こんにちは、バリューイノベーション事業部 営業の堀内です。
今回は部活の様子をお伝えしようと思うのですが、とにかく話したいことがてんこ盛りです。

この度…行ってまいりましたよ!全研トライアスロン部&最強のjo部メンバーによる、富士五湖ウルトラマラソン!!!

感動のその先へ…ウルトラマラソン参加レポート!!メイン画像1

感動のその先へ…ウルトラマラソン参加レポート!!メイン画像2

最初に…ウルトラマラソンとは?

普通のフルマラソンとウルトラマラソンは何が違うのか。それは、圧倒的に距離が違います。
その距離なんと100km!! とうとうここまで来たか!
フルマラソンでは満足出来ず、エントリーしちゃいました。


▲こちらがコースマップです。

今回は笑いあり涙ありのウルトラマラソンの様子を前日編と当日編に分けてご紹介します!

チャレンジは突然に

そもそもなぜ、このウルトラマラソンにエントリーをしたかといいますと。
…最初は軽い軽ーい気持ちだったんです。。。

全研ではこれまで、有志で集まったメンバーでフルマラソンの大会に参加してきました。そして、昨年からは全研トライアスロン部も発足。

昨年の初レースの様子はこちら↓
灼熱!初めてのトライアスロンレポート

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こうして運動大好きな全研ランナーたちが着々と経験を積む中で、マラソンよりも過酷な100kmウルトラマラソンというものがある…という情報を耳にしたのです。
私は「100kmなんて走れるわけがない…」と内心では思いましたが、我々の最終目標は…水泳・自転車・マラソンで226kmを駆け抜けるアイアンマンレースの完走!
そのためにはウルトラマラソンの経験はなくてはならない!と思ったのです。

社内で声をかけてみると、一度は走ってみたいという14名の猛者が集まりました!
100kmコース以外にも70 kmコースもあるため、各々自分が挑戦したい距離にあわせてエントリー。

さあ、メンバーも出揃ったところで練習のスタートです。
マラソンは9割が準備。板橋cityマラソンも通過点のひとつとして参加し、走り込みを続けました。

メイン画像

run_g前日編run_g ついに富士に向けて出発!

そしてやってきた2019年4月。とうとう出発です。
本番は朝早くから走り始めるため、前日のうちに大会場所まで移動します。

バスターミナルに集合すると、なにやら動きが。
出発を見送るために集まったVIメンバーたち。その中の一人で、安藤シニアマネージャーの部下である営業アシスタントの高橋さんが、なんとこの日お誕生日だったのです!皆でサプライズのお祝いをしました。

高橋さんサプライズ

…と思ったら、高橋さんもバスに乗り込み、何故かそのまま出発??

なんと、安藤シニアマネージャーへの逆サプライズだったのです!!
高橋さんもウルトラマラソンへ参戦!誕生日のサプライズに対しての逆ドッキリというまさかの出発でした。

安藤マネージャーサプライズ
▲なぜか元気な高橋さん(左)と状況が呑み込めない安藤シニアマネージャー(右)。

駅到着

逆ドッキリも成功し、あっという間に現地に到着。
ソフトクリームを満喫して、そのまま宿へ!

宿

早めに食事を済ませて、明日の大会に備えて就寝です!
合宿感が満載ですね。

run_g当日編run_g 熱い戦いが始まる…!

いよいよ当日…。100kmメンバーは朝2時起床で現地に向かいました!
(出発の時間がコースによって異なり、100kmメンバーの方が先にスタートするからです)

大会出発

バスで現地まで向かいます。
眠い目をこすりながら会場に入ると…すでにこんなに人が!

会場1

会場2

持ち物の最終チェックをしながら、スタートまでの準備を進めます。

さて、ここからは100kmを見事完走した、バリューイノベーション事業部の君崎リーダーに話を聞きながら当日の様子をお伝えします!

君崎リーダーに聞く、100kmマラソンチャレンジ

君崎リーダー君崎リーダー
所属:バリューイノベーション事業部 営業
トライアスロンやフルマラソンの大会にも参加する全研ランナーの一人。安定した走りを見せるスポーツマン。

– それでは初めに、スタート地点に立った時の思いを聞かせてください。

君:スタート地点に立った時は、ワクワクしてました!
練習がどうとか完走できるかとか、全く考えていなくて…とにかく「イベント感」でいっぱいだったと言うか。
始まったー!楽しもう!って気持ちでしたね。それくらい盛り上がってました!

会場3
会場4
▲気合い十分!な100kmメンバー(上)と70kmメンバー(下)。

スタート1
スタート2
▲スタート地点はこんなに活気に溢れていました!

– 確かに、あの薄暗い中でスタートの準備をするのは、とても高揚感がありましたね。
スタート後はどうでしたか?

君:楽しかったですよ!前半までは(笑)
まだまだ景色を見る元気があって、こんな写真を撮る余裕も!

当日1

当日2

– 私たちが元気だった頃ですね(笑)序盤の30kmまでは何を考えて走っていたのでしょうか?

君:スタートから30kmくらいまでは、数人でワイワイしながら走っていたので、「富士山きれー!」とか、「景色いいー!」とかそんなことばかりでしたね。
序盤はまだ景色に目を向ける余裕がありました…。こんな感じで!

当日3富士山

– 撮りましたね、この写真!さて、最初の30kmまでで印象に残ってることはなんでしょうか?

君:色々あるんですが、印象に残ってるのは関門の怖さですね。
最初の関門で、菅野主任が落とされたんです。たった数秒遅れただけで!
その時に「あ、これガチだ」って思いました(笑)
ある意味、それを目の当たりにしたから完走できたのかもしれないですね。
仲間たちが一人、また一人と減ってしまうのはとてもダメージがありました。その分、何としても完走しなければ!と強く思えましたね。

– 富士五湖のコースは何が辛かったですか?

course
[出典]富士五湖ウルトラマラソン公式ホームページ

君:私の中で一番きつかったのは、50km~70kmまでの間ですね。
それまでも、もちろんきついんですがまだ余力があって、いけるなって思ってて。でも50km越えたあたりから、足が重くなって全く動かなくなったんです。
ペースを保つことができなくて、本当にリタイアしたいと何度も思いました。
途中何回も立ち止まって、関門まであと何分だろうって考えながら、とにかく目の前の目標(関門)に向かって足を進める。その繰り返しでした。
これでもかと目標の大切さを感じましたね。最初から100kmというゴールを目指すのではなく、そのために目の前の10km、30kmと一つ一つ進んでいくことで段々ゴールが見えてきたのを覚えています。

– いかにこのレースが過酷だったかがわかりますね。何km地点が思い出深いですか?

君:思い出深い地点、、、「全部」と言いたいところですが、一番はやっぱり70kmの関門ですね。
本当にこの関門の足切り時間には間に合わないかもと思っていたので、クリアできた思い出深さがあります。何より、60kmくらいで別れて私より先に走ってた堀内主任がこの関門で待っていてくれたんです。
多分、あそこで堀内主任に再会できなかったら、私は完走できなかったと思います。
それくらい気持ち的にしんどかったし、一緒に走ってくれる仲間がいることでもう少し頑張ろうと思えた瞬間でしたね~。

当日4再会

君:これが再会の瞬間です!堀内主任との再会で疲れていた気持ちが一気にふっ飛んだのを覚えてます!

当日5関門通過
▲70kmコース参加メンバーは皆一緒に関門通過!カメラに向かってナイス笑顔です!

– 大会全体を通して、一番記憶に残っているエピソードを教えてください。

君:記憶に残っているのは、90kmくらいの地点ですかね~。70kmの関門で堀内主任が待っていてくれて、そこから堀内主任が私を引っ張っていたんですが、今度は堀内主任がきつくなってしまって…ペースを合わせて走ってました。
一人で走ることがきついのは痛いほど身に染みていたので、二人なら励ましあいながら走りきれると思ったんです。
でも、「このままだと間に合わないかもしれない。どちらかだけでもゴールはしなくちゃいけない。だから先に行ってください」と堀内主任に言われました。

– 私もその時のことは忘れられないです!ここで別れることを決断したんですよね。

君:はい。完走してゴールで会おうと約束をして、私は先に行きました。正直私自身も余力があったわけではないので、完走できるか微妙なラインでした。
事実、最終関門を通過してからの残り6kmは本当にきつかったですね。
もう体力は空っぽであることは傍から見てもわかるほど…。

当日ラストスパート

君:私含めて、最後の関門を通過するランナー達はとてもキツそうに見えたらしく、頑張れ!と声をかけるのも迷うほどだったと応援の方からお聞きしました。

– それだけ全力でゴールを目指していたということですからね…。では、すべてを乗り越えて完走した瞬間の気持ちを教えてください。

君:ゴールした瞬間は、やっと終わったーって思いました。
それと同時に、応援してくれた人たちや、最後伴走してくれた赤間主任への感謝と、まだ走ってる堀内主任がゴールできるかな?間に合うかな?という気持ちと…いろんな感情が入り乱れてましたね!

ゴール1

ゴール2
▲スタートも暗かったのにゴールも暗い…長時間のチャレンジになったウルトラマラソンでした!

君:70kmのメンバーも100kmのメンバーも完走後に自然と涙が溢れ出してしまう。そんな感動のゴールでした。

– お互いに、無事完走!本当にお疲れ様でした!ぜひチャレンジした感想を聞かせてください。

君:素直に、やってよかったと思います。
それは、完走できたからとかではなく、いろんな大切なものに改めて気づかされたなと思ったからです。
諦めずに前に進み、仲間を引っ張り引っ張られ、その大切さに気づけたのです。だから、ただ「チャレンジしてよかったー」ではなく、人生で生きていくうえで大切にしなくちゃいけない思いとか、そういうことを気づかせてくれたと思ってます。
マラソンから人生感まで変わってしまうのは衝撃ですよね!ただ、それくらいゴールまでの道のりが過酷であったと思います。

– 具体的にどんなことに気づいたんでしょうか?

君:何か大きなチャレンジをする時に、一人では成し遂げられないんだなと。仲間がいるからできるんだなと。改めて強く感じました。
間違いなく、今回完走できたのは一緒にチャレンジしてくれた仲間や、応援に来てくれた仲間がいたからです。皆さんがいなければ、きっと私は50~70kmの地点で関門に間に合わないか、途中リタイアしていました。
逆に、一緒に何か目標に向かって本気で支えあえる仲間がいれば、大変なことも乗り越えられるんだなと思いました。

ラスト

– 君崎リーダー、ありがとうございました!

想像を超えた世界…ウルトラマラソンを終えて

私も100kmを走ってみて、一緒に挑戦してくれる仲間って素晴らしいと心から感じました。マラソンは個人競技ではなく、間違いなくチーム戦です。
もう無理だと思った、独りぼっちの90km地点で、菅野主任、仁科さんが一緒に走ってくれなければ完走は無理でした。

自分ではどんなに気合を入れても動かなかった足が、不思議と仲間の声で動くんです。
極限状態でこれを体験したので、心からそう思っています。

一緒に走る仲間、応援してくれる仲間がいるから頑張れる!そんな最高の一日でした。
次の日、感動で思い出し泣きをしたメンバーがいたとか。

ぜひ、ご興味ある方は全研jo部までご連絡ください。お待ちしてます(笑)