。
バリューイノベーション事業部(以下VI)所属の瀬野です。

今年4月に入社し、仮配属では動画制作を行っているVI制作8課に所属していました。
9/30に本配属を迎え、現在は同じくVI事業部のCSに異動となり、メディア運用の仕事をしています。

今回のブログでは、私が全研本社に入社してからどのように過ごしてきたのか、これまでの軌跡を紹介いたします!

瀬野さん-メイン

「何もできない」の自覚

私と全研との出会いは……と書き出したいところですが、実は今年3月の時点で内定者としてすでに一度記事を書かせていただきました。
入社までの経緯やインターン時の学びについては、ぜひこちらの記事をご覧ください!

アイコン クリエイティブにまっすぐでいられる場所~内定者が語る全研本社2020~

さて、4月に正社員として入社をし、初めの5ヶ月はインターン時と同様の制作部署での配属となりました。
動画制作を行うVI制作8課では、撮影アシスタントや編集を担当。
その他、会議の司会進行などプロジェクトマネジメントの基礎を学ばせていただきました。

当然ながら未熟なのは技術面だけではありません。
数多くの失敗を繰り返してご指導いただきながら、新入社員として社会人の基礎能力を身につけていく必要があります。

撮影や編集の技術を基礎から磨かなければならない一方で、報連相やマナーといった会社の一員として働くための技能も習得する必要があり、とにかく必死にかじりつきながら業務にあたっています(笑)
さらに業務と並行して、全研本社の新卒の登竜門であるIT用語テスト・タイピングテストの対策や練習をしていました。

入社前は漠然と「仕事は大変なんだろうな、がんばろう」などと考えていました。
しかし、社会人になってみると、がんばる以前に基礎的な能力が足りていない、仕事に打ち込む前にそのベースを築けていないと思い知らされました。

タスク管理能力はその最たるもので、いつも「あれどうなったの?」と先輩から確認をいただいてしまう日々でした……。

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けれども、上長やメンター、そして先輩方のアツいサポートのおかげで、無事にテストに合格することができました!
仮配属中にやり遂げられた貴重な成功体験の一つです。
IT用語テストについては後ほど詳しくお話いたします。

業務を通じて感じた責任・緊張・達成

映像制作(VI制作8課)の部署ではどんな仕事をしていたのか、もう少し詳しくお話いたします。

現在コロナの影響を受け、YouTube LiveやZoomなどのプラットフォームを使った生配信が流行っています。
全研本社でもすでに配信のイベントを何度か実施しています。
動画にまつわる仕事はすべてVI制作8課の担当領域です。

私は、配信案件の準備や当日のスイッチング系のオペレーション(配信される画面自体を切り替える、まさに中心の役割です!)を主に担当しました。

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数回繰り返して仮配属の終わりの方こそなんとか形にできるようになったとはいえ、最初はかなり危うい状態でした。
とある配信イベントについての打ち合わせで「これは瀬野が担当だから^^」と指名をいただき、突然やって来た大きな責任に正直戸惑いました。

特に配信の場合、完成に向けて徐々にブラッシュアップする通常の映像制作と違い、ひたすら念入りに準備してあとはとにかく本番でミスらないように慎重に操作する……という、プレッシャーの塊のような業務になります。

まだ仮配属中の身でありながら、このような重要なポジションとミッションを与えていただいたことは光栄でした。
その一方で、失敗はリアルタイムに反映される生配信のため、非常に恐ろしかったです。

ですが、事前準備の大切さやクライアントと協力して作品を作り上げるためのコミュニケーションの取り方、チームメンバーに依頼する要件のまとめ方など、業務を進める上で大切な多くのことを学べました。

立ちはだかるテストの壁

さて、新卒の就活途中でこのブログを読んでくださっている方は(おそらく)お待ちかねかと思います。
ここからはIT用語テストとタイピングテストについてお話します。

シンプルに言って、大変です。

勉強のモチベーションをどこから持ってくるか、それがテストに合格するためのカギになります。
僕の場合は、「成果を出していない人の意見は通らない」、そして「頑張り続けた先に何かがあるのではないか」という考えを持ち、勉強に取り組んでいました。

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前者は、自分に意見があったとしても努力や結果が伴わない限り、意見を口に出したところで説得力がない、という考えです。
指示されたことをやりきらなければ、最低限のラインに立てない。
何か言う資格はないという考えのもと、仮配属期間中は「ひたすらにやる」を実行できました。

後者は、自分の視野の狭さ、視座の低さを認識するという考えです。
一見、ただ苦しいだけと思うような勉強であっても、その裏に確かな意味があるからこそご指導いただいているはずです。

今の自分には見えないが、将来的に何らかの役に立つのだろう、何かの評価に繋がるのだろう。
そう信じるしかないのだから今は突っ走るだけ、と考えながら勉強に取り組みました。

ただし、これらはあくまで動機の根幹で、いわば火種でしかありません。
そこから発生するモチベーションを維持・向上させてくれたのは、上長・先輩たちのサポートでした。

本来テストに向けて勉強をするかどうかは私個人の問題ですが、周りの先輩たちが勉強の習慣づけ・進捗の確認・模擬テストの作成や採点・そして本番前の激励と、様々な支援をしてくださいました。

そのような温かいご指導のおかげで、火種を燃やし続けることができ、テスト本番まで駆け抜けられたのです。

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ただ、タイピングテストは無事に目標達成したのですが、IT用語テストでは合格とはいえ上長やメンターと目標にしていた点数を達成することができませんでした。
唯一にして最大の心残りとなりましたが、同時にそれだけ全力で準備してきても本番でミスや抜け漏れが発生する可能性があるのだと知ることができました。

テスト勉強で知識を得るだけではなく、このように自分の性格・性質や能力を分析する良いきっかけになりました。

勉強していた当時の私には理解できなかった、「意味」が確かにそこにあったのです。

得意分野を離れての挑戦

9月の本配属から、私はメディア運用を担当する部署であるCSへと配属されました。
CSでは、クライアントの利益のためにひたすら数字を追い、我々の成果物が最大限にその効果を発揮できるよう常に最適化していくという業務を行っています。

これまでWebサイトの運用に関わった経験はありません。
HTML/CSSやWordPressなどには触れてきましたが、完成品のサイトができた時点で満足していました。

CSでは、完成したサイトがどのような人にどれくらい閲覧されているか、どのページが人気なのか。
何よりも、実際のクライアントの成果につながっているのか。

それらを分析し、状況に合わせて改善するための施策を考えるという、全く新しい領域に関わらせていただいています。

実はCSへの本配属は、自分で希望しました。

インターンや仮配属での頑張り、そして前述のテストでの結果を評価していただいたのだと思いますが、松島取締役が「瀬野くんの配属は、瀬野くんの希望を聞こう。」と言ってくださったのです。
非常に驚き、悩み事が増えるという嬉しい悲鳴でもあり、そんな中で希望を出しました。

CSを希望した理由は、純粋に新しい分野の知識や技術に触れたかったこともあるのですが、数多くのメディアを作ってきた全研本社が持っている大量のデータに直に触れて学べる点、そして実際にユーザーや検索エンジンの反応を見ながらPDCAを回すという点に、ワクワクと挑戦のしがいを感じました。

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▲先輩社員の皆さんにおすすめされたSEO関連の書籍です。

映像制作をきっかけに出会った全研本社ではありますが、自分が持っていた得意分野を離れ、新たな挑戦が始まりました。
自分で選んだ道ではありますが当然緊張していますし、今はまだ右も左もわからないため、正直に言うと怖いです。

しかし過去の自分もこう言っています。

・不足する点が多くあれど、逆に自分しか持っていないものもあるはずだ
・失敗するたびに経験値が貯まるし、サポートしてくださる方もたくさんいる
・「挑戦を恐れず、フットワークは軽く」を目標に

これらの考えは、今でも変わりません。

仮配属期間が終わりました。
具体的な見返りがなくても、今の自分には未来の変化が見えなくても、【とにかく走る】という事が自信にもなるのだと学べた貴重な期間となりました。

入社から半年も経っていないのに配属先に選択肢をくださり、更には臨時昇給し、ついでにそのことを全体に公開してしまう(!)のも、【全研らしさ】なのかも知れません。

今後も自分の成長に期待しつつ初心を忘れず、全力で努力して参ります!

以上、20卒の瀬野でした。